老親介護を理由に管理職への昇進を拒否する

☆★☆―――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2024年2月10日 VOL.5501
――――――――――――――――――――――――――――

[PR]
[Web双方向セミナー] 全国どこでもあなたの席がセミナー会場
[セミナー名] 退職金制度の見直し方セミナー
[資料等] 44ページ
[講 師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[日 時] 3月7日(木) 13時30分~15時30分(2時間)
[日 時] 4月11日(木) 13時30分~15時30分(2時間)
[受講料] 26,000円(税別) 28,600円(税込)
※メール顧問契約様(メルマガ読者ではありません)
は半額です。https://onl.tw/wMkqbdL
[申込先] https://nakagawa-consul.com/seminar/004_web.html
または下記にご記入のうえ、そのままご返信ください。
****[退職金制度の見直し方セミナー申し込み書]***********
日 程 下記にご希望日時をご記入ください。
月 日
社 名
役職名
氏 名
参加数  人 (人数は不問です)
電 話
*************************************************************
日程が合わない場合は上記ページ末よりご希望の日程に
調整できます。上記にご記入ください。

――――――――――――――――――――――――――――

怒った大名をなだめた「知恵伊豆」の機転
松平信綱

続きは編集後記で

――――――――――――――――――――――――――――
老親介護を理由に管理職への昇進を拒否する
――――――――――――――――――――――――――――

Q
老親介護を理由に管理職への昇進を拒否されました。
業務命令違反で懲戒処分をしたいのですが、できますか。

A
[結論]
状況によっては懲戒処分はできません。

[理由]
管理職への昇進が老親の介護が困難となる可能性があります。

[補足]
業務命令は従わなければなりません。ましてや、管理職への
昇進は会社の重要事項です。
しかしながら、管理職に昇進することで老親の介護が著しく
困難になる場合、業務命令違反として懲戒処分をすることは
権利の乱用となります。

[中川コメント]
家族の介護をしている社員に片道2時間以上かかる職場への
配転命令を出したことは、通常甘受すべき程度を著しく
超えた不利益で、権利の乱用とされた判例があります。
(NTT西日本[大阪・名古屋配転] 事件大阪地裁平19.3.28判決

――――――――――――――――――――――――――――
[PR]

[退職金制度のコンサルティング]
中途採用が多い会社にピッタリする退職金制度の見直を
お手伝いします。
[担当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[見積] 33万円(税込) 内容次第で変動します
[申込] https://nakagawa-consul.com/inquiry/index.html
または、下記のご記入のうえ、そのまま返信してください。
*************** 申込書*************************************
題 名 退職金制度のコンサルティング
社 名
役職名
氏 名
所在地
電 話
************************************************************

――――――――――――――――――――――――――――
編集後記
――――――――――――――――――――――――――――

怒った大名をなだめた「知恵伊豆」の機転
松平信綱

徳川三代将軍・家光、四代将軍・家綱に仕えた伊豆守松平信綱
は「知患伊豆」と形容されるほど頭の回転の早い男だった。
ところが頭の切れる人は凡人とは違う悩みがあるらしい。
「自分は、周囲に冷たい人間という印象を与えてないだろうか?」
などということを気にしていた。そこで、理詰め一辺倒はやめ
て、やんわりとその場の空気をなごませる術を用いるように
なった。

このあたりも「知恵伊豆」と呼ばれる所以である。

あるとき、諸大名が集い能見物が催された。当時の信綱の立場は、
いわば中間管理職。周囲の空気に常に気を配っていなくてはなら
ない立場だ。

ところが、席次をめぐってちょっとしたトラブルが発生。
大番頭より上座に大目付の席札があったというので、大番頭の
機嫌を損ねてしまったのだ。自分の座る席を一瞥すると、顔色
を変えて立腹。「どうして自分の方が大目付より下なのか、
なぜだ?」というわけだ。当時は、今以上に格式の順番にこだ
わっていたはず。険悪なムードが漂う。

そこに信綱がやって来た。中間管理職としては気を揉むこの
場面だが、こんなときこそ知恵の見せ所である。
「目付けは方々を見回る役だから、座る場所は決まっていないん
です。あるときは老中の上にも座るし、まだあるときは老中の
下にも座ります」そう言って、やんわりととりなした。

老中といえば、江戸幕府最高職の下に属する要職。大目付は、
その老中の上にも下にも座ると言われれば、大番頭も納得せざ
るを得ない。

信綱が機転を働かせたことで、大番頭の機嫌は見る見る直って
いき、険悪なムードはたちまち緩和された。

とくに中間筈理職には、こうした頭の柔らかさと知恵が求められる。
知恵がなければ上司にも部下にも評価されない。その壁を通過して
初めてリーダーの一員になれるのだ。

(人間関係大事典 青春出版社刊より)

――――――――――――――――――――――――――――
ご注意
――――――――――――――――――――――――――――
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合が
あります。
むつかし法律条文や判例をわかりやすく説明するために正確な
表現をしていないことがあります。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを
申し添えます。

――――――――――――――――――――――――――――
メールマガジン
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト https://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー

https://archive.mag2.com/0000283000/index.html

☆登録・解除 https://www.mag2.com/m/0000283000.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA