【労務管理】動機付けの衛生理論

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 「オーナー経営者のための上手な生命保険の活用のしかた」セミナー
    【東京】 平成30年11月1日(木)13時30分~16時
        http://nakagawa-consul.com/seminar/071.html
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「いろいろとお付き合いもあり保険にはたくさん入っているものの、何が
なんだかよくわからなくなった」という経営者にお目にかかる機会が少な
くありません。
本当に必要なのかと思いつつ、しかし誰に相談したらよいかわからないの
で、ついつい先送りしてしまいがちです。
先送りする理由は、複数の保険会社と付き合いがあり、どの保険会社に相
談したらよいかわからない、何が正しいのかよくわからない、といったと
ころでしょうか?
このセミナーでは、一般に複雑でわかりづらいと言われる生命保険の基本
や、生命保険税制についてわかりやすくお伝えします。
 講師:濱田勝則(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
詳しくは(セミナー申し込みもできます)
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2018年10月15号 VOL.3794
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プレゼンでの説得力をグッと高める話し方
(続きは編集後記で)
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 【労務管理】動機付けの衛生理論
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   ヤル気を出させるために賃金制度を見直したいのですが。
中川:いきなりなんですか?
社長:業績が低迷しているのは社員のヤル気がないからだと思います。
   賃金制度を見直してヤル気を出させたいのです。
中川:それはあきらめた方が良いですよ。
社長:どうしてですか?
中川:ハーズバーグ博士がヤル気について研究しました。
社長:ハーズバーグ博士?
   聞いたことがありませんね。
中川:アメリカ人です。
   「欲求階層理論」(マズロー)をベースにモチベーション理論を
   発展させました。
社長:どんな内容ですか?
中川:職務には「満足要因」と「不満足要因」があります。
   職務の不満足要因を解消してもヤル気が起きるわけではないという
   仮説です。
社長:「不満足要因」とはなんですか?
中川:たとえば、給料がそうです。
社長:はあ...。
中川:給料は不満の種にはなっても満足要因ではないのでヤル気が起きる
   わけではないということです。
社長:だって、従業員は給料をもらうために働いているのでしょう?
   給料は高い方が良いに決まっています。
中川:給料が高ければヤル気が起きますか?
社長:それは当然でしょう。
中川:では、御社の正社員のA子さんとパート社員のB子さんを
   比べてください。
   どちらがヤル気がありますか?
社長:ムムム。
   パートのB子さんです。
中川:給料はどちらが高いですか?
社長:ムムム。
   正社員のA子さんです。
中川:いかがですか?
   給料が高いとヤル気が高いでしょうか?
社長:A子さんとB子さんの比較は特殊です。
   一般的には給料が高いとヤル気が高いでしょう。
中川:では、大会社の社員と中小企業の社員を比較したら
   どちらがヤル気が高いですか?
社長:それは一概に言えないでしょう。
中川:そうでしょね。
   でも、大会社の社員の方が給料は高いですよ。
   給料の高さとヤル気は関係がありますか?
社長:なるほど。
   だから賃金制度を見直してもヤル気が起きるわけではないと
   いうことですか。
中川:賃金制度は世間相場や社内のバランスを保つために
   必要です。
   しかし、ヤル気を出させたいために賃金制度を見直すことは
   疑問なのです。
社長:では、どうしたらヤル気が起きるのですか?
中川:ハーズバーグ博士の仮説によると「満足要因」が満たされる
   場合です。
社長:どんなものが「満足要因」ですか?
中川:やりがいのある仕事、任せられた仕事、自分が成長できるよ
   うな仕事です。
   つまり、仕事そのものが要因なのです。
   給料ではないのです。
社長:うーん。
   これは研究の余地がありますね。
(中川コメント)
給料の高さとヤル気は関係がなさそうです。
成果主義賃金制度は給料をたくさん出す仕組みにしてヤル気が起こそうと
したものです。
成果主義賃金が廃れた原因はここにあります。
下記のセミナーが参考になります。
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 ■ 拍子抜けするほど簡単な賃金制度の作り方セミナー
   【東京】 平成30年11月27日(火)10時~16時30分
   【東京】 平成31年2月26日(火)10時~16時30分
      http://nakagawa-consul.com/seminar/002.html  
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    編集後記      
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プレゼンでの説得力をグッと高める話し方
「言葉によっ
て相手をどれだけ動かせるか」という話であれば、声のトーン
や話し方によって説得力を増すことが可能です。
最初から最後まで同じトーンで話してはダメです。
古い心理学では「ブレゼンはなるべくゆっくり、分かりゃすく話すべき
だ」と言われていました。しかし、現代心理学では「最初は早口で話し、
後はゆっくり話す方が良い」ということになっています。
最初は、よどみなく早口で話します。
自信のある態度を見せて聴衆の信頼感を得ると同時に、聴衆が冷静に考える
時間を奪い、こちらのペースに乗せてしまいます。
聴衆がギリギリついていけるくらいのスピードで話すのがベストです。
相手の姿勢が前のめりになつできたり、うなずく回数が増えできたら、
だんだん話すスピードを落とし、ゆっくりと噛みしめるようにして、情報
を相手の頭の中に入れていきます。
例えば、ドイツのヒトラーなども同様な話し方をしました。
最初は強い動きで畳み掛けるように話します。
大事ところになると、いきなりスピードを下げ、分かりゃすいスローガン
をパーンと打ち出します。
それが終わると、またスピードを上げて話し始める、これを繰り返して
いました。
一方、「権威効果」を使う手もあります。
例えば、何かを話す時に「○○大学の××先生の研究によると」とか
「アメリカの○○社が行った調査によると」など、出典を添えて言うのです。
それだけで、この話が権威に裏付けられたものに感じ、説得力が増すことが
分かっています。
(心を思いどおりにするテクニック サプライズBOOKより)
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 中途採用が多い会社にピッタリの退職金制度の見直をお手伝いします。
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基本給に連動した退職金制度は高額の退職金になる可能性があり危険です。
また、漫然と大手企業の退職金制度をまねしている会社は危険です。その
理由は、中小企業は中途採用、中途退職が常態であり、定期採用、定年退
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