【休職】復職のための診断書提出を拒否する
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年5月6日号 VOL.1124
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英語を話すオウムは美味い・・・ドゥルバ・ゴーシュより
(続きは編集後記で)
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【休職】復職のための診断書提出を拒否する
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
Aさんのことで相談です。
中川:はい、なんでしょう?
社長:Aさんは精神疾患により休職となりました。
そろそろ復職したいと連絡がありましたので、医師の診断書
を提出するように伝えました。
しかし、Aさんが個人情報なので開示できないというのです。
どうしたらいいですか?
中川:就業規則ではどうなっていますか?
社長:復職する場合は医師の診断書の提出をすることになっています。
中川:では、それを根拠に診断書を提出をしなければ復職には応じら
れないと回答すれよいです。
社長:しかし、個人情報なので開示したくないというのです。
十分回復したからと言うのです。
中川:本人が復職を希望しているのですから、就労可能の立証責任
はAさんにあります。
だから、口頭だけでは判断できないので、診断書の提出は最低条件
であり、それを見てから会社が判断すると伝えましょう。
社長:ええ!?
精神疾患であった人が復職できるかどうかを会社が判断するのですか?
素人には判断できませんよ。
中川:しかし、診断書を鵜呑みにして復職させてさらに症状が悪化したら
会社責任になります。
社長:診断書は医師が作成したものです。
それに従って復職させるのですから、医師に責任があります。
素人の会社に責任があるなんて信じられません。
中川:医師は治療の専門家ですが御社の職場の実態を知らないのです。
復職させるかどうかは会社の責任で判断することになります。
社長:医師の診断書を信用するしかないではないですか。
中川:そうです。
診断書が提出されたら医師と面談をして、職場の事情を
説明し、それでも復職可能かどうかを確認するのです。
社長:Aさんは診断書の提出すら拒否する人です。
会社が医師と面談をすることはさらに拒否するでしょう。
中川:だったら、復職を認めないとAさんに伝えます。
社長:ちょっと言いにくいのですが、Aさんは弁が立ち当社は私を含め
Aさんを説得する力がありません。
Aさんに言い負かされてしまうのです。
中川:であれば、労働審判で決着をつけるといいでしょう。
会社の言い分の方が筋が通っていますから、大丈夫です。
社長:では、とにかくAさんと話し合います。
中川:言い負かされないようにがんばってください。
社長:...。
(中川コメント)
休職者が職場復帰を希望する場合は休職者に復職可能であることの
立証責任があります。
具体的には医師の診断書です。
場合によってはリハビリを兼ねて試しに業務をしてもらうことも可能です。
診断書だけでは不十分と思う場合は医師と面談をして職場復帰させるか
どうかを会社が判断します。
会社には安全配慮義務がありますので、安易に職場復帰をさせると問題が
生じたときに会社責任を問われます。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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英語を話すオウムは美味い・・・ドゥルバ・ゴーシュより
サルダールジーが英語を勉強するためにイギリスへ行った。彼は、毎日、
パブに足を運んだ。パブの男たちは、そんなサルダールジーをバカにする。
ある日、男たちは、英語を話すオウムを彼にプレゼントしてこういった。
「このオウムでお前の英語はずっと上達するよ」
二三週間後、くだんのサルダールジーがパブにやってきた。そこで男たち
は、あのプレゼントが英語学習の役に立ったか尋ねた。サルダールジーは、
それに答えてこういった。
「うん、あれはタンドーリー・チキンよりはずっと美味かったな」
(HIROSのジョーク集より)
では、また明日お会いしましょう!!
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