【健康保険料】4月から上がる

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年3月24日号   VOL.1090
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「自分の値打ち」は、他人が決めるものではなく、自分自身で決め
るべきものである。(森鴎外)

(続きは編集後記で)

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 【健康保険料】4月から上がる
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   健康保険料が上がるそうですね(怒)

中川:あのう、私は何か悪いことをしましたか?

社長:別に。(そっけなく)
   どうして健康保険料が上がるのですか?

中川:上げなければ保険の医療費などが払えなくなるからです。

社長:どうして保険の医療費が払えなくなるのですか?

中川:高齢者が増えるから医療費が増えているのです。

社長:どのていど増えているのですか?

中川:平成22年と23年の対前年比 5%アップ
   平成23年と24年の単前年比 10%アップ
   です。

社長:それは急成長ですね。
   うらやましい。
   当社の業績は急下降...。

中川:業績下降で従業員の残業が減る。
   残業が減ったら健康保険料の額が下がる。
   健康保険の収入が減る。

社長:あのう、残業を減らす経営者が悪いように聞こえますが?
   私、何か悪いことをしましたか?

中川:別に。(さっきのそっけない返事へのお返しのつもり)

社長:で、いったいいくら保険料があがるのですか?

中川:現在は都道府県ごとに料率が違います。
   茨城県の場合は
   健康保険料率 9.44%→9.93%(0.49ポイント上がる)
   介護保険料率 1.51%→1.55%(0.04ポイント上がる)
   となっています。

社長:合わせると0.53ポイントの上昇ですか。

中川:ピンポーン!
   ということは御社では年間でいくら上がりますか?

社長:えーと、
   1人30万円として50人だから
   年間 30万円×50人×12月×0.53%=954,000円となりますね。

中川:おしい!
   介護保険は40歳以上65歳未満の従業員が対象ですから
   それ以外の従業員は0.49ポイントの上昇となります。
   だから、全員が一律に0.53%上がるわけではありません。

社長:いずれにしもて結構な金額が上がりますね。
   いつからですか?

中川:平成24年3月からです。

社長:え!
   今月からですか?

中川:いいえ、今月分からです。

社長:今月と今月分はどこが違うのですか?

中川:3月分の保険料は4月に納付します。
   だから今月から上がるのですが、保険料の支払は来月からと
   なるのです。

社長:健康保険料は従業員が半額負担するのでしょう?

中川:そうです。
   しかし、従業員の給料から天引きするのですから
   実質的には会社が払っているお金です。
   経理的は954千円の半額の477千円が人件費増となるのでしょうが。

社長:その他に厚生年金保険料も上がるのでしょう?

中川:もう上がりました。
   今年も上がります。

社長:はあ??????

中川:厚生年金保険料は毎年9月分から上がります。
   だからすでに上がっています。
   今年も9月分から上がります。

社長:いくら上がるのですか?

中川:0.354ポイント上がります。

社長:ということは
   健康保険料アップ 0,53%(介護含む)
   厚生年金アップ  0.354%
   合計       0.884%

中川:はい、ということは?

社長:30万円×50人×12月×0.884%=約159万円となりますね。
   会社負担は半分としても負担がきついですね。

中川:今後も少子高齢化、それに賃金の下落を想定すれば
   今後も保険料率が上がるでしょう。

社長:経営者を辞めたくなりました。

中川:なにを気弱な。
   そろそろ昇給を検討する時期ですよ。

社長:この上に昇給か...。
   そんな余裕は...。
   

(中川コメント)

 健康保険料が上がることを前提に経営計画を作ることになりますね...。
今日は「...」の多いメルマガでした。
話が重いと「...」が増えますね...。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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「自分の値打ち」は、他人が決めるものではなく、自分自身で決め
るべきものである。(森鴎外)

 ただ注意すべきは、その方策をけっして間違えないことだ。世の中には、
人の無知につけこんで、自分がまさに高級な人種であるかのごとく吹聴す
る輩(やから)が多い。あの大臣とは幼なじみであるとか、昨夜はあの大
社長と一杯やったんだとか、あることないこと、話は針小棒大(しんしょう
ぼうだい)、自分を大きく偉く見せるために猿芝居を打ったりしている。

 これは、「自分の評価は自分で決める」という原理を悪用・誤用した一
例で、値打ちもないものに高い値札を貼って売りつけるようなもので、詐
欺である。賢い人はすべてお見通しで、相手にしないから問題はないが、
世間一般の人たちはついつい乗せられて、実害をこうむったりする。

(1日「ひと粒」の黄金の知恵 森鴎外著 齋藤孝訳 イープレスト刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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