【トラブル】最近の労務トラブル状況

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    11月に鹿児島でセミナーを開催します      
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久しぶりに東京を離れてセミナーを開催します。
11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。

1.就業規則  →http://nakagawa-consul.com/000005.html
2.賞与制度  →http://nakagawa-consul.com/000003.html
3.退職金制度 →http://nakagawa-consul.com/000004.html
4.賃金制度  →http://nakagawa-consul.com/000002.html

 

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年9月21日号   VOL.903
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中国には中華丼がない?

(続きは編集後記で)

 

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 【トラブル】最近の労務トラブル状況
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   労務トラブルが増えているそうですね。

中川:はい、毎年増えています。

社長:震災の影響でまた増えるのでしょうね。

中川:統計は発表されていませんがそう思われます。

社長:で、どのくらい増えたのですか?

中川:民事上の個別労働紛争の相談件数は
   平成15年 約14万件
   平成21年 約24万件
   170%の増加となります。

社長:倍増に近いですね。
   えーと年間で24万件であれば
   毎日650件ですか。

中川:そうですね。
   単純に24時間で割りますと1時間に27件ということになります。

社長:へえ、想像以上に多いですね。
   そんなにトラブっているのですか。
   内容は何ですか?

中川:一番多いのは「その他の労働条件」です。

社長:はあ?
   「その他の労働条件」ですか?

中川:内容は調べていませんが、多種多様だが集計すると
   多くなるからでしょう。

社長:次に多いのは?

中川:普通解雇です。

社長:え?
   普通解雇でトラブルのですか?

中川:辞めさせ方に問題があったのでしょう。

社長:たとえば?

中川:たとえば、能力不足による解雇があります。
   正社員として雇用したら能力不足の理由のみで
   解雇することは困難です。

社長:それはありえますね。

中川:解雇予告手当を払わない場合もありますね。

社長:次に多いのは?

中川:労働条件の引き下げです。

社長:たとえば?

中川:たとえば、労働時間を延長するとか、賃金を下げるなどが
   あります。
   
社長:経営が厳しいですからね。
   従業員も大変だが経営者も大変です。

中川:次に多いのがいじめ嫌がらせです。

社長:ええ、そんなに多いのですか?

中川:平成21年のいじめ嫌がらせの労務相談は3万6千件です。
   単純計算をしても毎日100件相談があります。

社長:当社は大丈夫かなぁ。

中川:些細なことでは日常的に起こっているでしょう。
   相談があっただけの件数ですから。

社長:他にはどんなものがありますか?

中川:件数はグンと少なくなりますが
   退職勧奨、整理解雇、雇いどめなどが目につきます。
   普通解雇、整理解雇、懲戒解雇、退職勧奨、雇い止めは
   広い意味での退職とすれば
   合計で約11万件となります。

社長:ということはえーと、相談件数が24万件でしたら
   割り算をすると46%となりますね。
   へえ、労務相談の半分は退職に関することなのですね。

中川:その中で急増しているのが整理解雇です。
   リーマンショックによる影響が多いのと推測します。

社長:一番注意をしなければならないのは退職に関することですね。

中川:そうです。
   ひどい扱いで会社を辞めた場合は内部告発という
   ミサイル攻撃をしてくる可能性がある時代です。

社長:退職する人だからこそ気配りが大切ですね。

(中川コメント)

労務トラブルは
1.退職(解雇などを含む)
2.サービス残業
が経験的に多いと感じています。

最低限法律を守りましょう。

今日はここまで。では、またあした。

 

 

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 ■ 60歳以上の賃金の決め方をほとんどの会社が間違っています
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60歳以降の賃金は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。

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    編集後記      
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中国には中華丼がない?

大正時代に架橋の人がつくるまかない料理にヒントを得て考案されました。
中国にも似た食べ物はあるが皿や汁椀が使われている。
中華料理を丼メニューにアレンジしたのは丼物が好きな日本人なのです。
(話題のツボをおさえる本より)

では、また明日お会いしましょう!!

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