資格手当を拡充して勉強熱心な社員を増やそう

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社長、上司が「あの人はすごい！」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者：　中川清徳 　2023年11月13日
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わたしの志は、青年期においてはしばしばゆれ動いた

（続きは編集後記で）

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編集後記
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わたしの志は、青年期においてはしばしばゆれ動いた

白状してしまうと、わたしの志は、青年期においてはしばしば
ゆれ動いた。最後に実業界で身を立てようと志したのが、
ようやく明治四、五（1871~72）年の頃のことで、
今日より思い起こせば、このときがわたしにとっての本当の
「立志」ー志を立てることであったと思う。

もともと自分の性質や才能から考えても、政界に身を投じる
ことは、むしろ自分の向かない方角に突進するようなものだと、
この時ようやく気がついたのであった。
それと同時に感じたことは、欧米諸国が当時のような強さを
誇った理由は、商工業の発達にあることだった。現状をそのま
維持するだけでは、日本はいつまでたっても彼らと肩を並べら
れない。だからこそ、国家のために商工業の発達を図りたいと
いう考えが起こって、ここで初めて「実業界の人になろう」
との決心がついたのであった。そして、このときに立てた志で、
わたしは今に至る四十年あまりも一貫して変わらずにきたので
ある。
真の「立志」はまさしくこの時であった。

(論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳訳 ちくま新書より)

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