【問題社員】研修後に退職を申し出る社員

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 役員給与(退職慰労金)が損金算入を否認されたときのリスクは、経営に
致命傷を与えかねません。役員退職慰労金規程さえ作っておけば安心という
のは、もはや過去の迷信です。
 役員給与(退職慰労金)の損金算入が認められなかった裁判例や裁決事例
を紹介し、トラブル防止のポイントをお伝えします。
 役員退職慰労金の効果的な財源確保の方法をお伝えします。会社で契約す
る生命保険は、役員の事業保障や退職金の財源確保の方法として広く活用さ
れていますが、死亡保険金や解約返戻金は、その原資に過ぎません。
 契約締結の過程で提案される退職慰労金規程等を利用する際には、自社の
事情に合わせた検討が必要です。
トラブル防止のための対策と、生命保険の有効活用の基本をお伝えします。
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行:中川式賃金研究所 中川清徳  2019年7月27日号   VOL.4200
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一生懸命やているのに、成果がでないのはなぜ?
(続きは編集後記で)
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【問題社員】研修後に退職を申し出る社員
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各種研修や資格取得に要した費用を全額会社で負担している会社は,
その従業員のスキルアップを願い,日々の業務に活かしてもらうことで,
会社の利益向上を願っている。
しかし.会社側の思いとは裏腹に,そういう環境が当然と錯覚している
のか.研修が終わってしばらくすると「どうも自分には合わない」と
か.「給料がよくない」などの理由で退職する社員が少なからず見受け
られる。
このような,利己的な社員の行動による損害を避けるため,一般に
「研修規定」や「資絡取得規定」を作成していることが多いが,この規
定の仕方によっては,法律に反するとして無効とされ,会社が涙をのま
ざるを得ないことがある。
一定期間退職することを認めないという「拘束規定」は,憲法の定める
職業選択の自由や労基法で定める退職の自由を奪うことになるため,
すべて無効となる。
会社がその費用を負担するものの,万が一,退職した場合には,金額本人
が会社にその費用を返還する「返還規定」も同じく無効とされる。
労基法15条では「労働契約の不履行について違約金を定め,又は損帯賠償
額を予定する契約をしてはならない」と規定しているからである。
これらの規定は,たとえ本人が当初合意したとしても,その合意は無効と
されるので注意しなければならない。
(中川コメント)
経営はリスクの塊です。急激な景気変動や顧客の倒産などがあっても
それに対応しなければなりません。
社員への教育は投資です。投資したものの退職するなどで投資がムダに
なることは一種のリスクです。
資格をとらせた、あるいは高額の研修を受けさせたとしても、社員が
恩を仇で返すリスクもあると割り切りましょう。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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    編集後記      
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一生懸命やているのに、成果がでないのはなぜ?
仕事はがむしゃらにやってもうまくいきませんし、長時間続ければ成果が出る
わけでもありません。
作業量と成果には関係があります。たくさんの量をこなさなければ、質
の良いものは出てきません。問題は「時間=量」ではないという点です。
このことは「パーキンソンの法則」として知られています。「仕事量は、
完成のために与えられた時聞をすべて満たすまで膨張する」のです。
例えば、いつも出かける準備を30分でやっている人がいるとします。今
日は予定が早く終わり、60分も余っているので「早めに準備して、残った
時聞を有効に使おう」と思うと、不思議なことに、いつも30分で終わる準
備が40分、50分とかかってしまいます。時間が空いていると、その時聞を
満たすように伸びてしまうのです。
この法則によると、
何かしようと思ったら時間を限定してやらないと時間
が量に変換されないことになります。
例えば、30分で3個のアイデアを出せる人なら、90分を三つに区切って
作業すれば9個のアイデアを出せることになります。しかし、90分を1つの
時間単位として作業すると、90分あっても3個のアイデアしか出せない
可能性が高いのです。
(心を思いどおりにするテクニック サプライズBOOKより)
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