HOME > 中川清徳のブログ >  【競業避止】取締役と労働者では違うのか
中川清徳のブログ
2019年
5月11日
カテゴリー

 【競業避止】取締役と労働者では違うのか

◆─────────────────────────────────◆
■オーナー会社のための「役員・幹部の賃金の決め方」セミナー
      受講料 28,000円
   【webセミナー】6月20日(木)13時30分~16時30分 
   https://nakagawa-consul.com/seminar/045_web.html
        ※Webセミナーは日程調整可能 詳しくは上記で
◆─────────────────────────────────◆
非上場のオーナー会社は役員、幹部の報酬の決め手がなくて困っています。
まずは、相場を知ることです。独自調査による役員報酬の世間相場を
発表します。つぎに意外に知られていない役員になるリスクを知ること
です。気になる役員退職慰労金はいくら払えばいいのか?
そして励みになる給与体系はどうやって作ればいいのか?
お申し込みは下記からお願いします。
→ 【webセミナー】https://nakagawa-consul.com/seminar/045_web.html

☆★☆―――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年5月11日号   VOL.4089
――――――――――――――――――――――――――――――――――
受信箱に溜めない
(続きは編集後記で)

◆─────────────────────────────────◆
 【競業避止】取締役と労働者では違うのか
◆─────────────────────────────────◆
1. 取締役の競業避止義務:在職中
取締役は、会社に対し、法令・定款・株主総会の決議を遵守し、会社のため
忠実にその職務を行わなければならない忠実義務(会社法355条)や、会社と
取締役との関係は委任契約であるところ、善良なる管理者の注意をもって、
委任事務の処理を行わなければならない善管注意義務(民法644条)を負っ
ている。
それら義務の一内容として、自己または第三者のために、会社の事業の部類
に属する取引をしようとするときには、その取引について重要な事実を開示
し、株主総会(取締役会設置会社の場合には、取締役会)の承認を得なけ
ればならないという義務があり(会社法356条l項.365条1項)、取締役が
業務遂行によって知った情報を利用し、会社の取引を奪う事態を防ぐことを
目的とすると解されている。
社外取締役も同様に義務を負う。
この義務に違反した場合、取締役は会社に対し損害賠償義務を負い、また損
害の算定に当たっては、当該取引により取締役が得た金額が会社の損害であ
ると推定される(会社法423条I項・2項)。
さらに、取締役の解任の理由ともなり得る(同法339条)。
なお、取締役が承認を得て取引を行ったとしても、会社に損害を与えた場合
には、損害賠償責任を負うことがある。

2.取締役の競業避止義務:退任後
例外的に、取締役の行為の時期や態様に照らし、退任後も、信義的上、「1.」
の各義務を負うことがあるとする裁判例もあるが(例えば、辞任直前から、
大口の取引先に対し会社との取引をやめるよう働き掛け、辞任直後から、
労働者の引き抜き行為と、取引先に対する自らの営業活動を本格的に始めた
という事案〔千葉地裁松戸支部 平20.7.16判決〕では、その行為のほとん
どが退任後の行為であるとしつつも、義務違反があったとして、損害賠償責
任が認められている)、原則として「1.」の義務は取締役在任中に限られ、
退任後は、職業選択の自由や営業の自由があるから、自由に営業ができる。
したがって、退任後の競業を禁止するためには、退任取締役との間でその旨
の合意が必要である。
その合意の有効性は、労働者の場合と同様の観点から判断がなされるが、
その際、労働者に比べ重要な秘密に接している、高い報酬を得ていた等と
いった事情から、より広い範囲で有効性が肯定されることもある。
裁判例(東京地裁平21.5.19判決判)では、労働者に比べ対等な交渉力をもっ
て合意をしていること、ノウハウを保護する必要性と顧客奪取を防止する必
要性、在職中の報酬および退職慰労金の合計2億8000万円余りの金員を受領し
ている以上、当該元取締役が直ちに生活に困る恐れは小さいといえることな
どが評価され、取締役との競業避止に係る契約は公序良俗に違反せず有効と
されている。

(中川コメント)
取締役は在職中の競業行為は損害賠償の責任を負うが、退任後は競業を
しても損害賠償の責任を負いません。
どうしても競業して欲しくなかったらその旨の合意が必要です。

下記のCDが参考にあります。
──────────────────────────────────
【CD】営業秘密の保護と競業避止 2万円(税別)
        講師 北見昌朗先生  ゲスト講師 金森将也弁護士
  https://nakagawa-consul.com/cd-dvd/cd-20.html
──────────────────────────────────
◆─────────────────────────────────◆
    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
◆─────────────────────────────────◆
ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。
→ https://form.mag2.com/sufraegepr
◆─────────────────────────────────◆
    編集後記      
◆─────────────────────────────────◆
受信箱に溜めない
メールはまず受信箱に届きます。そのメールは読み終わったら、さっさと
フォルダ分けするのが基本です。自分には直接関係がない、重要度が低い
メールも、そういうメールを集めるフォルダをつくってしまうといいで
しょう。
次に、フォルダのつくり方ですが、階層構造にします。私でいうと、最近
では1日に50~1200通ほどのメールが来ます。まずそれを、やりとりした
「年」ごとに分けます。それから、大きな15個の分類に割り振って、その下
に中分類をそれぞれ2~10個つくって対応しています。中分類によっては、
さらに小分類に分ける場合もあります。
まず「年」別に分けるのは、10年以上経って見なくなったメールフォルダは、
CDかDVDに焼いて保存し、ディスク上から消すようにしているからです。
(仕事が早いのにミスをしない人は、何をしているのか? 
飯野謙次著 文響社刊)
◆─────────────────────────────────◆
 【出前社内研修】パワハラ・セクハラ防止社内研修 半日10万円+交通費
◆─────────────────────────────────◆
パワハラ・セクハラ防止社内研修を承ります。
ご希望の方は下記よりお申し込みください。
お申し込みは下記から
→ https://nakagawa-consul.sslserve.jp/seminar/089.html
お申し込み前の確認はメールにてお願い申し上げます。
確認方法 
 1.このメルマガの返信として確認内容を記載していただく
 2.メール info@nakagawa-consul.com 宛てに送信していただく
 3.電 話 0299-85-1475で確認していただく
 4.FAX 0299-85-1474に送信していただく

◆─────────────────────────────────◆
    ご注意      
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。

◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト https://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー https://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
☆Facebook  http://www.facebook.com/profile.php?id=100003506067345
      
◆─────────────────────────────────◆