中途採用が多い会社にピッタリする退職金制度の見直をお手伝いします。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳 2020年9月27日
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◆心にビタミン
「わかっちゃいるけど... 命について考える」
志賀内泰弘
(続きは編集後記で)
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[退職金制度のコンサルティング]
中途採用が多い会社にピッタリする退職金制度の見直をお手伝いします。
[担当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
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・事務員の退職金が2千万円でがくぜんとする社長
従業員50人のA社でのことです。
事務員さんが勤続40年でめでたく定年退職することになりました。
なんと退職金が2千万円以上になります。社長はびっくりです。
「こんなはずではなかった...」と天を仰ぎ大きなため息。
事務員さんは自分の退職金が2千万円以上になることを知っており定年退職を
楽しみにしていました。
事務員さんは経理担当だったのです。
自分の退職金を退職金規程に基づき計算をして社長に計算書を見せたのです。
・どうして2千万円の退職金になったのか
A社の退職金は基本給に勤続年数別支給率を掛けて退職金を計算しています。
昇給すると基本給が上がり、昇給する分、退職金が増加する、しかも勤続年
数が増えるほど、支給率が高くなるような仕組みになっています。
勤続が長い社員ほど退職金が高くなる、それも定年退職前の10年間でうなぎ
のぼりに増える仕組みになっています。(実は多くの企業がこのような制度
です。)
これは大企業の退職金制度のものマネです。
退職金が2千万円にもなることに社長が気づかなかったのは定着率が良く
なかったからです。
平均勤続年数は4年足らずなので、勤続年数が浅く退職金額が負担にならな
かったので問題意識がありませんでした。
A社での定年退職は事務員さんが初めてだったからです。
定年退職者が出て初めてあわてました。
・さらに大きな問題が発生
話は事務員さん一人の問題だけに終わりません。
これから10年間で定年退職する社員の退職金がいくら必要なのか計算して、
さらにびっくり。
退職金を払うと、利益がふっとび、大幅な赤字になることが予想できました。
気がついてみると最近は退職する従業員が少なくなり、定年退職予備軍が
目白押しだったのです。
・やっと一人前になったと思ったら辞められて悔しい思いをする
中小企業は定着が悪いですね。
平均勤続年数が4年足らずという会社が少なくありません。
3年かけてやっと一人前にしたと思ったら気まぐれに辞められる。
それも忙しい時期に平気で辞める。
経営者はたまったものではありません。
そのようなけしからん退職者がでないような退職金規程にすべきです。
・解決方法は?
そもそも、退職金制度は何のためにあるのでしょうか?
退職金制度は勤続年数が長くなると退職金が増える仕組みになっています。
勤続が長くなると退職金が減るという会社は見たことがありません。
ここに退職金の本質があるのです。
勤続が長くなると退職金が増える目的は、長期勤続の奨励です。
つまり、退職金制度は従業員を引き止めするものです。
経営者の本音は辞めて欲しくない従業員と辞めて欲しい従業員がいます。
辞めて欲しい従業員にはそれなりの退職金で良いのです。
そのような視点からすると
退職金=退職時基本給×勤続年数別係数
は退職金の目的からはずれています。
それを解決するためにポイント制退職金制度が流行していますが、それは
大企業向きであり、中小企業が導入すべきではありません。
退職金制度の見直しをお勧めします。
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(正式依頼ではありません。お申込み後に断ることは自由です)
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編集後記
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◆心にビタミン
「わかっちゃいるけど... 命について考える」
志賀内泰弘
今年の二月のことです。
仕事から戻って、リビングにカバンを置いたとたん、ケータイが
鳴りました。友人のKさんです。
「ハイ、志賀内です」
「Kです」
「こんにちは」
「...」
なんだか元気がありません。嫌な予感がしました。数年前、奥さんが
大病を患い、たいへんな苦労をされたからです。
恐る恐る尋ねます。
「どうしたんですか? ...奥さん、また具合が悪いの?」
「いえ ...僕なんです」
「え?」
「白血病になっちゃった」
「え!?」
どう話し掛けたらいいのかわからず、沈黙になりました。
思い切って口にしました。
「治療方法は決まったんですか?」
「今、お医者さんに言われたところなんです。すぐ入院しなさいと言われて、
これから家に帰って支度をします」
聞けば、特に体調が悪いわけではなく、たまたま血液検査をして
もらったら、白血病と診断されたというのです。こういうことを、
青天の霹靂というのでしょう。
きっと、頭の中が真っ白になり、どうしていいのかわからず。
そんな中、どういうわけか、志賀内のことを思い出してくれて、
電話をかけてきてくれたのでした。
おそらくは、志賀内が二十五年前に生死を彷徨う病気をした経験がある
ことを覚えていてくれたからか。それとも、カミさんのがん治療の
看病・介護を長い間していたことを知っていたからか。
でも、何もしてあげられません。
「治ること祈ってます」
ただ、それだけ言って、電話を切りました。
実はその後、治療が上手くいき、Kさんは元気を取り戻しました。
ドナーが見つかったのです。いろいろな後遺症はあるものの、普通の
暮らしを取り戻すことができました。
ときおり、SNSで治療の経過を発信するのを読んだり、電話で
状況を聞いたりしていましたが、本人にしかわからない苦しみ、辛さが
あったことは間違いありません。
ある日、KさんのSNSに、こんなメッセージを見つけました。
「病気をして、入院して特に感じたこと。
勿体ない時間の過ごし方をしないようにしよう。
自分が納得できる時間の使い方をしよう。
追記 他人の貴重な時間を奪わないように心がけよう」
当たり前のことです。なのに、人ってそんな大切なことを忘れてしまう。
一〇五歳まで活躍された、聖路加国際病院の日野原重明・名誉院長は、
日頃こんなことをおっしゃっておられました。
「命とは時間である」
と。人は誰も「寿命」というものを気にします。
何歳まで生きられるか。
人が亡くなると、「早すぎるね」と慰めたたり、「まだまだ活躍で
きたのに残念」と惜しんだりします。
その「寿命」とは何なのでしょう。
一年で一歳、歳を取る。その一歳は、一ヶ月の十二回分。一ヶ月は、
三十一日(または三十日)分。一日は二十四時間。
そして、一時間は六〇分 ...。
何を当たり前のことを ...と思われるに違いありません。
しかし、ここに人の思考の落とし穴があるのです。
一年、二年というと、一歳、二歳という「寿命」の一部と感じるものです。
でも、細かな単位の「一時間」「一分」「一秒」だって、「寿命」の
一部なのです。
そう、つまり!
「命」とは「時間」なのです。
そんなこと、誰に言われなくてもわかっちゃいる。でも、普通は
考えたりしません。
ところが、「ひょっとしたら、もう生きられないかもしれない」と
思った瞬間、自分の「時間(命)」が愛おしくなるのです。
志賀内もそうでした。そして、Kさんも、
「勿体ない時間の過ごし方をしないようにしよう。自分が納得できる
時間の使い方をしよう」と、思われたのです。
ただ、志賀内との大きな違いがありました。
「他人の貴重な時間を奪わないように心がけよう」
と、自分のことだけでなく、他人のことまで考えられたことです。
これには頭が下がります。
Kさんは言います。
「今回の命はボーナスだと思っています。 なので自分のためにだけでは
なく、少しでも誰かのお役に立てる事が僕の生かされた使命なのかと
感じています。僕はまだまだ世の中の役に立っていないから、
もうちょっとこの世で修行しろ、みたいな(笑)。その一環として
大学病院でインタビューを受けます。それは今後同じ治療を受ける
患者さんの少しでもヒントになればということと、看護師さん、
お医者さんなどで構成されるコーディネーターの皆様の参考になればと
言う事で快く引き受けました。 時間に関しては、本当に自分だけでは
なく、相手の命も奪わないように心がけたいです」
いつ大震災が起きて、次の瞬間、この世にいなくなっているかも
しれません。
ウイルスに感染したり。突然の事故に遭遇したり。まったく何が
起きるかわからないのが人生です。けっして、世を儚んだり、絶望的な
観点で言っているわけではありません。
だからこそ!
今、「この瞬間」を大切に生きること。
大切に大切に「この瞬間」を生きて積み重ねたものが「寿命」なの
ですから。
KさんのSNSのメッセージを読んで、改めて「今」という「時間」を
大切に生きようと誓いました。
(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)
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