課長の役職手当を廃止したい

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[題名]　65歳定年制の賃金制度セミナー
[対象]　経営者、総務人事部長、課長、人事担当者
[講師]　中川清徳（中川式賃金研究所　所長）
[配布]　レジメ 25ページ
[料金]　21,000円（税別） 23,100円(税込)　人数不問
[日時]　12月14日(水)　13時30分～15時00分（1.5時間）
1月11日(水)　13時30分～15時00分（1.5時間）
[申込]
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労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者：　中川清徳 　2022年11月16日 VOL.5410

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金がないから何もできないという人間は、金があっても何もでき
ない人間である　江戸時代の俳人 小林一茶

続きは編集後記で

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課長の役職手当を廃止したい
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Q
課長は、労基法の管理監督者ではないので、残業代を払う必要が
あると言われました。
課長には役職手当5万円を払っているのですが、それは残業代込み
と考えていました。
残業代を払うのであれば役職手当はなしにしたいと考えています。
残業代は、5万円を超える人もいれば、超えない人もいると推測
します。
役職手当を廃止して問題ないですか？

A
[結論]
問題があります。

[理由]
役職手当の不支給は不利益変更となるからです。
また、主任、係長にも役職手当を支給していると推測しますが
それとのバランスで課長の不満が高まることが予想されます。

[補足]
管理職手当の5万円は既得権です。
それを廃止するには同意が必要です。
管理職手当の5万円は残業でもあると賃金規程に明記すれば
残業問題は解決します。
ただし、5万円を超える残業代は別途支給しなければなりません。

（中川コメント）
会社の規模や業務内容によって異なりますので、一概には
いえませんが、課長は労基法の管理監督者ではないとして
残業代を払う時代です。

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編集後記
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金がないから何もできないという人間は、金があっても何もでき
ない人間である　江戸時代の俳人 小林一茶

江戸時代、ろくに仕事もしないでブラブラしている男がいました。
男は「お金さえあれば、屋台の蕎麦屋でも始めるのに…」と、
いつも言っていたので、ある商人がお金の提供を申し出たところ、
男は蕎麦の打ち方がわからないと言ってきました。そこで商人が
それなら、そば打ちの達人を紹介するので修業しなさいといった
ところ、今度は「自分は不器用だから」と返事してきました。

それでも懲りずに「不器用でも修行を続ければ立派な蕎麦打ち
職人になれる」と励ましましたが、男は「自分は体が弱いから」と
いうだけなのです。

この一部始終を小林一茶が目撃したことから生まれたのが、
この言葉です。
願望を掲げてもできない理由ばかり探しているようでは、モチベー
ションだって高まらないし、いつまでたっても前進しないという
ことを示しています。

私たちも同じです。
「留学して勉強したい」「資格を取りたい」と願っても、「お金が
ないから」「時間がないから」と言ったように、できない理由
ばかりあげていたらラチがあきません。

お金がないならお金を捻出する方法を、時間がないなら、時間を
作り出す方法を考えるべきです。
できない理由ばかり口にしても、心は淀んだままでマイナスの
状態から抜け出せません。
しかし、できる理由、つまり可能性を見つけだせば、人生に希望
の光が差してくるようになります。やる気だって出てきます。
そしてこそ願望実現に向けてのモチベーションだって高まるよう
になり、心だってマイナスからプラスへと移行するようになるの
です。

(もやもやした感情を整理する８つのコツ　植西聰　水玉舎刊より）

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