【休職】復職の診断書が主治医と産業医で意見が異なる場合

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遅れになる。交通事故を繰り返す。タイムカードを不正打刻する。定期健
康診断を受診しない。上司が部下に適切に業務指示をしない。会社の備品
を窃盗する。社内不倫をする。インターネットで会社の中傷をする。会社
の機密情報を漏洩する。個人情報を漏洩する。刑事事件を起こす。セクハ
ラをする。パワハラをする。権利ばかり主張し、まともに義務を果たさな
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年6月12日号   VOL.1161
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飛行時間の問い合わせ・・・サルダール・ジョーク

(続きは編集後記で)

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 【休職】復職の診断書が主治医と産業医で意見が異なる場合
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんのことで相談です。

中川:はい、なんでしょう?

社長:Aさんは休職中でしたが、職場復帰可能であるとの主治医の
   作成した診断書を提出してきました。
   その診断書を産業医に見てもらたところ、復職は不可との
   判断です。

   Aさんを復職させるべきかどうかの判断ができなくて困って
   います。
   どうしたらいいですか?

中川:難しい問題ですね。

社長:はあ?
   それだけですか?
   私は、困っているのですが。

中川:難しい問題です。
   あえて申し上げれば、主治医は現場の仕事を知りません。
   主治医は患者の希望に沿うような診断書を書くことがあると
   言われています。

   一方、産業医は職場のことは分かっていても治療をしていないの
   でAさんの健康状態を把握していいるとは限りません。
   産業医の見たてを鵜呑みに知るわけにもいきません。

社長:具体的に何をしたら良いでしょうか?

中川:産業医の見解をよく聞いて、主治医と面談をすることでしょう。
   
社長:主治医は個人情報があるのでと面談を拒否すると聞いています。
   そんな場合はどうしたらいいですか?

中川:Aさんに同行してもらったらいいでしょう。
   Aさんが承諾するのであれば主治医が拒否する理由はありません。

社長:素人が聞いて分かりますかね?

中川:医療の内容は分からないかもしれません。
   しかし、職場環境や仕事の内容を詳細に説明することです。
   現場の写真を持参するのもよい情報提示になるでしょう。

社長:それでも、判断がつかない場合は?

中川:主治医の説明内容を産業医に伝えて、産業医と相談したら
   判断の糸口がつかめるかもしれません。

社長:うーん、難しい問題ですね。

中川:でしょう?
   難しい問題です。

社長:とりあえず、産業医に見解を詳細に聞きます。

中川:そうですね。

   
(中川コメント)

 復職は会社が最終判断、決定するべきです。
しかし、医療の専門家ではありませんから、主治医の診断書に
頼らざるをえません。
産業医がいるなら、主治医の診断書を提示して見解を確認しましょう。

 主治医の産業医の見解が異なる場合は主治医と面談をして確認しましょう。

 そのような手続きを踏まないで会社が勝手に復職を認めないという
判断をすると訴訟問題になりかねません。

 

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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飛行時間の問い合わせ・・・サルダール・ジョーク

 サルダールがエア・インディアに電話した。
「デリーまでのフライトはどれくらいかかりますか」
「ジャスト・ミニット(ちょっとお待ちください)」
「あ、そうですか。ありがとう」とサルダールは電話を切った。

(HIROSのジョーク集より)

では、また明日お会いしましょう!!

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