【労務管理】厚労省が正社員転換・待遇改善実現プランを発表
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2016年2月18日号 VOL.2566
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東京から関西に来て気づいたのですが、関西には食パンの「八枚切り」
パックがありません。四、五、六枚切りしかないようですが、伺か理
由があるのですか。
(続きは編集後記で)
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【労務管理】厚労省が正社員転換・待遇改善実現プランを発表
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先月29日に厚生労働省より「正社員転換・待遇改善実現プラン」
が発表されました。
これは「日本再興戦略」改訂2015(平成27年6月閣議決定)に
おいて、非正規社員の正社員転換や雇用管理改善の重要性が
指摘され、正社員転換等の加速化が盛り込まれたことを踏まえ、
「正社員転換・待遇改善実現本部」等が決定したものです。
※詳細はこちら「厚生労働省 報道発表資料」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000110955.html
端的に言うと「正社員を希望しているのに、やむなく非正規で
働いている労働者の割合を減らしましょう(雇用形態や待遇の
見直しを行いましょう)」という計画です。
このプランは平成28年度から平成32年度の5ヶ年計画として策定
されており、主要な目標としては以下のものがあげられています。
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〇不本意非正規雇用者の割合(全体平均) ⇒ 『10%以下』
(平成26年平均:18.1%)
〇新規大卒者の正社員就職の割合 ⇒ 『95%』
(平成27年3月卒:92.2%)
〇新規高卒者の正社員就職の割合 ⇒ 『96%』
(平成27年3月卒:94.1%)
〇正社員と非正規雇用労働者の賃金格差の『縮小』を図る
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もちろん、これらの目標が単に掲げられているだけではなく、
正社員転換の為の取り組みや、待遇改善の為の取り組みに係る
数値目標と共に細かく設定されています。
その中でも特に目立っているのが、不本意な非正規労働者の
割合が高い若年層や派遣社員らへの支援です。雇用の安定化や
待遇を改善した企業に支給される「キャリアアップ助成金」の
活用や、ハローワークで紹介する正社員求人数の増加が取り上げ
られている他、既卒3年以内の者や中退者を対象とした、新たな
助成金の創設も検討されています。
その他にも、非正規労働者の待遇改善に関する取り組みとして、
「同一労働同一賃金の推進策についての検討」や「育児・介護
休業の促進」「マタハラ防止措置についての法改正の検討」
など、社会的にも問題となっている、注目すべき項目が多数
取り上げられています。
また、これらのプランを参考に、各都道府県労働局に設置されて
いる本部において、さらに各地域の産業構造や実状等を考慮した
「地域プラン(仮称)」が3月に策定される予定です。
正社員雇用転換や非正規労働者の待遇改善について、国がこの
ような包括的な計画を出すのは今回が初めてで、その背景には、
少子高齢化が加速する現代社会において、労働人口不足に対する
危機意識がより明確になってきた事が読み取れます。
その問題と常に直面している企業側にとっては、今回の国の取り
組みによる支援を上手く活用し、労働者の雇用形態や労働条件を
見直してみる良い機会と捉えることもできます。
特に、人材難が深刻な問題となっている業界においては、「法定
以上」の取り組みを行い、それをアピールすることで人材確保に
つなげていくことも有効な手段のひとつです。
もちろん、それ以外の業界においても、この機会に労働者のモラ
ール(士気)の向上のために、引いては定着率向上のために、自社
の制度についての見直しや、新たな取り組みをご検討されてみて
はいかがでしょうか。
(中川コメント)
有期雇用契約は雇用調整のためには有効な手段です。反面、会社に対する
帰属意識は希薄になる傾向にあります。
老後の年金は65歳から支給される時代に入り、さらに70歳が検討されてい
ます。有期契約で不安定な状態ではなく、少なくとも定年の60歳まで、それ
以降は継続雇用制度で65歳まで働ける正社員を望むのは人情です。
業種により異なりますが、やはり従業員の定着は会社の実力となり、信用
が高まり、結果として会社業績も向上することでしょう。正社員として雇用
を安定させ、人材を育成することを検討されることを推奨します。
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
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編集後記
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東京から関西に来て気づいたのですが、関西には食パンの「八枚切り」
パックがありません。四、五、六枚切りしかないようですが、伺か理
由があるのですか。
パンメーカー最大手の山崎製パンに聞きました。ご指摘のように関西では
八枚切りはほとんどなく、逆に関東では四、六、八枚切りで、五枚切りはあ
まり見ません。
全国を静岡市で東西に区切った同社の食パン販売状況データ(二○○年
〈平成十三〉でも、西は六枚切りが最も多い五二・七パーセントで、五枚
三八・九パーセント、四枚七・○パーセント、八枚一・四パーセントと、
八枚がほとんど出ていないのがわかります。これに対し東は六枚七一・七
パーセント、八枚二五・八パーセント、四枚二・二パーセント、五枚○・三
パーセントです。
関西、関東とも以前は八枚、五枚を売っていましたが、売れ行きが芳しく
ないのでやめたそうです。パンの厚さ一つにも東西の好みの違いがあり、興
味深いですね。
(雑学特ダネ新聞 より)
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