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中川清徳のブログ
2015年
5月18日

 【マイナンバーショック 競馬場編】北見昌朗

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作者: 中川清徳  2015年5月18日号   VOL.2262
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[トマス・エジソンの名言・格言|独創性を生み出すには]

(続きは編集後記で)


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 【マイナンバーショック 競馬場編】北見昌朗
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 中川の先生である北見先生のメルマガを全文転載します。

(引用開始)

マイナンバーショック
競馬場編

万馬券に翻弄された男の人生
マイナンバーさえなければ...

◆マサカの万馬券

男の眼が、一点を追っていた。
追って、追って、追っていた。
まるで自分が走っているかのような興奮に駆られた。
視線の先にいたのは馬である。
そして、歓喜がやってきた。
オッー オッー オッー
男が両手を挙げた。
マサカ、マサカ、マサカの瞬間だった。
レースが終わると、案内が流れた。
「ただいまのレースは1着、バンナイマ。1000倍」
男は改めて馬券を見た。1万円という金額だった。つまり1千万円と
いうオカネを手にした瞬間だった。
男は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。そして、先ほどからの興奮を
他人に知られまいと、平静を装った。
男がすぐ駆け込んだのはトイレだった。あまりの興奮で、思わず失
禁してしまった。
ようやく息ついた男は、競馬場の馬券売り場に行った。そして、万
馬券を出した。ところがフロントの年配女性が、こんなことを言っ
てきた。
「あなたのマイナンバーを提出して下さい。それから本人確認資料
も必要です」
男は思わず「ハア?」と答えた。男はこれまでも馬券でオカネを手
にしてきたが、そんなことを言われたことがなかった。
201◯年から、競馬場の運営方針が変わり、10万円以上の馬券にはマ
イナンバーの提出が必要になったのだ。
男はしぶしぶマイナンバーと運転免許書を出した。
フロントの女性は
「確定申告の必要がありますので、よろしくお願いします」
と言った。
男はこれまで確定申告なんてしたことがなかった。だから意味もわか
りかねたが、一応「ハイ」と答えた。
オカネは現金でその場で渡された。
競馬場を後にした男が向かった先は歓楽街だった。生涯二度と経験で
きないような豪遊を重ねた。


男の名前は、名護夜旨男と言う。
仕事は非正規の工場労働者だった。名古屋市西区在住。48歳。
趣味はもっぱら競馬で、中京競馬場によく通っていた。

◆万馬券は雑所得?
男は、興奮が少し冷めた頃、地元の名古屋西税務署を訪れた。
「あのー、確定申告って、どうやるんですか?」
と質問した。
税務署員は、みすぼらしい男のみなりを見ながら、
「何のご用件ですか?」と聞いてきた。
男は事情を説明した。
税務署員は、
「それなら、雑所得になりますので納税が必要です。必要経費を覗いた
所得を申告して頂きます」
と、言った。
男は「必要経費?」と聞き返した。
税務署員は、冷たく言い切った。
「つまり1千円の馬券だったのですよね。それが必要経費で、残りは所得
です」
これには男が怒り出した。言い分はこうである。
「オレはこれまで競馬で何百万円も使ってきた。先行投資だったのだから、
それが経費だ」と。
何度も何度も強調した。
だが、税務署員はニヤッと笑いながらバッサリと切り捨ててきた。
「必要経費は馬券分の1千円です」
ガックリとうな垂れた男は、結局納税に同意するほかなかった。

◆マイナンバーのおかげで妻に万馬券がバレる
興奮の万馬券から少し経った頃である。
男の妻が小学校に呼び出された。
行ってみると、事務員の男性が待っていた。要件は給食費の滞納だった。
男の家は、給食費を滞納していた。長男は1度も払わずに小学校を卒業した。
次男は5年生だが、一度も払ったことがなかった。
「非正規の仕事だから収入が低くて払えない」というのが理由だった。だか
ら妻はその日も、そのように言い張ろうと考えていた。
だが、事務員は思ってもみなかったことを言い出した。
「おたくさまのご主人は大きな収入があったみたいですね」
と切り出してきたのだ。
万馬券のことなど何も聞かされていたなかった妻は、
「ハア?」
と答えた。
事務員はニヤッと笑いながら、
「ご主人は競馬がお好きなのですね。確定申告によりますと、1千万円もの
所得があったとか...」
これには、妻が絶句した。万馬券どころか、夫が競馬場に通っていたことさ
え知らなかった。夫は以前、競馬に狂って借金を作ってしまった。危うく離
婚するところだったが、もう二度と競馬をしないという誓約をして、離婚を
免れた経緯があった。妻はカッとなるのをこらえた。
給食費の件は、小学校にそこまで把握されてしまうと、もう言い逃れは出来
なかった。過去に溜まった分も含めて給食費を払うことになった。
男が家に帰ると修羅場が待っていた。逆上する妻は男に向かって吐いた。
「そのオカネはどうしたの?」
「も、もう、実はそれほど残っていない。使っちゃって...」
妻は即座に夫を平手打ちにした。そして、睨み付けた。
「あれほど約束したじゃない。もう二度と絶対に競馬はしないと。どういう
こと?」
男の針のムシロは、それから毎日続くのであった。

◆住民税が翌年やってきて...
あぶく銭は、しょせん、あぶく銭である。
男は万馬券で得たオカネをすぐ使い果たしてしまった。
妻から、また競馬をしたら離婚するという最後通牒を突き付けられてしまった。
お小遣いも大幅に減らされたが、それに対して文句など言える立場ではなく、
節約に節約を重ねるほかなかった。
昨年の万馬券のことなど忘れ去ろうとしていた時、地元の市役所から一通の封
書がきた。何かと思って開けてみたら、住民税の請求だった。その金額は100万
円以上。
男はその請求額を見て卒倒してしまった。
「こんな税金払えるわけがない。だいたい、なぜ今頃税金なのか?」
と、怒りが込み上げた。そこで、すぐ市役所に怒って電話をした。市役所の職
員は、電話で伝えてきた。
「前年の所得に対して住民税は課税されます」
男は住民税の仕組みを知らなかったのだ。まさか昨年の万馬券の所得に対する
住民税を今年払わなければいけないとは...
「どうしよう?」
オトコは途方にくれた。困り果てた男は妻に事情を説明した。
話を聞いた妻は、怒りで眼が燃えた。あまりに恐ろしい形相に、男はゴクンと
唾を飲み込んだ。
「あの時、当たらなければ、こんなことにならなかったのに...」
男はもはや自らの不運をかこつほかなかった。

(引用終わり)


(中川コメント)

 本日の記事は北見昌朗先生の許諾を得て転載しています。

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今日はここまで。では、またあした。


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