給与明細のWEB配信を拒否する

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[題名]　社員と、もめごとを起こさない就業規則の作り方セミナー
[配布]　レジメ89ページ　資料120ページ
[講師]　中川清徳（中川式賃金研究所　所長）
[料金]　38,000円（税別） 41,800円(税込)　人数不問
[日時]　6月24日(金) 10時00分～16時30分(5.5時間)
7月21日(木) 10時00分～16時30分(5.5時間)
8月23日(火) 10時00分～16時30分(5.5時間)
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労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者：　中川清徳 　2022年6月29日 VOL.5270
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過去と未来を考えている暇があったら今を考える

(続きは編集後記で）

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給与明細のWEB配信を拒否する
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Q
ペーパーレス化の一貫として、給与明細のWEB配信を検討してい
ます。
しかし、スマホを持っていないとか、紙の給与明細でなければ
落ち着かないというような理由でウェブ配信を拒否する従業員が
います。
このような場合はウエブ配信をあきらめないといけないですか？

A
[結論]
ウエブ配信はできます。
ただし、拒否する従業員には紙の給与明細を配付してください。

[理由]
ウエブ配信は本人の承諾が必要であると決められているからです。

[運用]
ウエブ上のセキュリティ対策をきちんとしていることが前提と
なります。

（中川コメント）
昭和の時代に給料を銀行振り込みに変更した時、少数ですが
現金払いの希望がありました。
理由を聞くと自分の小遣いが減るからという人には。
社内貯金をして引き出せば小遣いを維持できると説得しました。
（社内預金制度があり自由に引き出せました。社内預金専門の
事務員が配属されていました）

今では給与振り込みは当たり前になっています。

給与明細のWEB配信もそのうち当たり前になるのでしょうね。

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編集後記
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過去と未来を考えている暇があったら今を考える

来世（らいせい）は待つべからず
往世（こうせい）は追うべからず

中国戦国時代の思想家 荘子

「来世(らいせい)」とは未来を、「往世（おうせい)」とは過去を
さし、「末来のことを思いわずらったり、過去のつらい思い出に
ひたる暇があったら、今、この瞬間を存分に楽しみなさい、大切に
しなさい」ということを表しています。

「そんなこと言われなくてもわかっているよ」という人がいるかも
しれません。
しかし、私たちは往々にして、この言葉とは逆のことを行っている
ところがあります。

たとえば、自分の会社の売上がかんばしくないときがいい例です。
そういう日に友達と食事に行って、美味しい料理が運ばれてきても、
ハッピーな気分になれないと思います。「あんなに商品を仕入れ
なければよかった」という過去や、「会社が立ち行かなくなったら
どうしよう」という未来に意識が向いてしまうためです。

不安や恐怖といったマイナスの感情が心を覆い、料理の味はわか
らなくなり、友達と一緒にいても楽しくなくなります。

そういうときは、次の言葉を心の中で唱え、過去や未来に向かおう
とする意識を「今、この瞬間」に集束させることをお勧めします。
「私は今、美味しい料理を友達と一緒に味わうために、このお店に
いる」

この言葉を発することで、過去や未来に意識が行きにくくなり、
「今、この瞬間」に意識が向けやすくなります。料理があれば存分
に味わうことができ、友達がいれば楽しく過ごせるようになります。
すると、ハッピー・タイムの余韻が後々まで残るため、売上の件で
生じたマイナスも相殺され、心がマイナスに傾く頻度も激減する
ようになるのです。

(もやもやした感情を整理する８つのコツ　植西聰　水玉舎刊より）

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