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中川清徳のブログ
2017年
6月18日

 【労災】出向先に責任がある

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「こんなものいらない」......ロシア人
(続きは編集後記で)

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 【労災】出向先に責任がある
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   出向先に労災責任があると聞きましたがどういうことですか?
中川:はい。
   Aさんは管理職として出向しました。
   そしてAさんがうつ病になって自殺しました。
社長:お気の毒ですね。
中川:で、遺族が損害賠償を1億2685万円請求しました。
社長:1億円ですか...。
中川:Aさんは平成12年11月に「抑うつ神経症」と診断され
   平成13年1月には「幻覚妄想に支配された亜混迷状態」
   と診断されました。
   その年の8月にメモを残して自殺しました。
社長:自殺をするほどとはつらかったでしょうね。
中川:うつ病になった原因は長時間労働でした。
社長:何時間くらいだったのですか?
中川:Aさんは管理職なので労働時間が分かりませんでした。
   それで部下の労働時間から月に108~150時間程度
   の残業をしていたと推定しました。
社長:ドキ!
   当社にも、たまに100時間を超える社員がいます。
中川:月100時間の残業は毎日5時間近くとなります。
   仮に18時が終業時刻だとしたら退社が23時です。
   
社長:寝るだけのために帰宅する状態ですね。
   まずいですね。
中川:そうですね。
   それが状態として続けば精神的に追い込まれることも
   ありえます。
   自殺は業務との関連があるので労災と認定されました。
社長:そうですね。
   で、Aさんは出向していたので出向先の会社に責任があると
   いうのですね。
   でも、出向元にも責任はあると思いますが。
   当然、長時間労働をしていたことを知っていたのでしょうから。
 
中川:そうです。
   Aさんの場合は出向元は日常的な労働環境や
   健康状態を把握することが困難であったから責任はないと
   いうことになりました。
   つまり知らなかったということです。
社長:ふーん。
   納得できませんね。
   出向させたらそのままで知らないとは。
   どんな働きぶりをしているかは時々確認すべきだと思いますが。
中川:そうですね。
   社長のおっしゃるとおりです。
   そうすれば出向元が労働時間の改善について出向先に
   相談できた可能性があります。
社長:遺族は納得しないでしょうね。
中川:詳細は分かりません。
   損害賠償は約8800万円となりました。
社長:当社の出向者について、時々状態を確認します。
中川:そうですね。
   それがいいです。

(中川コメント)
うつ病自殺は出向先の安全配慮義務違反となった「JFEスチール事件
平成20年12月8日 東京地裁」の判決を参考にしました。

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    編集後記      
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「こんなものいらない」......ロシア人
厳しい改革を進めている中・東欧諸国にとって、旧ソ連が
うらめしく思えることもあるようだ。各地に似たようなジョ
ークがある。
ある寒い日にワルシャワ近くの川の岸辺で、ポーランド人
とロシア人と日本人がウオッカを飲んで酔っ払っている。
気が大きくなった日本人が、毛皮のコートを脱いで、こん
な古いものはいらないと言って川へ投げ捨てた。
ロシア人は思い余った末、こんな古いものはいらないと言
って毛皮の帽子を川へ投げ捨てた。
これを見たポ--ランド人は、こんな古いものはいらないと
言ってロシア人を川に放り投げてしまった。
(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)

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