【高速道の落下物に見る残業代管理の勘どころ】
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無断遅刻をする。無断欠勤をする。指示に従わないで作業ミスをして納期
遅れになる。交通事故を繰り返す。タイムカードを不正打刻する。定期健
康診断を受診しない。上司が部下に適切に業務指示をしない。会社の備品
を窃盗する。社内不倫をする。インターネットで会社の中傷をする。会社
の機密情報を漏洩する。個人情報を漏洩する。刑事事件を起こす。セクハ
ラをする。パワハラをする。権利ばかり主張し、まともに義務を果たさな
い。配置転換を拒否する。勤務成績不良。
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年5月18日号 VOL.1136
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「ハイジャック」は元々、飛行機に関係のない言葉だった
(続きは編集後記で)
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【高速道の落下物に見る残業代管理の勘どころ】
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恒例の宮崎県の同士である川越さんメルマガを全文転送します。
(引用開始)
2012年05月17日(木曜日)14時10分19秒
いつもお読みいただきありがとうございます。
さて、本来なら昨日発信するメルマガが今日になりま
した。
私のパソコンが何らかの理由でダウンしたからです。
それで、昨日は空っぽになったパソコンの再設定に時
間がかかり発信できなかったわけです。
申し訳ありませんでした。
日頃何気なく使っているパソコンですが、一旦トラブ
ルと"あれもこれも"本当に大変な思いをします。
"あれもこれも"と言えば、労務関係もちょっとした
事が考えもしない方向に進むことも少なくありません。
第202号は、そんなお話です。
【高速道の落下物に見る残業代管理の勘どころ】
今は何かと権利、権利、権利と騒ぎたてる人も多い。
一昔前なら、残業代など法律上の決まりはともかく"お
互い様"精神もあり、何とはなしにケリがついていたも
のが、今はトコトンやり合うようになってきた。
そこで今回は、同窓会の席での出来事から見えてくる
今どき事情と、会社として備えておくべき残業代管理の
勘どころを提案する。
1.何気ないひと言に"ぞっと"
「それはネクスコに請求したらいい」と言うひと言に、
A社長はぞっとした。
※ネクスコとは、日本道路公団 の民営化により発足し
た高速道路会社3社の愛称である。
A社長は都城から宮崎へ、高速道を走っていたとき、
路上に工事用ヘルメットらしきものを見つけたが、
とっさのことでよけ切れず、一部を踏みつけた。
幸い事故に至らなかったが、その反動で、がくっと
振動を受けたのである。
そのことを同窓会で話した時のことだ。
会社勤めをしているBさんが、「ネクスコは、道路
を常に安全にしておく義務がある。路上にそんな
ものがあるのは会社のミスだから請求すればいい。
利用者の権利だ。」と言うのだ。
要は、請求していくらかの金品をもらえばいいと
言うのである。
その場に居合わせた人たちも、「なるほど」と言
う顔をしていたものだから、さらにBさんの独演
会が続く。
「ネクスコはこんなことが公になると困るから...」
と話は段々とエスカレートして行った。
おまけに、酒が入っているものだから、周りの人
たちも「そうだ、そうだ」と無責任な話になって
しまった。
A社長としては、たしかにひやっとしたものの、
実損害はなかったわけで、珍しい体験談をしただ
けなのに変な方向になってしまった。
それに、会社には何でも請求すればいい、と言う
さもしい権利意識に「ちょっと違うんじゃないか?」
とネクスコに同情すらするようになった。
それと同時に、自分の会社に置き換えて考えたの
である。
2.明日は我が身
A社長も創業20年、今まで大きなトラブルもな
く今日に至っているが、「自分がネクスコだったら...」
と、ふと考えてみた。
1)完璧を求められる会社...日本がいつ頃からそう
なったかはわからないが、社会に"あそび"が
なくなってきた。先ほどのネクスコだって、
定期パトロールはしているだろうし、その直後
に落とされたらどうしようもない。それに、
事故に至らなかったのだから、事を荒立てるこ
ともないのではないか。利用者だって完璧な運
転をしているわけではないのだから。
2)あおり立てる人は多い...たしかに、Bさんの意見
は正論であり誰も否定できない。それに、Bさん
のような人は、今の世の中にはどこにでもいる
ものだ。そして、権利の前提として負わなくて
はならない責任や義務はそっちのけで権利、権
利とあおり立てる。
さらに、その延長線に、行政機関や労働組合な
どによる相談窓口が完備されているのだ。
3)分かりやすい事はネタにされやすい...そして、
A社長の頭によぎったのは営業マンの残業代の
ことだった。日頃から顧問の社労士に、「気を
つけておかないと突っ込まれるよ」とアドバイ
スされているが手つかずである。もし、従業員
が同窓会などの席で、残業代が話題になったら
どうなるのだろうか。そして、その場にBさん
のような人がいたら...。
3.だからこの程度のことはやっておく
もちろん、従業員も宮仕えの身、めったなことで
会社に刃(やいば)を向けることはない。
だからこそ、何もない時に最低限の備えをしておく
べきだ。
1)時間の管理...マネジメントの視点であるPDC
Aで行う。法律上も時間管理は会社に義務付け
られているので、管理の記録がないだけでおと
がめを受ける。出勤簿でもタイムカードでもい
いのだろうが、いずれにしても1日に何時間働き、
残業が何時間あったかを記録しておくことが必
要だ。
2)残業代の支払...時間管理の結果、所定の勤務時
間を超えて働いた時間があれば残業代を支払う。
もし、ダラダラ残業・居残りなど会社として納
得できない分については、やらせた後ではなく、
やらせる前に残業を断る。黙っていると、"黙
認(もくにん)"と言うことで残業を認めたと
解釈されやすいので注意が必要だ。
3)給与の内容確認...もし、営業マンなどで、残業
代の一部を営業手当などで支給している場合は、
その旨を雇用契約書や給与規程に盛り込む。
例えば、「営業手当は残業30時間分とする」と
言うように。もちろん、手当の額は実際に計算
した残業代30時間分であることは言うまでもない。
他にも手当ごとにその意味合いをハッキリさせ
ておくことが肝心である。
時として、正論は正義と言う暴力になり兼ねない。
特に、Bさんのように自分の権利のみを主張する人
間的に未熟な人は至る所に存在する。
だからこそ、残業代など突かれやすいことについては、
日頃からある程度キッチリとしておいた方が、いや
な思いをせずに済むのである。
※次回は【従業員の健康を奨励しよう】の予定です。
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(引用終わり)
(中川コメント)
その気になれば情報が簡単に入手できる時代です。
情報には不正確なものも少なくありませんが、何を持って
不正確であるかは立場の違いにより異なることもあります。
経営者としてはやるべきことやきちんとしておくという平凡な
結論になります。それが大切なのです。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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「ハイジャック」は元々、飛行機に関係のない言葉だった
凶悪犯グループが乗客を盾に飛行機を乗っ取る「ハイジャック」。空の
上で起きることだから、その語源は「high(高い)から来ている...と思いが
ちだが、実はそうではない。
この語源は、アメリカの西部開拓時代までさかのぼる。
当時、列車による移動が盛んになるひんぱっと、乗客の金品を奪う犯罪が
頻発するようになる。強盗が列車に乗り込む際、列車を止めるために、彼
らは運転手に向かってこう声をかけたのだ。
「Hi,Jack!(やあ、ジヤック)」。
ジヤツクはアメリカではもっともポピュラーな名前で、知らない人に呼び
かけるときに使われる。日本人では「太郎君」といったところだろうか。
この「ハーイ、ジヤツク」という呼びかけが、いつしか乗っ取り事件を指
すようになったのである。凶悪事件の語源にしては、少し聞の抜けた話だ。
この話を聞いての通り、元々は鉄道の乗っ取りを意味する言葉で、飛行機
とは関係がなかった。
だから日本でよく使われる「パスジヤック」、「シージヤック」(船の
乗っ取り)は、すべて和製英語である。
(雑学裏事情おもしろ事典 より 王様文庫発行)
では、また明日お会いしましょう!!
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ご注意
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このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
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