営業成績不振を理由に解雇は有効
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労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者： 中川清徳 2023年3月11日 VOL.5524
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「社長がお見えになられました」
ちょっと気づきにくいかもしれませんが、二菫敬語の誤りの
一例です。
続きは編集後記で
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営業成績不振を理由に解雇は有効
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営業職員として勤務していたXが、6カ月間に一定の営業成績を
上げない者は解雇する旨の就業規則に基づいて解雇された
ところ、同解雇は無効だとして雇用契約上の地位確認等を
求めた事案。
大阪地裁は、解雇は有効であるとして、Xの請求を棄却した。
令和3年1月1日時点における会社の就業規則等によれば、
会社は毎年1月・7月を起算月として、従業員が新規に獲得した
保険契約の保険料等が一定の水準を下回ったときは、当該
従業員を解雇することができるとされていた。
大阪地裁は、会社が、もっぱら保険の募集を行うことが予定
されていた営業職員に対し、月額10万円の基本給や最低賃金
確保のための保障給を支払うこととしており、営業職員が
所定の期間内に一定の売り上げを上げられないことを解雇理由
として定める規定には合理的必要性があると認めた。
また、解雇となる基準は営業職員1人当たりの平均的な営業成績
よりも相当低い水準に設定されているなど、額および期間とも
に合理的な範囲内であるとした。
この基準を適用してされた解雇には客観的合理的な理由があり、
また社会通念上相当性を欠くものとはいえないとして、Xの
請求を棄却した。
（中川コメント）
本日の記事は、メットライフ生命保険事件（大阪地裁令4.10.27
判決）から引用しました。
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編集後記
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「社長がお見えになられました」
ちょっと気づきにくいかもしれませんが、二菫敬語の誤りの
一例です。
正しくは「お見えになりました」です。
（間違いことばの本 講談社より）
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