【賃金】定年再雇用者の賃金を下げることができるか

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 ■ユニオンへの戦略的対応セミナー
   【講師】 時枝 慎一郎氏(ポルテー経営法務 代表 社労士)
  【講師プロフィール】
   自らが法律事件で苦労した経験から、法務の相談業を志す。
   平成12年社会保険労務士登録後、団体交渉、不当労働行為申立、
   労働局あっせんなどの立会回数は50回を超える。
   労務トラブルを見通し、予防することに徹した労務相談がライフワーク。
   【東京】  5月9日(木) 13時30分~16時30分 場所:東京都 銀座 
        受講料 30,000円(税別)  
    http://nakagawa-consul.com/seminar/094.html
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「一体いつまで続くんですかね?」
ユニオンに入られた会社の経営者・幹部社員から、もっとも多く出てくる
言葉です。
会社は、何より早期解決を図りたい。
そこで、組合要求に対して一定の解決金を支払います。
合意書を取り交わして安心したのも束の間。
今度は組合に別の法令違反を指摘され、再び金銭を要求されます。
こうした事態になる最大の原因が、会社に戦略がないことです。
ゴール設定が戦略目標になっていないから解決しないのです。
備えあれば憂いなし。
いざとなったときに慌てないための具体的な方法を提示します。
お申し込みは下記からお願いします。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年3月25日号   VOL.4024
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生活を重んじる
(続きは編集後記で)
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 【賃金】定年再雇用者の賃金を下げることができるか
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   定年後の賃金について質問です。
   弊社は運送会社です。
   定年後も同じ仕事をしてもらいます。
   同一労働同一賃金であれば賃金は下げられないのですか?
中川:下げても違法ではありません。
社長:しかし、同一労働同一賃金なのでしょう?
   従業員から質問があったらどう答えたらいいですか?
中川:正社員は長期雇用を前提としているので、生活等を考慮して
   賃金を決めています。
社長:といいますと?
中川:たとえば、正社員が去年と今年と同じ仕事をしていいて、進歩が
   ない場合でも昇給をしているでしょう?
   それは長期雇用が前提だからです。
社長:たしかに、同じ仕事をしているのに毎年昇給するのはおかしいで
   すね。
中川:しかし、定年後の再雇用は国が法律で65歳までの雇用を義務
   づけています。
   つまり、再雇用者には長期雇用の前提がありません。
   したがって、正社員の時の賃金と再雇用者の賃金は別に考える、
   つまり、賃金を下げても違反にはならないということです。
社長:なるほど。
中川:ただし、定年後の再雇用を一律○○%ダウンのような方法はお勧
   めしていません。
社長:どうしてですか?
中川:たとえば、定年後も部長職であれば、下げるのは変でしょう?
社長:でも下げても違法ではないのですよね?
中川:法律的には違法でなくても、労務管理面で好ましくありません。
   本人のプライドを尊重しましょう。
社長:つまり、やる気をそぐなということですね。
中川:そうです。
   再雇用の賃金は個別に定めましょう。
社長:わかりました。
(中川コメント)
60歳以上の給料はやる気を重視した給料の決め方を下記セミナーで説明
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。
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ご感想、ご意見をお待ちしています。この様式で質問をされた場合は
回答しかねる場合があります。
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    編集後記      
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生活を重んじる
わたしたちは、慣れきっている事柄、つまり衣食住に関してあまりに
おろそかにしがちだ。ひどい場合には、生きるために食っているとか、
情欲ゆえに子供を産むなどと考えたり言ったりする人もいるくらいだ。
そういう人たちは、ふだんの生活の大部分は堕落であり、何か別の高尚
なことが他にあるかのように言う。
しかしわたしたちは、人生の土台をしっかりと支えている衣食住とい
う生活にもっと真摯な眼差しを向けるべきだ。もっと考え、反省し、改
良を重ね、知性と芸術的感性を生活の基本に差し向けようではないか。
衣食住こそがわたしたちを生かし、現実にこの人生を歩ませているのだ
から。
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長時間残業は大きな問題だと思いつつ、その解決を先送りしていませんか?
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    ご注意      
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