ポイント制退職金制度への見直し方」セミナー
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2021年10月13日
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あいつが日本に来て三年になる。
(続きは編集後記で)
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[Web双方向セミナーのご案内]
[題名] ポイント制退職金制度への見直し方」セミナー
[対象] オーナー経営者さま・役員さま・人事労務担当者さま
[特典] 退職金規程簡易診断
※よろしければ退職金規程コピーをご持参ください
[講師] 濱田勝則
[日時] 10月22日(金)10時00分~12時30分
[料金] 20,000円(税別) 22,000円(税込)
[場所] 全国どこでもあなたの席が会場
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/121_web.html
または、下記のご記入のうえそのまま返信してください。
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社名
役職名
氏名
希望日時
※日程が合わない場合はご希望の日時をご記入ください。
日程調整します。
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※ Webセミナーはメールで日程調整が可能です。
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潜在リスクがあるといわれる基本給連動型等の規程をポイント制に
スムーズに見直すコツは!?
退職金規程と積立制度のアンマッチングをいかに解消するか?
対象 オーナー経営者さま・役員さま・人事労務担当者さま
セミナー参加特典 「退職金規程簡易診断」
※よろしければ退職金規程コピーをご持参ください
既得権を保護し、 「ポイント制退職金制度」への移行をスムーズに
行うには、 ちょっとしたコツがあります。
退職金制度の見直しで大きな障害となる「既得権」。
新制度へ移行するには工夫が必要です。
既得権を保護しながら新制度へスムーズに移行するためのコツを
お伝えします。
・退職金制度を勝手に変更してはダメです
退職金規程は就業規則を補完する一部であり、社員の合意なき
不利益変更は禁止されています。
過去の判例をもとに、不利益変更にいかに対応していくべきかを
お伝えします。
・既得権が増大すると見直しづらくなる
退職金制度の問題は経営リスクとして顕在化しづらいという大きな
特徴をもっています。日々退職金の支払いが生じているわけでは
ありませんので、リスクは潜在化しています。
既得権が増大し経営問題に発展する前に適切な対処が必要です。
・退職金が独立資金になってしまった......
手塩にかけて育てた幹部社員の突然の辞表。
表向きの理由の裏にライバル企業への転職、同種事業の立ち上げが。
信じていたにもかかわらず...。
懸命に目をかけ時には厳しく、そして優しく、情熱とお金をかけて
育てたのに...。
突然の背信行為には具体策が必要です。
退職金制度は「規程」と「積立制度」の両面から考える
必要があります。
退職金規程と積立制度のマッチングがとれていない企業が
少なくなく、驚かされます。
規程と積立制度のマッチングは、退職金制度の目的を達成する上で
非常に重要です。
このセミナーでは、講師がこれまでに直面してきた主に不利益変更
問題と規程と積立制度のアンマッチングの問題を経験に基づいて
解説します。
セミナーの主な内容
※法改正や講師の都合で一部変更することがあります
・潜在化している退職金制度の危険性
・退職金の支払いトラブル事例検証・判例
・不利益変更にどう対応するべきか
・古い退職金規程の危険性
・基本給連動型の退職金規程の怖さ
・同業他社に転職!? 退職金を不支給とできるか
・退職金制度は定着対策である
・退職金規程と準備手段のマッチングの大切さ
・退職金制度で講じる競業避止対策
・既得権には法律上の明確な定義がない
・勝手に変更できない退職金規程
・賃金規程の変更が退職金を倍増させる危険性
・中小企業にぴったりなポイント制度とは
・既得権を定義し規定するコツ
・様々な不支給規定とその有効性
・懲戒解雇で当然に退職金不支給とは出来ない
・従業員説明会開催方法と同意書の取得
・生命保険商品等の活用方法
・その他
過去のセミナー受講者の声をお届けします
「内容がとてもわかりやすく、質問に対しても的確に答えて
頂きました。当社が抱える悩みにもアドバイス頂き、会社に
戻ってからも退職金規約、その他制度を変更する為の骨子と
なるようなセミナーでした。」
...... (K産業 T様)
「とてもわかりやすかったです(本音ベースの話が)。
参加特典があるのも良いと思います。ぜひ活用させていただきます」
...... (I社 A取締役さま)
「退職金規程の見直しを早急に行わなければいけないことを
再認識できました。不利益変更の対応に気をつけながら
進めていきたいと思います」
...... (匿名ご希望)
講師 濱田勝則のプロフィール
プルデンシャル生命保険(株)多摩支社 ライフプランナー
【国家資格等】
社会保険労務士
1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
M&Aシニアエキスパート
1969年生まれ。1995年プルデンシャル生命保険(株)入社。
「相続・事業承継対策と退職金制度で雇用安定に資する」を
モットーに社会保険労務士資格、1級ファイナンシャル・
プランニング技能士資格等を活かし、生命保険活用の一環として
中小企業の相続・事業承継対策と退職金制度の構築を手掛ける。
「退職金制度は規程と準備手段のマッチングが重要」が持論。
大手人事会計ソフト会社主催セミナー等、講演実績多数。
ホームページはこちら
[セミナー講師からメッセージ]
退職金制度の見直しが遅れると既得権が増大するリスクがあります
基本給連動型の退職金計算方法は、広く中小企業に普及しています。
基本給連動型は計算方法が簡易というメリットがある反面、
賃金改定により計算基礎である基本給が見直されれば退職金がそ
の時点で増減します。不利益変更や会社負担の増大により、
トラブルの原因となる場合があります。
ポイント制度へ移行をする際には、既得権に気をつけなければ
なりません。
既得権を保護し、ポイント制度へスムーズに移行するためのコツを
お伝えします。
規程と準備制度のマッチングは、退職金制度の目的を果たすために
重要です。マッチングのコツをお伝えします。
オーナー経営者さま・企業さまのお役に立ち、広く雇用の安定に
資することができれば望外の喜びです。
(中川コメント)
ご参加をお勧めします。
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編集後記
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あいつが日本に来て三年になる。
◆心にビタミンいい話
「フィリピンから連れてきた青年 その一」
日本講演新聞中部支局長・山本孝弘
「働き手を探しにフィリピンへ」
あいつが日本に来て三年になる。
私が会社員だった頃の話である。小さな会社ではあったが、私は
建設系の会社で営業課長を任されていた。
今はどの業界にも言えることかも知れないが、ご多分に漏れず
建設業界も深刻な人手不足である。あまつさえ労働者の高齢化の
問題もある。
そこで、今多くの会社で取り入れられているのが外国人技能実習
制度だ。発展途上国の若者を数年間日本の企業で受け入れ、
産業技術を学んだ後に母国の発展に寄与してもらう制度である。
あくまで研修だが、実際は日本の労働力不足を解消する結果になって
いるのもまた事実だ。
興味を持った私は、実際に外国人研修生を採用している企業の
担当者に話を聞かせてもらった。「とにかく最初は苦労の連続だが、
必ず戦力になる」と言う。そして私は、ある日企画書を持って
社長室に行った。人手不足に悩む自社でも外国人研修生を受け入れ
ようと考えたのだ。小さい会社としては大きな事案なので即決断と
いうことはなかったが、とりあえず私が現地に赴くことになった。
現地法人の信頼性や研修生希望者の実態を視察に行くためである。
研修生の監理組合の勧めで、視察地はフィリピンに決まった。
「スモーキーマウンテンを目の当たりにして」
現地法人の社長の話を聞き、また日本行きが決まった研修生だけ
が集まる日本語学校も視察した。国の雰囲気もよく分かった。
研修制度の大枠が見えてきた研修の最終日、午後の時間に少し余裕
ができた。
「射撃体験場かカジノかどちらに行きたいですか」と現地法人の
フィリピン人社員が私に聞いた。どちらにも興味がなかった私は
「スモーキーマウンテンに連れて行ってほしい」と頼んだ。
それはマニラ郊外にあるゴミ集積所の俗称である。集められたゴミ
の山から売れるものを一日中探し、わずかな日銭を稼ぐ人々が
暮らすスラム街だ。彼は少し驚いたが、車から出ないことを条件に
連れて行ってくれた。
明らかにアル中になっていると思われる小学生くらいの男の子を
車中から見た時はやり切れなさで苦しくなった。一人で歩いている
中学生くらいの男の子を見かけた。声を掛けてみたくなり、何とか
お願いして車から降ろしてもらった。ジョーイと名乗ったその
少年は「今一番したいことは学校に行くことだ」と言って微笑んだ。
その笑顔がわずかな救いに感じた。
ホテルに帰る途中、マニラの街なかで車は渋滞に巻き込まれた。
動かない車の窓がふいにノックされた。「花飾りを買って」と七歳
くらいの少女が言った。相場より高いお金を払うと彼女は微笑んで
雨の中を駆けていった。私はマニラの街を覆った分厚い雨雲を
見上げながら、「彼女たちの笑顔が、いつか心からの笑顔になる
日が来ますように」と願い、雲の向こうに隠れている明るい太陽を
想像した。
「研修生候補の面接で」
そして三ヶ月後、今度は採用する研修生を面接するために私は
再びマニラを訪れた。
こちらの希望に合う該当者七名が面接会場に来ていた。全員が
日本で働きたいと切に願う事情を持っていた。そんな事情を聞け
ば聞くほど全員連れて帰りたい気持ちになる。でも、採用するのは
一人だけだ。
他人の人生を大きく左右する重圧から逃げ出したくなったが、
私は逡巡を重ねた末に、一歳の娘を持つ二十三歳のシングル
ファーザーの青年を採用することに決めた。
面接終了後に現地法人の社長が彼を部屋に呼び、採用の旨を
告げた。彼と彼の家族の未来が大きく変わった瞬間だった。
「幼い娘と弟たちのために日本で頑張ります」
と彼は英語で言った。部屋を出る前、彼はこちらに向き直って丁寧
に頭を下げた。
その後、入管に出す書類を整理し部屋を出ると、採用された彼が
私を待っていた。
「よろしくお願いします」
と、今度はかなり拙い日本語を使いながら深く頭を下げられた。
彼の目からは涙が溢れていた。
こちらも胸が熱くなったが、ぐっと堪え平静を装った。
◆心にビタミンいい話
「フィリピンから連れてきた青年 その二」
日本講演新聞中部支局長・山本孝弘
「全部日本語で話してください」
そして半年後の初夏。彼が日本にやってきた。
当然最初から戦力になる訳ではなく、彼はとにかく現場で足を
引っ張った。車の運転もさせられない。そして何より言葉が通じ
ない。
現場での彼の風当たりは強くなった。「営業は連れてくるだけ
で一緒に仕事をしないからいいよな」。現場からの批判の矛先は
私にも向かってきた。
日が経つに連れて彼は元気がなくなっていった。現場の声は何
とも思わなかったが、元気がなくなっていく彼の姿を見るのは
やるせない。
私は仕事帰りにフィリピン料理レストランに彼を連れて行き
励ました。「日本語なんて嫌でも話せるようになる。今だって
来た時よりかなり話せるじゃないか」と、ゆっくりと英語で諭
した。肝心な時は英語で話すのがお互いの暗黙のルールだった。
「そう思うならこれからは全部日本語で話してください」と彼は
笑った。その時、こいつなら大丈夫だと私は確信した。
そして二年後。「あいつがいないと現場が回らない」と日本人
社員から言われるようになった。現場で会う他社の職人にもかわい
がられるようになった。
ある日の朝礼後、職人たちが現場に向かう準備をしている時に、
そのうちの一人が彼に言った。
「SNS見たぞ。おまえはハッピが似合うなあ」
何を言っているのだろうと思い、私はパソコン画面を切り替え
彼のSNSを覗いた。私の知らないところで、彼は下請けの作業員
の誘いで地域のお祭りに参加していたのだ。法被を着て神輿を
担いでいる彼の楽しそうな写真を見た時は、私はまるで彼の父親に
でもなったかのように感無量になった。目頭が熱くなった。
「日本に連れてきてくれてありがとう」
そこからさらに一年後のこと。私は学校で子どもたちに講演をする
仕事が天命ではないかと思い、会社を辞めることにした。
彼にはなかなか言えなかった。
彼がそれを知った日、現場から戻ると真っ先に私の机にやってきて
こう言った。
「仕事はだんだん覚えてきました。でもあなたは仕事以外の大事な
ことを教えてくれます。私の話も聞いてくれます。やめないでくだ
さい...」
あの時と同じように、私は感情をぐっと抑え微笑んだ。私が辞める
ことは本当だと彼は理解したようだった。そして今度は静かに英語で
言った。
「娘は五歳になりました。弟たちも学校に通っています。僕を日本
に連れてきてくれて、ありがとうございました」
そう言って上を向いた彼の目から涙がこぼれた。
来た頃とは比べられないくらい厚くなった彼の胸板。汚れた作業着。
娘たちのために異国で頑張っているこの男を私は尊敬する。
息子ほど年の離れたあいつが本当に息子に見えてきた。堪えきれず
私の頬にも涙が流れ落ちた。
編集長:志賀内
国籍、性別、年齢、思想、宗教︙ その環境や生い立ちにどんなに
違いがあっても、頑張っている人の姿は美しい!
シンングルファーザーの「あいつ」にエールを送ります。
(ご案内)
山本孝弘さんのエッセイが本になりました!
心揺るがす「いい話」がいっぱいです。
「明日を笑顔に 晴れた日に木陰で読むエッセイ集」(JDC)
(プチ紳士からの手紙 より http://giveandgive.com/)
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ご注意
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このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、
お役所の文書と同じになります。結局わかりにくい記事になり、
役に立ちません。
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