【書籍ご紹介】京都祇園もも吉庵のあまから帖2 志賀内泰弘著
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳 2020年10月15日
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◆心にビタミン
「わかっちゃいるけど... 命について考える」 志賀内泰弘
(続きは編集後記で)
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【書籍ご紹介】京都祇園もも吉庵のあまから帖2 志賀内泰弘著
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元芸妓の女将が営む甘味処を舞台をした感動の連作短編集 第2弾
祇園の名物女将がモデルの小説が発売
昨年全焼し、再建中の祇園お茶屋「吉うた」女将がモデル
京都・祇園。
一見さんお断りの甘味処「もも吉庵」を営む元芸妓・もも吉の、人生の
機微に通じた言葉が、悩みを抱えた人々の心を癒す―。
和菓子屋の女性店員の接客に、華道の家元が「奥義」を感じた理由とは。
舞妓修業中に失綜した少女が「舞」で見せた覚倍と奇跡。
入院中の子供に贈り物を届ける「祇園祭のサンタ」の正体を知った
新聞記者の遼巡......。
古都の風物詩と共に綴る、感涙必至の人情物語。
登場人物
もも吉
祇園の"一見さんお断り"の甘味処「もも吉」女将。
美都子
もも吉の娘。京都の個人タクシーの美人ドライバー。
隠源
建仁寺塔頭の一つ満福院住職。
「もも吉」の常連。
奈々江
舞妓修業中の「仕込みさん」。
十五歳で一人、祇園にやってくる。
朱音
老舗和菓子店、風神堂の社長秘書。
入社一年目。
おジャコちゃん
もも吉が面倒を見ているネコ。
好物は最高級品の「ちりめんじゃこ」
もくじより
第一話 年の暮れ、京の片隅に花が咲く
第二話 秘めごとや桃の節句の物語
第三話 行く春を惜しみこぼれる落ち椿
第四話 ふるさとをしのんで踊る京の舞
第五話 都大路涙ににじむ山と鉾
著者について
志賀内泰弘(しがない やすひろ)
作家。世の中を思いやりでいっぱいにする「プチ紳士・淑女を探せ!」
運動代表。月刊紙「プチ紳士からの手紙」編集長も務める。人のご縁の
大切さを後進に導く「志賀内人脈塾」主宰。思わず人に話したくなる感
動的な「ちょっといい話」を新聞・雑誌・Webなどでほぼ毎日連載中。
その数は数千におよぶ。ハートウォーミングな「泣ける」小説のファン
は多く「元気が出た」という便りはひきもきらない。TV・ラジオドラ
マ化多数。著書『5分で涙があふれて止まらないお話 七転び八起きの人
びと』(PHP研究所)は、全国多数の有名私立中学の入試問題に採用。
他に『No1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡』
『なぜ、「そうじ」をすると人生が変わるのか?』(ダイヤモンド社)、
『ココロがパーッと晴れる「いい話」気象予報士のテラさんと、ぶち猫
のテル』(ごま書房新社)、
『眠る前5分で読める 心がほっとするいい話』(イースト・プレス)
『京都祇園もも吉のあまから帖』(PHP文芸文庫)
などがある。
本書について
タイトル:京都祇園もも吉庵のあまから帖2
著者:志賀内泰弘 著
定価:700円(税別)
仕様:文庫判並製/292ページ
発行:PHP研究所
発売日:2020年7月2日
(中川コメント)
購読をお勧めします。
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編集後記
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◆心にビタミン
「わかっちゃいるけど... 命について考える」
志賀内泰弘
今年の二月のことです。
仕事から戻って、リビングにカバンを置いたとたん、ケータイが
鳴りました。友人のKさんです。
「ハイ、志賀内です」
「Kです」
「こんにちは」
「...」
なんだか元気がありません。嫌な予感がしました。数年前、奥さんが大病を
患い、たいへんな苦労をされたからです。
恐る恐る尋ねます。
「どうしたんですか? ...奥さん、また具合が悪いの?」
「いえ ...僕なんです」
「え?」
「白血病になっちゃった」
「え!?」
どう話し掛けたらいいのかわからず、沈黙になりました。
思い切って口にしました。
「治療方法は決まったんですか?」
「今、お医者さんに言われたところなんです。すぐ入院しなさいと言われて、
これから家に帰って支度をします」
聞けば、特に体調が悪いわけではなく、たまたま血液検査をして
もらったら、白血病と診断されたというのです。こういうことを、青天の
霹靂というのでしょう。
きっと、頭の中が真っ白になり、どうしていいのかわからず。
そんな中、どういうわけか、志賀内のことを思い出してくれて、電話を
かけてきてくれたのでした。
おそらくは、志賀内が二十五年前に生死を彷徨う病気をした経験がある
ことを覚えていてくれたからか。それとも、カミさんのがん治療の
看病・介護を長い間していたことを知っていたからか。
でも、何もしてあげられません。
「治ること祈ってます」
ただ、それだけ言って、電話を切りました。
実はその後、治療が上手くいき、Kさんは元気を取り戻しました。
ドナーが見つかったのです。いろいろな後遺症はあるものの、普通の
暮らしを取り戻すことができました。
ときおり、SNSで治療の経過を発信するのを読んだり、電話で状況を
聞いたりしていましたが、本人にしかわからない苦しみ、辛さがあった
ことは間違いありません。
ある日、KさんのSNSに、こんなメッセージを見つけました。
「病気をして、入院して特に感じたこと。
勿体ない時間の過ごし方をしないようにしよう。
自分が納得できる時間の使い方をしよう。
追記 他人の貴重な時間を奪わないように心がけよう」
当たり前のことです。なのに、人ってそんな大切なことを忘れてしまう。
一〇五歳まで活躍された、聖路加国際病院の日野原重明・名誉院長は、
日頃こんなことをおっしゃっておられました。
「命とは時間である」
と。人は誰も「寿命」というものを気にします。
何歳まで生きられるか。
人が亡くなると、「早すぎるね」と慰めたたり、「まだまだ活躍できた
のに残念」と惜しんだりします。
その「寿命」とは何なのでしょう。
一年で一歳、歳を取る。その一歳は、一ヶ月の十二回分。一ヶ月は、
三十一日(または三十日)分。一日は二十四時間。
そして、一時間は六〇分 ...。
何を当たり前のことを ...と思われるに違いありません。
しかし、ここに人の思考の落とし穴があるのです。
一年、二年というと、一歳、二歳という「寿命」の一部と感じるものです。
でも、細かな単位の「一時間」「一分」「一秒」だって、「寿命」の
一部なのです。
そう、つまり!
「命」とは「時間」なのです。
そんなこと、誰に言われなくてもわかっちゃいる。でも、普通は考えたり
しません。
ところが、「ひょっとしたら、もう生きられないかもしれない」と思った
瞬間、自分の「時間(命)」が愛おしくなるのです。
志賀内もそうでした。そして、Kさんも、
「勿体ない時間の過ごし方をしないようにしよう。自分が納得できる時間の
使い方をしよう」と、思われたのです。
ただ、志賀内との大きな違いがありました。
「他人の貴重な時間を奪わないように心がけよう」
と、自分のことだけでなく、他人のことまで考えられたことです。
これには頭が下がります。
Kさんは言います。
「今回の命はボーナスだと思っています。 なので自分のためにだけではなく、
少しでも誰かのお役に立てる事が僕の生かされた使命なのかと感じています。
僕はまだまだ世の中の役に立っていないから、もうちょっとこの世で
修行しろ、みたいな(笑)。その一環として大学病院でインタビューを
受けます。それは今後同じ治療を受ける患者さんの少しでもヒントになれば
ということと、看護師さん、お医者さんなどで構成されるコーディネーターの
皆様の参考になればと言う事で快く引き受けました。 時間に関しては、
本当に自分だけではなく、相手の命も奪わないように心がけたいです」
いつ大震災が起きて、次の瞬間、この世にいなくなっているかも
しれません。
ウイルスに感染したり。突然の事故に遭遇したり。まったく何が起きるか
わからないのが人生です。けっして、世を儚んだり、絶望的な観点で言って
いるわけではありません。
だからこそ!
今、「この瞬間」を大切に生きること。
大切に大切に「この瞬間」を生きて積み重ねたものが「寿命」なのですから。
KさんのSNSのメッセージを読んで、改めて「今」という「時間」を
大切に生きようと誓いました。
(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)
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