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中川清徳のブログ
2013年
9月13日

【横領】出向先で横領した場合の出向元の責任

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年9月13日号   VOL.1627
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ヘッドスライディングは走り抜けるよりも遅い?

(続きは編集後記で)


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【横領】出向先で横領した場合の出向元の責任

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   当社には経理担当として出向させている従業員がいます。
   もし、その従業員が金銭横領をした場合の当社の責任はどうなりま
   すか?

中川:それは出向先との出向契約書によります。

社長:出向契約書では、「出向者が法令または出向先の規則等に
   違反したことで損害を与えた場合はその損害額を賠償する」と
   なっています。

中川:であれば、もし出向者が金銭横領をしたらその損害額を
   賠償しなければなりません。

社長:全額ですか?

中川:それは状況によります。

社長:どんな状況であれば全額賠償しなければならないのですか?

中川:出向先の会社の管理に落ち度がないばあいです。

社長:落ち度がないとかどのような状況ですか?

中川:一概に言うことは難しいです。
   たとえば、不正を防止するような方法をとっていなかったら
   出向先に落ち度があります。
   きちんと不正防止の手を打っていたのですが、その裏をかくような
   悪質な場合は落ち度がないといえます。

社長:不正防止の手を打つとはどういうことですか?

中川:金銭横領の場合は定期的に監査をすることが考えられます。

社長:監査はだれがするのですか?

中川:上司や社内の監査部門、あるいは会計事務所などが考えられます。

社長:社内の監査部門などはありません。

中川:そうですね。
   中小企業の場合は会計事務所に依頼するのがいいでしょうね。

社長:会計事務所に依頼すると料金がかかるのでは?

中川:それは会計事務所によるでしょう。
   ひょっとしたら契約の範囲内で実施してもらえる事務所も
   あるかもしれません。
   しかし、重要なことなので対価を払って監査してもらうのが
   いいでしょう。

社長:会計事務所と出向者が示し合わせて横領をすることも考えられます。

中川:もし、それが発覚したら会計事務所は閉鎖に追い込まれるでしょう。
   そのようなリスクを冒すとは考えにくいです。
   しかしそのようなこともありえます。

社長:それでも、当社の出向者の金銭横領に対して損害賠償をしなければ
   ならないのですか?

中川:そのような会計事務所と契約していることは出向先の落ち度が
   あるかもしれません。
   その場合は過失責任が相殺されますので、全額の賠償はしなくても
   すむかもしれません。
   しかし、出向者が意図的に要領しているのですから、その責任が
   ありますので、賠償責任は免れません。

社長:分かりました。
   経理担当の出向者は出向期間を長くしないほうがいいですね。

中川:そうですね。
   監査体制が甘いと出来心を増長させるかもしれません。
   早めに芽を摘むのがよいでしょう。


(中川コメント)

 本日の記事は「名古屋鉄道事件 平25.5.8 名古屋地裁判決」を
参考にしました。
事件は、約9千万円の横領が発覚して一部返済したが、未返済金が
約6000万円あまりあり、その賠償を出向先が出向元に求めたものです。
この事件は出向先の監査が甘い(たとえば証拠書類が提示されなくても
強く求めなかった、決算書を見れば不正が見抜けた)ことから出向先の
過失責任(出向先は厳しく監査しなかった落ち度がある)があるということ
で、出向元は約6000万円の半額(約3000万円)は出向者と連帯で賠償せよ
との判決でした。

 あなたの会社の出向者はどうなっていますか?

 

今日はここまで。では、またあした。


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    編集後記      
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ヘッドスライディングは走り抜けるよりも遅い?

 高校野球では、1塁へヘッドスライディングする選手もいるが、現在の
野球界では、「すべるよりも、駆け抜けたほうが速い」というのが通説に
なっている。だから、プロ野球では、-塁へヘッドスライディングする選
手はほとんどいない。

 ところが、じっさいにタイムを計って比べてみると、かならずしも駆け
抜けるほうが速いわけではないことがわかった。

 6人の高校生のタイムを計った結果によると、1回目は、6人中4人が駆け
抜けたほうが速かった。ところが、2回目になると、6人中4人が、ヘッド
スライディングをしたほうが速いという結果になったのである。

 ヘッドスライディングと駆け抜け、どちらが速いかは、どうやらヘッド
スライディングが上手か下手かに関係するようだ。ベースの手前4、5メー
トルから、空中を飛ぶようにダイブし、なめらかにすべれば、ヘッドスラ
イディングのほうが速くなる。

 ところが、本人はダイブしたつもりでも、ヒザから落ちたり、うまくす
べられなかった選手は、当然ながら駆け抜けたほうが速かった。6人の高
校生のタイム測定でも、1回目より2回目のほうが、ヘッドスライディング
のほうが速いという人が増えたのは、すべり方が上達したためだろう。

 もっとも、高校野球でも、一塁へのヘッドスライディングに否定的な指
導者が多いことに変わりはない。それは、ヘッドスライディングによって、
指をケガする危険性が高いためだ。じっさい、ヘッドスライディングで突
き指をしたり、指を骨折するケースは少なくない。そのため、強豪校ほど、
-塁へのヘッドスライディングは禁止、なかでも投手は厳禁というチーム
が多い。

(退屈知らずのすべらない雑学 河出書房新社刊より)

では、また明日お会いしましょう!!


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