「社員が成長する人事考課表の作り方」セミナー

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者: 中川清徳  2021年3月8日
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◆心にビタミンいい話
「信用」はお金で買えるだろうか(その二)
「『信用』を試される時が訪れた」
志賀内泰弘
(続きは編集後記で)
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[題名] 「社員が成長する人事考課表の作り方」セミナー
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[料金] 20,000円(税別) 人数不問
[日時] 3月22日(月)13時30分~16時30分(3時間) 
4月22日(木)13時30分~16時30分(3時間) 
[申込] http://nakagawa-consul.com/seminar/084_web.html
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または、下記のご記入のうえ、そのまま返信してください。
上記日程で参加できない場合は下記よりご希望の日程をお申し込みください。
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第一希望日 月 日 時~
第二希望日 月 日 時~
第三希望日 月 日 時~
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お申し込みをお待ちしております。
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    編集後記      
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◆心にビタミンいい話
「信用」はお金で買えるだろうか(その二)
「『信用』を試される時が訪れた」
志賀内泰弘
 以後、(その一)のOさんのエピソードは、私の心の奥深くに刻まれる
ことになりました。「信用」こそが、人付き合いでもっとも大切なことで
ある。そして、それは、「お金」では買えないもの。だからこそ、
例えどんなに高くても「お金」を支払う価値があるものと学んだのです。
 以来、まずは、人を紹介するのに人一倍気を遣うようになりました。
 例えば、
「志賀内さんの友達で、観光業に関わる人を紹介して欲しい」
と頼まれたとします。原則は、紹介する場所を私がセッティングし、
私が立ち会う。できれば、事前にお互いのプロフィールを交換しておく。
ビジネスの提案であれば、これまた事前に先方に送っておく。相手の会社を
尋ねる場合は、もちろん手土産を持参。もし、ホテルのレストランを
会談の場にする際には、私が費用を全額負担する。
 もし、TさんとMさんを引き合わせて、大きなビジネスに繋がったり、
お互いの人生が好転するとしたら、それが私の一番の喜び。
万一、どちらからか謝礼の申し出があっても、絶対に受け取らない...
などなど。
 私の友人・知人を紹介するということは、私の「信用」が背景にあって
のことです。リンゴやミカンの木の接ぎ木のように、私を媒介にして、
三人が一本の木になるのですから、よほど慎重になるべきと考えます。
 ところが... です。
 突然、私は神様に試される日がやってきました。
 ある時、知人(友人とまでは呼べない)から、怒って電話が入りました。
「志賀内さんに紹介してもらったKさんを、私の大切なお客様に紹介したら、
トラブルを起こして裁判沙汰になってる。どうしてくれるんだ!」
 私は、知人が何を言っているのかわかりませんでした。Kさんというのは、
たしかに知り合いです。私が所属する異業種交流会のメンバーで、
経営コンサルタントをしています。
 詳しく話を聞くと、事情が少しずつ見えてきました。以前、Kさんから
頼まれて、東京の異業種交流会に一緒に参加したことがありました。
その会は、会員の紹介者がなければ参加できないクローズの会でした。
そこで、同伴者ということで参加してもらったのです。
 講演会の後で、立食パーティが始まると、最初はKさんと一緒に歓談し、
知り合いがやってくるたび「同伴のKさんです」と言い、紹介していました。
時間が経つにつれ、トイレに行ったのを機に別々に行動するようになり、
帰りの新幹線の時間が違ったことから、別々に会場を後にしました。
 知人いわく、
「取引先の社長から『新設するスーパーマーケットのマーケティングを
任せるコンサルタントを紹介して欲しい』と頼まれて、志賀内さんの友人の
Kさんを紹介したのだ。ところが、話がうまくすすまず、途中で契約を
取りやめようとしたら、Kさんがあまりにも法外な違約金を請求して
きたんだ。それを突っぱねたら裁判を起こしてきてね。紹介した僕の顔は
丸潰れだよ」
 私は、「ちょっと待ってください」と言いました。
 私は、ただ、同伴者として会に連れて行っただけです。「この人は信用
できるから、ぜひ仕事のパートナーになってあげください」と言って紹介
したわけではありません。
 私に何の連絡・報告もなく、またKさんの信用照会をすることなく、
大切なお客様に紹介するなんて、と知人の感覚を疑いました。
 しかし...、その時、頭に浮かんだのが、(その一)で紹介したOさんの
ことでした。
「あっ! 私は今、試されている」と思いました。経緯からして、私に
責任はないと思いました。しかし、知人は私を「信用」してくれていたから、
黙ってKさんをお客様に紹介したのです。
「わかった、じゃあ、こうしよう。その違約金を半分ずつ、君と私とで
負担しようよ」
 喜んでくれると思いきや、知人は、言葉を詰まらせました。
そして、「なんで、僕がお金を支払わなくちゃならないんだ」と言いました。
 それを聞いて、ハッとしました。私がKさんを会に同伴したことが元です。
発端の私に全部責任がある。それなのに半分とは... なんて中途半端な
みみっちい男なんだろう。そこで、Oさんの教えに従い、全額私が立て替え、
裁判を回避させました。
 もし、私がお金を払わなかったら、知人は私の悪口を言いふらす可能性も
あります。それが仮に見当違いのことであっても、それを耳にした第三者は、
誤解する可能性があります。すると、私の知らないところで、私の「信用」
が失われることになります。「信用」を「お金」で買ったわけではなく、
「信用が失われる」のを「お金」で食い止めたわけです。
 以来、人を紹介する時には、より慎重を期するようにしています。
また、「紹介した」と誤解を受けないように、日頃の行動に細心の注意を
払うよう一層心掛けるようにしています。
 さらに、人を紹介する時には、もしトラブルが生じた場合には、
とことんフォローするよう心掛けています。
 なぜなら、「信用」は「お金」で買えないものだから。
(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)
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☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
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