【賃金】なぜ、通勤時間は給料を払う必要がないのか

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新企画 「採ってはいけない人を見抜く!適性検査セミナー」のご案内
人事経験のある方であればご存じのとおり、採用の失敗は、採用後の教育
で時間も労力もかなり消耗され、うまくいくケースはまれです。
採用後に「しまった!」と気づいても解雇はよほどの根拠がなければ
解雇はできないのが実情です。
また、周りの従業員の影響も大きく、会社への信頼がゆらぎ社風、風土
まで悪化します。
昨今は求人難です。期待する社員像を求めるのは困難な状態ですが、
それに負けて根拠もなく採用することは避けるべきです。
採ったはいいが、期待外れで入社後に苦労する会社が少なくありません。
お気持ちはわかりますが、採否の決定にもう一手間掛けましょう。
その方が結局、会社も本人のためにもなります。
「人事の要諦は採用にあり」といわれるゆえんです。
採用のポイントは次の3つです。
1.性格(感謝できる気持ち)
2.計算能力
3.仕事の適性
 この3つのポイントを適性検査で押さえれば採ってはいけない人を
見抜けます。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年5月25日号   VOL.4109
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ウマが合わない →何と何の気が合わないのか?
(続きは編集後記で)
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 【賃金】なぜ、通勤時間は給料を払う必要がないのか
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   通勤途中で傷害があったら通勤災害扱いになります。
   それは仕事のための行為だからだと思います。
   しかし、通勤時間は給料を払いませんよね。
   その理屈がよくわからないのです。
中川:通災が適用されるので、通勤時間も労働時間ではないかと
   いう疑問ですね。
社長:そうです。
中川:そもそも労働時間とは何かを知ればその疑問は解消します。
社長:そもそも労働時間とは何ですか?
中川:労働時間は、就労のために使用者の指揮命令下にあるもの
   です。
   労働時間中は労働者に自由に利用できる権利はありません。
   雇用契約とはそういう契約なのです。
社長:ああ、それで休憩時間中は自由にできるのですね。
中川:そうです。
   休憩時間中は指揮命令下にないから給料の支払いをしなくて
   よいのです。
社長:では、手待ち時間は休憩時間としてもよいのですか?
中川:使用者は労働者に仕事を与える義務があります。
   手待ち時間は労働者の責任ではなく使用者の責任です。
   だから、手待ち時間は給料を払わなければなりません。
社長:なるほど。
   では、通勤中の時間は給料を払わなくてもよいのは
   どういう理屈ですか?
中川:通勤中は労働者の自由に任せています。
   始業前までに出社すればよいだけですから、使用者の
   指揮命令が全くありません。
   だから、労働時間ではないのです。
社長:なるほど。
   では、通勤災害は使用者の責任ではないですよね?
中川:使用者の責任はありません。
社長:では、どうして労災が適用されるのですか?
中川:正確には通勤災害補償です。
   その制度がないときに、事故が多発したが補償がない
   ことから社会問題になりました。
   現在は、労務提供準備行為として評価し、労災保険の
   適用をするようになったのです。
社長:労災保険の保険料は使用者が負担していますよね?
中川:はい。
社長:通災は使用者に責任がないのに保険料を負担するのは
   筋が通っていませんね。
中川:しかし、会社で働くために通勤しているのですから
   会社が負担すべきだという理屈です。
社長:ふーん。
   釈然としませんね。
中川:労災は事故が多発すれば労災保険料率が上がります。
   逆に事故が少なければ保険料率が下がります。
   しかし、通災は事故が多発しても保険料率の変動は
   ありません。
   それは、通災は使用者の責任ではないからです。
社長:そうなっているのですか。
(中川コメント)
 通勤中の時間は使用者の指揮命令下にありませんから
労働時間ではありません。
したがって通勤時間は給料を払う必要はありません。
 通災の労災保険適用は労働者保護で生まれました。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。
→ https://form.mag2.com/sufraegepr
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    編集後記      
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ウマが合わない →何と何の気が合わないのか?
話をしても、どうも楽しくない、言うことがいちいちシャクに触る。
そんな相手のことを「ウマが合わない」と表現する。
逆に会うと楽しく、いつも意気投合する人のことは「ウマが合う」という。
この「ウマ」、漢字では「馬」 と書く。人と人の相性をいうとき、馬が出て
くるのは、かつて人と馬の相性がひじように大事だったからだ。
クルマも列車もなかった時代、交通手段は馬に負うところが大きかった。
徒歩で旅行する人も、険しい山道を越えるときなどは、馬子のひく馬を
使った。
馬子のひく馬は、ふつうは人を乗せておとなしく歩くが、ときには暴れて、
人を振り落とすこともあった。
そんなとき「人と馬の相性が悪い」といい、それからやがて人間同士の相
性が悪いことを「ウマが合わない」と形容するようになった。
(語源の謎 日本語倶楽部編より)
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家族の介護が必要になったら退職を覚悟しなければならと早まらないで
ください。
優秀は社員が家族の介護で悩んでいるときは会社が適切な指導をしましょう。
それを具体的にお話しします。
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    ご注意      
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メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
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