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中川清徳のブログ
2012年
9月01日
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【残業代】年休は労働時間として計算するのか?

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作者: 中川清徳  2012年9月1日号   VOL.1241
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クラブ

(続きは編集後記で)


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【残業代】年休は労働時間として計算するのか?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   読者から質問があるそうですね。

中川:はい、久しぶりの質問です。
   匿名とします。

(引用開始)

中川先生 
大変お久しぶりです。残暑続いていますが、体調など崩していませんか?
こちらの老人ホームではお年寄りのいるスペースは涼しいのですが、
管理棟は30度超えたら27℃設定の冷房を入れるルールで、
扇風機併用でなんとか過ごしています。
 
さて、早速ですが質問があります。
当法人では年間休日○○日ということで、土日祝日関係なく
勤務しています。もちろん残業や休日出勤もあります。
週40時間や1日8時間を超えた場合は割増し分を支給して
いますが、

1.その年次有給休暇日分(8時間)は
週40時間の勤務に含まれるか否かを、教えて下さい。
それによって残業手当(割り増し分)を付けるか付けないかが
変わりますので。
もし含まれない(休日となる)としたら、週1回の法定休日として
認められるのでしょうか?(当法人は決まった日が法定休日でなく、
週1日あればそれが法定休日としているので)

2.また年次有給休暇を取った日に、1時間だけ勤務した場合は
週40時間内であれば割り増し分無しの給与支給で良いのでしょうか?
加えて1.の法定休日なる場合は、休日労働手当として135%支給すれば
良いのでしょうか?

3.年次有給休暇に支給される給与に、通勤手当は含まれるのでしょうか?
残業や休日出勤の割り増し分にはもちろん含めていません。
 
もしかしたらいつものニュースレターに情報がすでに掲載されて
いたかもしれません。単純な疑問なのですが、どうだったかが
思い出せません。暑くて脳がやられているのだと思います。
ご教示をお待ち申し上げます。
(毎日のニュースレターでのお返事でもかまいません)
 
(引用終わり)

丸文字数字は使えないメルマガの仕様なので一部修正しています。


社長:私も知りたい質問ですね。
   1.の年休は残業代の労働時間として扱わなければならないの
   ですか?

中川:1週で40時間を超えたら割り増し賃金の支払が生じるのです。
   その1週に年休があったら労働時間として計算しなければ
   ならないのかという質問ですね。

   年次有給休暇は労働を免除することなのです。
   したがって、年休を取得した日は労働時間とはなりませんから
   週の労働時間の計算に入れる必要はありません。

社長:なるほど。

中川:それから、年休を取った日を法定休日として扱ってよいか
   という質問です。
   これは労働時間でなければ休んでいるのだから法定休日と
   してよいかという考えです。

   気持ちは分かりますが、残念ながら法定休日は法定休日、
   年休は年休です。法定休日と年休を同一に扱うことは
   許されていません。

社長:仕事を休んでいることは一緒なのに...。
   次の2についてはどうなんですか?

中川:年休を取った日に1時間だけ労働した場合の割増し賃金
   はどうしたらいいのかという質問ですね。

   法律論からは1時間労働した日は年休の取得は無効に
   なります。
   その理由は年休は0時から0時までの24時間労働を
   免除するものだからです。

   だから労働した場合はそもそも年休が成り立たないのです。
   しかし、国は半日年休や1時間単位年休認めています。
   時代が変わりました。

社長:へえ、本来はだめなのですか。

中川:しかし、現場はそう固いことを言っても困りますよね。
   法律は守らなければなりませんが、半日年休は時間年休
   もOKの時代になりました。

   だから1時間労働も問題にならないでしょう。(確約は
   できません)

   年休取得日の1時間は8時間を超えていませんから
   割り増し賃金は不要です。ただし、週40時間を超えたら
   割り増し賃金が必要になります。

社長:次の3はどうなんですか?

中川:年休のときの給料に計算に通勤手当を含めるかという
   質問ですね。

   通勤手当は一般的には月額で決めているので年休に
   含めるかどうかが問題となることはありません。

   たぶん、1日○○円として支給されていることでの
   質問だと推測します。
   
   年次有給休暇を取得した場合の賃金は、「所定労働時
   間を就労した場合に支払われる通常の額」とされてい
   ます。

   通勤費は出勤することで払うわけですから、払わなく
   ても違法ではありません。

社長:なるほど。


(中川コメント)

1.年休と法定休日は別のものです。

2.年休日の労働は8時間を超えなければ割り増し賃金は不要です。

3.年休取得日の通勤手当は支給しなくても違法ではありません。

 

今日はここまで。では、またあした。


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    編集後記      
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クラブ

 日本にはなくて米国や英国にはあるものの一つに「クラブ」 がある。
日本にはキャパクラがあるではないかと言う御仁は、以下の話をじっく
り読んでほしい。

 ピ力ピ力のロールスロイスがクラブの玄関前につけた。ロールスロイ
スのドアを開けようと階段を駆け降りる途中で、慌てるあまり足を踏み
はずして転んでしまったドアマン。

 それを見た支配人がドアマンに注意した。
「そんなところでよろけていると、クラブの会員だと勘違いされるぞ」

(これが本当のジョーク世界一 より 天満龍行編著 アカデミー出版)


では、また明日お会いしましょう!!


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