接待時間も労働時間として過労死認定された
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[内容] 業績向上に直結!賞与の払い方セミナー
[価格] 24,000円(税別) 26,400円(税込)
[日程] 10月21日(木) 14時00分~16時00分
11月12日(金) 14時00分~16時00分
12月 7日(火) 14時00分~16時00分
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/003_web.html
または下記にご記入のうえそのまま返信してください。
*************[申込書] 賞与の払い方セミナー**************************
希望日 月 日 時~ 時
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2021年10月17日 VOL.5016
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プロスペクト理論(損失回避性)
(続きは編集後記で)
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接待時間も労働時間として過労死認定された
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
中川:社長は接待が多いですか?
社長:営業部長が接待をしています。
私はほとんど出席しません。
中川:営業部長の携帯電話はどうなっていますか?
社長:管理職以上は常に携帯電話の電源を切らないよう義務づけ
ています。
管理職以上は24時間体制で臨むべきだからです。
中川:接待が多く、携帯電話で24時間待機状態だと長時間労働の
可能性がありますね。
社長:当社の部長は管理職なので残業代はつけていません。
何か問題がありますか?
中川:残業代の不払い事件ではなく、接待時間も労働時間だと
認定して過労死が認定された事件があります。
社長:え?
接待ゴルフをしている時間も労働時間なのですか?
中川:過労死と認定された事件は事務所の所長でした。
飲酒は苦手なのですが、情報収集や仕事の打ち合わせの
ために夜の接待に出席していました。
社長:飲酒が苦手で接待はつらいですね。
接待をしなければならない状態だったのですか?
中川:接待の内容は次のようなものでした。
1.顧客との良好な関係を築く手段として行われていた
2.会社が協力会社に取引を獲得ないし維持するため、
工期の短い工事等の無理な対応をお願いする立場で
あった
3.付き合いのある人脈を利用して営業の情報を収集したり、
根回しをし、そのために顧客とコミュニケーションを
とることによって問題の解決に当たっていたこと
4.所長として必要と判断したものであって,会社にとって
有益で,必要な業務の一部であった
5.後任の所長もその職責を全うするため重要であると
認識していた
6.接待費は会社負担であったこと
社長:うーん。
これは仕事そのものですね。
中川:そうですね。
しかも、携帯電話を常時待機状態にしておかなければなら
なかったのです。
社長:で、どのくらいの残業時間だったのですか?
中川:死亡前6ケ月の時間外労働時間は63~81時間でした。
労働時間を算定する上では、接待のための時間も労働時間に
カウントされました。
社長:では、今後は当社も接待時間も労働時間としなければなら
ないのですか?
中川:上記の事例は特殊な裁判例です。
一般的な接待は労働時間としては認められません。
今回ご紹介した事件は労働基準監督署長は接待時間は労働
時間ではないとして労災を認めませんでした。
それで奥さんが訴訟を起こしたのです。
社長:うーん。
普通は、接待は労働時間ではないのですね。
中川:そうです。
しかし、この事例を参考に管理職の労働実態を把握しておく
ことです。
一か月に80時間以上の時間外労働がある場合で、死亡した
場合は労災認定される可能性が高いのです。
社長:わかりました。
(中川コメント)
今日の記事は「ノキアジャパン事件 東京地裁平成23年11月10日
判決)を参考にしました。
内容によっては接待時間も労働時間となる可能性があります。
あなたの会社の管理職の接待の実態を把握していますか?
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[題名] パワハラ・セクハラ撲滅セミナー
[講師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[日時] 11月 9日(火)13:30~16:30
12月 2日(木)13:30~16:30
[料金] 24,000円(税別) 26,400円(税込)
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/088_web.html
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編集後記
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プロスペクト理論(損失回避性)
質問:どちらかを選んでください。
1. 無条件で9万円をもらえる。
2. 9 0%の確率で10万円がもらえる(1 0%の確率で全く何ももらえ
ない)
• このような質問をすると、多くの人が「無条件で9万円をもら
える」を選び、1 0万円をもらう賭けに出るよりも確実に9万円を
手に入れようとする。
質問:どちらかを選んで下さい(直前に9万円を無条件でもらった
ことが前提)
1. 確実に9万円を失う。
2. 9 0%の確率で10万円を失う(1 0%の確率で何も失わない)。
• こちらの質問では、「9 0%の確率で10万円を失う」を多くの人が
選ぶ。できれば損をしたくないから。
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[題名] 賃金制度の見直のお手伝いをします
[担当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[期間] 1か月~3か月程度
[見積] 15万円~45万円程度
[申込] https://nakagawa-consul.com/inquiry/index.html
または、下記にご記入のうえそのままご返信ください。
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( ) コンサルティングの内容を知りたいので確認したい
( ) コンサルティングの見積もりをして欲しい
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