【退職金】401Kについて
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■ 60歳以上の賃金の決め方をほとんどの会社が間違っています
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60歳以降の賃金は、年金と合わせて決めなければなりません。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年2月15日号 VOL.1050
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ドコモのお姉さんに尊敬!
(続きは編集後記で)
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【退職金】401Kについて
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中川:こんにちは。
社長:読者から質問があるそうですね。
中川:はい、匿名希望さんからです。
(引用開始)
【ピカイチ情報】を日々、拝読させていただいております。
私は、中小企業の管理職です。
さて、中小企業では、退職金を401Kに変更する会社が多くなった
ように思います。
ここで、従来の退職金規定にあった例えば3年未満で退職した場合には、
退職金を支給しないという部分について、401Kとして社員に毎月支
払うとこの規定が効果をなくしてしまうという問題があります。
この点、例えばその社員からその金額を返還してもらうということはで
きるのでしょうか。それとも就業年数に応じて退職金を割り引く制度自
体が今後はなくなっていくということになるのでしょうか。
会社によっては全額を401Kとせず、半分程度を支払い、残りを退職
時に支払うといった制度をしているケースもあるように聞きますが、
この場合でも、3年未満で退社するケースに対応できていないように
思います。
機会があればメルマガで扱っていただければと思います。
(引用終わり)
社長:401Kとは何ですか?
中川:確定拠出のことです。
社長:確定拠出とはなんですか?
中川:401Kのことです。
社長:401Kとは何ですか?
中川:確定拠出のことです。
社長:確定拠出とはなんですか?
中川:401Kのことです。
社長:まったく!(怒)
そういうのをカッパの綱引きと言うのです。
中川:カッパの綱引きとはなんですか?
社長:エンドレスで意味がないということです。
中川:どうして????
社長:カッパの綱引きは綱が丸くなっているのでいくら引っ張っても
勝負がつかないからです。
中川:へえ、おもしろい!
では、失礼します。
社長:ちょっとちょっと、まだ話は終わっていませんよ。
401Kとは何ですか?
中川:だから確定拠出のことです。
社長:確定拠出とは何ですか?
中川:拠出という意味は分かりますか?
社長:うーん、分かるような分からないような。
中川:確定拠出と対峙する言葉が確定給付です。
社長:確定拠出と確定給付はどう違うのですか?
中川:両方とも退職金の積み立ての運用のことです。
確定拠出は退職金の積立額を確定することです。
確定給付は退職金額が確定していることです。
社長:???
中川:確定拠出は従業員の1人1人の希望の投資先に
決められた金額を積み立てる制度です。
その積み立てた額が本人の退職金になります。
社長:投資先は誰が決めるのですか?
中川:本人です。
社長:へえ、投資はどんなのがあるのですか?
中川:証券会社を含めた金融機関で扱っている商品です。
社長:なんだか難しそうですね。
ところで、勤続3年の場合はどうなっているのですか?
中川:一般的には退職金の支給基準は勤続3年以上が多いです。
401Kの場合は入社したらすぐに確定拠出がスタート
します。
社長:つまり、退職金の積み立てが始まるのですね。
中川:そうです。
で、たとえば2年で退職する場合はどうなるのかということです。
社長:2年だったら退職金はないでしょう。
考えるまでもありません。
中川:しかし、入社直後から401kで貯金していますよ。
これは誰のものですか?
社長:それは...。
誰のものですか?
中川:401Kは個人名義の積み立てです。
ですから、退職するときには401Kを解約します。
それは個人のものですから、本人に60歳以降に全額支払われます。
社長:支払わなければいいではないですか。
中川:個人の財産を会社が指図できません。
社長:では、たとえば自己都合退職の場合は減額することが
ありますが、それもできないのですか?
中川:それが質問の趣旨です。
結論はできません。
社長:401Kは中小企業には合いませんね。
中川:そうかもしれません。
(中川コメント)
401Kの積立金は個人の所有になりますから、減額や不支給とすることができません。
しかも401Kは60歳でないともらえません。
中途退職が多い中小企業では推奨しかねます。
なお、退職金を401Kと会社が現金で払うことを併用することは可能です。
しかし、3年未満や自己都合による減額や不支給は会社の現金の文はできますが
401kの分はできません。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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ドコモのお姉さんに尊敬!
遅まきながらスマホにしました。
受取に行ったらなんと待ち時間1時間応対時間が2時間。
応対時間の2時間、機種変更はこんなに大変だったとは。
それにしても辛抱強く応対していただきました。
どんな質問にも的確に答えてもらい、その知識の豊富さにびっくり。
ここまで覚えるには並大抵のことではないと感心しました。
では、また明日お会いしましょう!!
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ご注意
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