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中川清徳のブログ
2015年
7月31日

 【こころにビタミンいい話】昨日の記事の第2話 志賀内泰弘

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る7
作者: 中川清徳  2015年7月31日号   VOL.2339
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無難な話題には「エピソード」を加えるといいワケ

(続きは編集後記で)


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 【こころにビタミンいい話】昨日の記事の第2話 志賀内泰弘
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こころにビタミンいい話

「ブラックサンダー秘話(第2話)~社長の心にスイッチが入った瞬間」
                             志賀内泰弘

 第一話で、有楽製菓社長の「ちょっと価格が安いからと言って、そんなに
簡単に仕入れ先を変えてはいけません」という至言を紹介しました。ここで、
ふと頭に浮かんだのが、ダスキンの創業者・鈴木清一さんの言葉です。

「損と得の道あらば損の道をゆくこと」
口にするのは簡単です。頭でわかってはいても、経営者はついつい目先の
「得」の道を選んでしまうものです。いったい、どんな人物なんだろう。そ
の思いが募って、河合伴治社長を愛知県にある豊橋夢工場に訪ねました。

 開口一番。かねての疑問をぶつけました。すると、どうしたことか、河合
さんは、

「昭和五十一年に大学を卒業後、ドイツに留学して帰国すると父親が創業し
た有楽製菓に入社しました。その頃、うちの会社ではピーナツチョコやクッ
キーを作っていました...」

と昔話を始められました。(おや、質問とは違うけどな...)と思いつつも、話
に引き込まれました。

「いざ入社したものの父親と仲が良くなくて、一緒に居るのが辛いほどでし
た。そこで三十一歳の時、東京本社から豊橋工場へ転勤させてもらいました。
プライドが高くて負けん気も強い。ちょうど豊橋工場の業績が悪かったこと
もあり、立て直して父親に実力を見せつけて鼻を明かしてやろう、などと自
信満々で」

 ところが、一時的に売上は上がるものの、品質が維持できず、最終的には
上手くいかない。悪いことに、その原因はすべて社員にあると思っていたそ
うです。

「あいつらがダメだからだ!」

と。当然、社員の離職率も高くなる。それだけではありませんでした。本社
の父親に毎日電話で報告をする際に、何を言っても「ダメだ!」の一点張り。

 碌に人の話を聞こうとしてくれない。一から十まで、やること成すことに
すべて反対されました。面白くないのでガチャン! と電話を切ると、気が
静まるまで何本もタバコを吸う。毎晩のようにスナックに通って酔いに任せ
て憂さ晴らししたそうです。

「なんで父親と上手くいかないんだろう」
胸の内の苦しみは増すばかりでした。

 そんなある日のことでした。ある朝、自宅のトイレに入って日めくりカレ
ンダーに目が留まりました。それは奥さんが壁にぶら下げたものでした。

「人を責めると苦しいのは自分である」

 その一言を目にして、ハッとしました。

「ああ、これは自分のことを言っている」
「こんなに苦しいのは、自分がオヤジのことを責めているからなんだ」
と気づいたそうです。と同時に、心にスイッチが入りました。それまでは、
仕事が上手くいかないのを父親のせいにしていました。さらに売上が上が
らないのは社員のせい。社員がまとまらないのは工場長のせい。

 「良いことは自分のせい、悪いことは人にせい」だと。

 その日から、父親との電話での会話を改めました。いくら腹が立っても、
願いを聞いてもらえなくても
「申し訳ございません」
と答えるようにしたのです。最初のうちは上辺だけの言葉でしたが、続ける
うちに、ある変化が訪れました。父親の味方で、河合さんと反目していた工
場長が、急に仕事の相談に乗ってくれるようになったのでした。後で考える
と、
「申し訳ございません」
と言うようになったのを見て、
「おや、息子さんも成長したな」
と思ったらしいのです。河合さんは社員に対しても、上から目線での物言い
を変えました。すると驚くことが起きました。工場の社員(おばちゃん)が休
日出勤して、ピッカピカに掃除を始めたのです。さらに古い建物や設備のペ
ンキを塗り直しまでしてくれ、工場の雰囲気は一変したのでした。その結果、
業績は徐々に上がって行きました。

 以前は、一つの商品を作るのに一円でも安い業者から仕入れようと思って
いました。ある時などは、一つの商品の十種類の原料すべての仕入れ業者を
入れ替えたりもしました。お金がすべてだったわけです。ここで気づきまし
た。

「今まで助けてもらっていたのに、私は感謝の気持ちがなかった」
と。スーパーなどにセールスに行くと、多くの場合安く買い叩かれます。
それが嫌で仕方がなかった。でも、よくよく考えると、自分も仕入れ業者に
対して同じことをしていたことに気付いたのです。それを境目にして、相手
の立場を考えるようになりました。大手商社が砂糖を
「もっと安くしますよ」
と言って来ても、お断りするようにしたのです。

「取引先は仲間であり、うちが儲かったために、相手が損をするようではダ
メなんです。お互いに儲からないと」とも。

「売り手も買い手も五十対五十というのがポリシーです。仕入先から接待で
飲みに行こう、と誘われても、こちらが支払うようにしています。万一奢ら
れてしまったら、次は自分が払う。お中元・お歳暮も遠慮しています」
と河合さんは言います。

 ここでようやく、伊藤香さんが叱られたという「セロハンテープの仕入先
変更事件」の謎が解けました。目先の利益を追いかけない。それが永続的な
成長の根本なのです。ブラックサンダーという大ヒット商品は、ここから生
まれたのです。

え?!
まだブラックサンダーを食べたことがないですって? そんな方は、今すぐ
コンビニへ! 三十円で元気と幸せを味わえます。


(中川コメント)

 本日の記事は許諾をいただいて掲載している
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動の月刊紙「プチ紳士からの手紙」から
です。
「プチ紳士」活動に関心のある方は下記をのぞいてみてください。
http://www.giveandgive.com/


今日はここまで。では、またあした。


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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

→ http://form.mag2.com/sufraegepr


ご感想、ご意見をお待ちしています。この様式で質問をされた場合は
回答しかねる場合があります。

→ http://form.mag2.com/stewiobour


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    編集後記      
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無難な話題には「エピソード」を加えるといいワケ

 いちばんあたりさわりのない「とっかかりの会話」のネタといえば、やは
り「気候と天気」だろう。老若男女、親しさの度合いに関わらず、始まりの
ネタとしては申し分がない。ありがたいことに、日本には四季の変化がある
ため、同じ気候と天気のネタであっても無理なくバリエーションをつけるこ
ともできる。

 製パン店を営むKさんは、お客さんとの一瞬のコミュニケーションのため、
常に「気候と天気」の話題を一言添えるようにしているという。カウンター
でお客さんが買ったパンをパッケージするときが、そのタイミングだ。

 春先なら、「大分、暖かくなってきましたね」。

 台風一過のような快晴の日は、「今日は、いいお天気になってよかったで
すね」。

 雪の情報があれば、「寒いですね。明日は雪が降るそうですねえ」。

 すると、たいていはこの一言に対してお客さんは一言答える。
「そうですね」
「昨日の台風はホントにすごかったですね」
「本当に、雪降るんですかねえ...」

 この程度の短い会話でも、互いに笑顔になる瞬間、その場がなごむ。

 さて、私たちが日常的な会話で「気候と天気」のネタを使う場合、今度は
「そうですね」
「よかったですね」だけの返答で終わらせない気配り、つまり話題を途切れ
させないための気配りも必要となる。そこでコツだが、気候と天気に「季節
の話題」を何か一言プラスしていく。たとえば、
「大分暖かくなってきましたね。そろそろ花粉症の時期ですが、大丈夫です
か?」
「暑いですね、ピアガーデンにはもう行かれましたか?」
の要領で、何か具体的に聞いてみる。すると、
「昨年は花粉症がひどかったんですが、今年はまだ大丈夫みたいで...」
「実は私も昨年は...」
と、会話に自然と広がりが出て来るだろう。共通の話題と出会えたら、互いに
親しみを感じ、初対面のトークもぐっと展開しやすくなる。

 5月なら「ゴールデンウィークの過ごし方」、9月なら「読書や映画の話題」
など、一年12か月、季節ごとの話題のカレンダーを持っていると、人間関係は
どんどんよい方向に広がっていく。

(人間関係大事典 青春出版社刊より)


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