無期転換の確認

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[題名] 通勤手当の払い方セミナー
[対象] 経営者、総務人事部長、課長、人事担当者
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[配布] レジメ 25ページ
[料金] 15,000円(税別) 16,500円(税込) 人数不問
[日時] 9月11日(月) 13時30分~15時00分(1.5時間)
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2023年8月16日 VOL.5323
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「クラスみんなで書いたN君へのハガキ」
滋賀県の北村遥明さんからの報告

続きは編集後記で

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無期転換の確認
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Q
5年を過ぎた有期契約者に無期転換の申請をする権利があると
と伝えましたが、有期契約のままでいいとの回答でした。
来月、有期契約が満了しますが、契約を更新したいと
考えています。
その場合、また無期転換の申請をする権利があると言わなけ
ればならないのでしょうか?

A
[結論]
無期転換の申請をする権利があることは契約更新の都度
伝えなければなりません。

[理由]
無期転換を申請したいと思う可能性があるからです。

(中川コメント)
有期契約の更新がすでに7回、8回となっていた場合でも
無期転換の申請をする権利があることを伝えましょう。
今まで、本人が何も言わなかったから、そのままでいいと
はなりません。

無期転換の申請をする権利があると伝えても、申請しない
という回答が多いのは現実ですが、それでも伝える義務が
あります。

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編集後記
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◆研修センター
滋賀県で高校教諭をしている北村遥明さんは、毎月ゲスト
講師を招いての勉強会「虹天塾近江」を主催し、その講演録
などを掲載したニュースレターを発行しています。
今日は、その北村さんの「ちょっといい話」を紹介させて
いただきます。

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「クラスみんなで書いたN君へのハガキ」
滋賀県の北村遥明さんからの報告

私は高校教員ですが、数年前、高校二年生の担任をしていた
時の出来事です。 私の学級にN君というテニス部のキャプテン
で、英語が得意な生徒がいました。彼の夢は国際関係学部の
ある大学に入り、イギリスに留学することでした。彼は誰と
でも親しくできる人柄で、毎日みんなと楽しく過ごしていました。

十月に入り、月末にあるテニスの新人戦にむけてN君は
がんばっていました。そんなある朝、学校に一本の電話が
入りました。N君のお母さんからでした。

「昨日の夜、吐き気と頭痛が起こり、急遽入院することに
なった」 という連絡でした。 その日の夜にお母さんに電話を
して、その後の状況を聞いたのですが、痺れのために体は
動かず、何とか話は出来る状態。病名は脳梗塞の一種である
ことが知らされました。今後どうなるかは分からないとの
ことでした。 私は学級の生徒たちを前にして、
「昨日まで普通に学校に来ていたのに…、なぜN君みたいな
ええ奴がこんなことにならなあかんのやろ。このまま体が動か
へんかも知れへんし、動けるようになるかも知れへんし、
今はわからへんねんて…」
といたたまれない感情をそのままに伝えました。 みんな顔色を
変えて呆然としたり、顔を引きつらせたりしていました。

三日後の早朝に、お母さんから連絡が入りました。それは
吉報でした。
「先生、今朝右手が動いたんです。足も動きました、ゆっく
りですが。お医者さんがこれは奇跡だって言っていました」
私はすぐにそのことを朝の会で学級の生徒たちに伝えました。
思わずクラス全員から大きな拍手が起きました。

それで、その日の私の授業で彼らにこう提案しました。
「N君のために励ましのハガキを書かへんか。どうかな…、
小学生っぽいかな」
するとN君と特に親しい男子生徒が、
「いや、先生ありですよ」
と言いました。 そうして、みんなで祈るように励ましのハガキ
を書きました。普段の授業では隣の友達と喋ってばかりの子も、
居眠りしがちな子も、みんな真剣な表情。教室の雰囲気は静け
さの中に一体感が感じられました。 私はみんなが書いたハガキ
を届けに病院に行きました。

今も忘れられないのは、まだ右手が動きはじめたばかりなの
に、テニスのラケットがいつでも握れるようにベッドの横にあり、
机には英語の教科書の書き取りをしたノートがあったことです。
それはミミズがはったような文字でした。 学級のみんなからの
ハガキを受け取った彼は、
「後でゆっくり読みます」
と言いながら、嬉しそうな表情を見せてくれました。

三週間後、更に奇跡が起きました。彼が学校に戻ってきたの
です。 担当医も、
「こんな回復は今まで見たことがない」
と言ったそうです。 私は本当によかったと心から喜び、
教室では、 「今日からN君が復帰することになった、本当に
良かったな」
みんなの前で話しました。でも、高校生の彼らはできる限り普段
通りの感じで迎えようとしていたのが印象的でした。

その後、N君は少しずつ普段の学校生活も出来るようになり、
テニスも出来るまでになりました。

時は流れ三学期の終業式の日を迎えました。私は担任として
一年間を振り返って話をしました。そして最後に、
「三年生になってがんばれよ!」
と話して終わろうとしました。

その時、突然N君が手を挙げて、 「先生、ちょっといいです
か」と言いました。

そしてN君は前に出てきて、そしておもむろに、「やっぱり
これだけはちゃんと言いたかったので…。僕が脳梗塞で病院に
入院をしたときに、もう手が動かないかもしれないとお医者
さんに言われて、正直気持ちが落ち込みました。そんな時に、
みんなからハガキをもらいました。先生から受けとったその
日から、何度も何度も読み返しました。そして勇気をもらい
ました。みんなからの言葉がなかったらがんばれなかったかも
しれません。本当にこのクラスでよかったです。ありがとう」

そんな言葉をみんなに伝えました。その言葉に涙する生徒も
何人かいました。そして本当に温かい一体感がありました。
思い返せばN君は高校二年生の時に脳梗塞になるまでは、
何でも自分一人でがんばり、何か出来ないことがあれば一人で
悩んでしまうところがありました。でも、この経験を通して、
N君は自分が多くの人の支えの中で生きていることに気づい
たようでした。そんなことに気づけたのは、きっとクラスの
仲間たちのおかげだったのでしょう。 N君はその後大学に進み、
本当にイギリスへの留学の夢を叶えました。今は航空関係の
仕事を志して勉強しているそうです。

昨年、コロナのため休校期間があり、そのことによって改めて
学校の存在意義が問われるようになりました。
「学校は何のためにあるのか」
「知識を入れるだけの勉強なら家でも、オンラインでもできて
しまうのではないか」
といった意見も出ました。

けれども、私はあのクラスの生徒たちのことを思い出すたびに
こう思うのです。

「人生には人とのつながりの中でしか学べない大切なものが
ある。そしてそんな経験が出来るのが学校なのだ」
と。

(プチ紳士からの手紙 より )

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