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中川清徳のブログ
2016年
1月29日

【労働時間】朝礼は労働時間になるか?

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現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2016年1月29日号 VOL.2542
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魚は氷の中でも生きられる

(続きは編集後記で)


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【労働時間】朝礼は労働時間になるか?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   弊社の朝礼は始業前に10分程度行っています。
   この朝礼が大変有効で、従業員の応対が良いとお客からも評判が
   良いのです。

中川:朝礼は大切ですね。

社長:それで、今後も継続していくことにしています。
   大切な朝礼なので遅刻等で参加できない場合は人事考課に反映させた
   いと思っています。
   ところが、Aさんから人事考課に反映するのであれば、労働時間だか
   ら朝礼の10分は給料を払うべきだというのです。
   
中川:遅刻した場合の扱いはどうしていますか?

社長:朝礼に遅刻をした場合は給料はそのままです。つまり控除しません。
   だから、Aさんの言う労働時間ではないでしょう?
   弊社は8時30分が始業時間ですが、始業時間に間に合わない場合は
   当然のこととして遅刻した時間分は賃金を払っていません。

中川:なるほど。
   朝礼は任意参加なんですね?

社長:そうです。
   朝礼は自分を磨くためにしています。
   教育の場でもあるのですから、無料で教育を受けられると感謝をして
   欲しいくらいです。

中川:朝礼の内容はどのようなものですか?

社長:ある雑誌を輪番で読み、それについての自分のコメントを発表していま
   す。

中川:ご立派ですね。
   他には?

社長:当日の来客の連絡や、会社の行事、クレームなども伝えています。

中川:それを聞かないと仕事に支障がでますか?

社長:支障がないとは言いません。
   しかし、絶対に必要かと言われたらそうでもありません。
   そのようなことは、社内メールや掲示などでも知ることができますから。

中川:どうして朝礼に参加しない人や遅刻をする人を人事考課で差をつけるの
   ですか?

社長:それは、朝礼が大切だからです。
   私の信念でもあります。
   人生、学ばなければ進化はない!
   よりよい人物に成長して欲しいと願っています。
   そのために朝礼が良いと考えています。

中川:社長の信念なのですね。
   人は学び続けることが大切でしょうね。

社長:そうそう。

中川:しかし、人事考課で査定するのは止めてください。

社長:どうしてですか?

中川:朝礼は任意参加だからです。

社長:任意参加でがんばっている人にはそれなりに評価したいです。
   経営責任を持っている社長がそう考えるのですから、人事考課をする
   ことは違法ではないと思います。
   それとも労働基準法にそう書いてあるのですか?

中川:まあまあ、社長。
   労働基準法にはそのようなことは書いてありません。
   労働基準法では労働時間には給料を払えとなっています。
   人事考課で査定をするということは強制力が発生しています。
   つまり、労働となります。

社長:では、査定を止めればいいですね?

中川:そうですね。
   強制でない朝礼なら自由参加ですから、他の行事、たとえばソフトボ
   ール大会、新年会などと同じです。

社長:たしかに新年会に参加するかどうかは査定外ですね。

中川:朝礼をとても大切にされていますよね?

社長:もちろん。

中川:であれば、強制参加にしたらどうですか?

社長:そしたら10分間分の給料を払わなければならないではないですか。

中川:もちろんです。
   今は始業前に行っていますが、始業後に実施するのです。
   それなら遅刻をしたら給料を減額できます。
   また、朝礼への参加の熱心さを人事考課で査定できます。
   
社長:そうか...。

中川:仮に、始業後に朝礼をするとしたら給料は次のようになります。
   1500円×10分÷60分=250円/人
   御社は50人いますから
   250円×50人=12,500円/日
   となります。
   一ヶ月20日として
   12,500円×20日=25万円/月
   25万円×12月=300万円/年
   となります。

社長:年間300万円か...。
   ということは、労働分配率が50%だから
   600万円の粗利の価値ということですね。
   600万円の粗利を出すためには
   1,200万円の売り上げに相当します。

中川:そうですね。
   それだけの効果がありますか?

社長:効果は計算のしようがありません。
   しかし、それ以上の効果があると確信しています。
   朝礼を強制参加とすれば、より効果的なこともできますね。

中川:始業前で賃金が払われない朝礼は評判が悪いです。

社長:分かりました。
   検討します。


(中川コメント)

 朝礼は始業前に行っている会社が少なくありません。
強制参加であれば賃金の支払いが必要です。
任意参加であれば賃金の支払いは不要です。
任意参加としていても、人事考課の査定に響くとか、参加せざるをえない
ような状況にあれば賃金の支払いが必要になります。
 朝礼は必要なコストだと考えて、始業後に実施することを推奨します。


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    編集後記      
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魚は氷の中でも生きられる

 魚は氷の中に閉じ込められて、氷づけになっても、氷が解けるとまたもと
のように元気に泳ぎだすことができます。

 もちろんこれは、自然の状態で氷に閉じ込められた場合の話で、金魚を冷
凍庫で凍らせてしまったのでは死んでしまいます。こうした冷凍に近い状態
でも、なぜ魚は凍死せずに生きていられるのでしょうか。

 それは、体温と外の温度との差をうまく調節する機能が魚にはあるからだ
といわれています。つまり、魚にとっては一種の冬眠状態というわけで、体
までが凍りついてしまったのではないからです。

 実際、コイやフナは、体温が零度になっても凍りません。庭の池の水が凍
って、氷づけになって死んでしまったと思った金魚が、春に氷が解けると息
を吹き返したように泳ぎだすのもこのためです。

(おもしろ雑学552 刑部澄徹編著より)


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