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中川清徳のブログ
2017年
6月14日
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 【解雇】支店長が決済なしでパートを正社員にした

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 【解雇】支店長が決済なしでパートを正社員にした
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   A支店長のことで相談です。
中川:はい、なんでしょうか?
社長:A支店長はBパートさんを勝手に正社員にしました。
中川:はい。
社長:で、Bさんの給料を15万円/月だったのを22万円/月にしました。
中川:どうしてですか?
社長:A支店長によるとBさんは正社員より能力があるので
   正社員にしないとバランスがとれないと言うのです。
中川:勤務時間はどうなりましたか?
社長:5時間勤務から8時間勤務に変更になりました。
中川:そうですか。
社長:A支店長は、正社員にしたとところで、Bさんを配置転換しました。
   A支店の総務に。
中川:はい。
社長:総務は、現状の人員で十分です。
   Bさんには、これっといった仕事がありません。
   それで、BさんはA支店長に仕事を与えるように言いました。
   しかし、忙しすぎて具体的な指示ができません。
中川:それは問題ですね。
社長:給料は他の女性正社員により高いのです。
   しかも、従来どおり5時間勤務で退社することも頻繁にありました。
中川:へえ、給料は減額したのですか?
社長:減額していないのです。
   理由を聞くと、もともとパートで入社したのは、家庭の事情が
   あるからです。
   で、A支店長はBさんが正社員になっても、都合があれば
   5時間で退社しても良いと説明をしていました。
中川:それはむちゃくちゃですね。
社長:その支店ではBさんはA支店長の愛人ではないのかとのうわさが
   流れていました。
中川:うーん。
社長:で、Bさんを元のパートに戻そうと思うのですが、問題ありますか?
中川:Bさんに雇用契約書を提示したのですか?
社長:はい、A支店長が作成しています。
中川:であれば、Bさんが同意しないとパートに戻すのは難しいですよ。
社長:そうなんです。
   Bさんはこのことを感じて、A支店長に抗議しました。
   正社員にしてもらったが、仕事を与えてもらえず、変なうわさ
   まで流されている。
   パートに戻すなら訴えてやると言うのです。
中川:大変な事態になりましたね。
社長:A支店は30人の主力拠点です。
   ある程度、現場に任せています。
   その結果がこのような事態になりました。
中川:訴えられないようにBさんと話し合う必要がありますね。
   A支店に任せておけば、ますます話がこじれる可能性があります。
   総務部長が調整に乗り出した方がいいでしょう。
社長:仕事は任せなければやる気を失います。
   しかし、それが裏目にでました。
中川:そうですね。
   勘違いしないように、決済の範囲をルール化しておきましょう。
   たとえば、
    ・5時間までのパートは支店決済OK
    ・パートでも6時間以上であれば、本社決済
    ・正社員は当然のこと、本社で手続きを経て採用
   などですね。
社長:今回は懲りました。
   決済の範囲をルール化します。

(中川コメント)
採用を支店に任せ放しは問題が起きかねません。
しかも、この事例は支店長の恣意が原因です。
ある会社の支店では、パートが3年以上働いたら正社員にすると日常的に
話していました。
それを受けて、勤続が5年になったパートから正社員にするように
支店長に要望を出しました。
本社の総務は寝耳に水状態になりました。
結局、今回限りとして、希望者にたいして採用試験をして正社員と
しました。
支店長は退職願を出しました。
有能は支店長だっただけに惜しまれました。
会社としては断腸の思いで、退職を受理しました。
あなたの会社の採用手続きはどのようになっていますか?