【年休】有給休暇取得、企業の義務化について

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   平成27年度の給与改定のための
「賃金決定の急所は世間相場と社内バランスです!」セミナー
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いくらりっぱな賃金制度があっても、実際に払う金額が妥当かどうかは
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このセミナーは300人以下の中小企業を対象としています。

セミナーの内容(講師の都合で変更することがあります)

第1部 コレが現実! 「ズバリ!実在賃金」による最新の賃金相場 
第2部 世間相場と比較した賃金改善の具体的な方法
第3部 社内バランスが一目で分かるグラフの作成方法と賃金改善の方法
第4部 「ズバリ!実在賃金」からみた「取締役・管理職・一般社員別の
    賃金モデル」の作り方
第5部 諸手当の見直し方

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年2月26日号   VOL.2170
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雲泥(うんでい) なぜ「雲」と「泥」なのか

(続きは編集後記で)

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 【年休】有給休暇取得、企業の義務化について
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今国会に提出予定である労働基準法改正案のポイントのひとつに、
「年次有給休暇の時季指定権の企業側への一部移行」があります。
これは、低迷している有給休暇の消化率を高めることを目的と
して、企業に対して、従業員に取得時期を指定することを義務
づけるというものです。

この改正案の概要は、年次有給休暇の取得率が低迷している実態
を踏まえ、年次有給休暇の取得が確実に進むよう、従業員の有給
休暇の一部を、企業側が時期を指定し取得させるという義務を
負うことで、有給休暇消化率を改善しようというものです。

今月の6日に開かれた労働政策審議会労働条件分科会においては、
企業に義務付ける日数を「5日」とする方向性が固めらたところ
です。

なお、同分科会の報告書案に下記文面が追記されていますので
ご紹介いたします。

「労働者が時季指定した場合や計画的付与がなされた場合、ある
いはその両方が行われた場合には、それらの日数の合計を年5日
から差し引いた日数について使用者に義務づけられるものとし、
それらの日数の合計が5日以上に達したときは、使用者は時季指定
の義務から解放されるものとすることが適当である」
(一部抜粋)

「使用者が各労働者の年次有給休暇の取得状況を確実に把握する
ことが重要になるため、使用者に年次有給休暇の管理簿の作成を
省令において義務づけるとともに、3年間確実に保存しなければ
ならないこととすることが適当である」
(一部抜粋)

これらを元に法改正が行われると、企業は、就業規則の改定や、
年次有給休暇の計画的付与制度の導入・見直し、年次有給休暇
管理簿の作成などの対応を講じる必要が出てきます。

なお、政府は2020年までに年次有給休暇取得率70%を達成する
目標を掲げていますが、「平成26年就労条件総合調査結果」に
よると取得率は48.8%(前年47.1%)と、依然として50%に達して
いない状況です。

少子高齢化の進展により、企業には、少ない労働力でいかに生産
性を高められるかが求められ、併せて労働環境の改善のために、
様々な政策や法令が検討されることが予想されます。

長年継続されてきた会社のルールを作り直し、定着させるまで
には、想像以上の労力を要しますが、こうした法改正等は、時代
背景や社会情勢を踏まえて行われるものであり、企業にとっては、
従業員の労働環境を改めて見直すことができる良い機会だと捉え
ることもできます。

今国会には、前述の年次有給休暇の取得推進に係る取り扱いの
他にも、労働時間の規制を除外する、いわゆるホワイトカラー・
エグゼンプションの導入や、裁量労働制・フレックスタイム制の
変更など、「働くルール」に関する重要な改正案が提出される
予定です。

(中川コメント)

 20年前は育児休業に違和感を感じていましたが、今では当たり前と
なりました。
 年休の強制付与に違和感がありますが、そのうち当たり前になるの
でしょうね。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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雲泥(うんでい) なぜ「雲」と「泥」なのか

 違いがはなはだしいことをたとえて「雲泥」といい、「雲泥の差」など
といった言い方をする
。雲は空に浮かんでおり、泥は地面にある。なぜ雲
と泥なのか。

 中国の後漢の歴史書『後漢書』に、つぎのような話が載っている。後漢
の時代に、道家の学を修め、自分の死を予告してその日に死に、のちに仙
人になったといわれる矯慎(きょうしん)という人がいた。彼を尊敬して
いた呉蒼(ごそう)なる者が矯慎に、「あなたは世に埋もれ、難儀されて
いますが、天にある雲に乗られて天上を行くごとく、私は地上の泥をはい
まわるように、大きな違いがございます...」といった内容の手紙を書いた。

 大きな違いをいう「雲泥」、そして「雲泥の差」という言葉はこの故事
からでたものとされている。「雲泥の差」と意味がよく似たことわざに
「月とすっぽん」があるが、こちらは日本生まれである。

(親を切ると書いてなぜ「親切」 北嶋廣俊敏著より)

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