短時間労働者に対する健保・厚年の適用拡大 令和6年10月

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2024年3月16日 VOL.5536
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こういう例がある。
ある日、私は、ラジオ・シティの案内係に、ヘンリー・スー
ヴェーンの事務所の番号をたずねた。

(続きは編集後記で)

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短時間労働者に対する健保・厚年の適用拡大 令和6年10月
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【短時間労働者に対する健保・厚年の
適用拡大Q&A集(令和6年10月施行分)】

厚生労働省から、『短時間労働者に対する健保・厚年の適用拡
大Q&A集(令和6年10月施行分)』が公表されています。

特定適用事業所の企業規模要件の拡大(使用する厚生年金保険
の被保険者の総数の要件の改正:「常時100人超え」→「常時
50人超え」)が迫ってきましたので、該当する規模の事業所に
ついては、Q&A集を確認しておくことをお勧めいたします。

以下にQ&A集の内容を一部抜粋しご紹介します。

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■問2:適用拡大の実施により、短時間労働者に対する厚生
年金保険・健康保険の被保険者資格の取得要件はど
のようになるのか。令和6年10月1日からは何が変
わるのか。

(答)平成28年10月1日より適用拡大が実施されたことによ
り、「1週の所定労働時間」及び「1月の所定労働日
数」が、同一の事業所に使用される通常の労働者の所
定労働時間及び所定労働日数の4分の3以上(以下
「4分の3基準」という。)である労働者については、
厚生年金保険・健康保険の被保険者となります。4分
の3基準を満たさない場合であっても、次の1から4
までの4つの要件(以下「4要件」という。)を満た
す場合は、新たに厚生年金保険・健康保険の被保険者
となります。

1.1週の所定労働時間が20時間以上であること。
2.所定内賃金が月額8.8万円以上であること。
3.学生でないこと。
4.以下のいずれかの適用事業所に使用されていること
・公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強
化等のための国民年金法等の一部を改正する法
律附則第17条第12項及び第46条第12項に規定す
る特定適用事業所
・労使合意により事業主が適用拡大を行う旨の申
出を行った特定適用事業所以外の適用事業所
・国又は地方公共団体の適用事業所

令和6年10月1日以降は、特定適用事業所における、
いわゆる企業規模要件について、使用される厚生年金
保険の被保険者の総数が常時100人を超える企業から
常時50人を超える企業に拡大されます。

■問3:最初の雇用期間が2月以内である場合は、当該期間
を超えて使用されることが見込まれることとして取
り扱われることはないのか。

(答)最初の雇用契約の期間が2月以内であっても、次の
(ア)又は(イ)に該当する場合は、「2月以内の雇
用契約が更新されることが見込まれる場合」に該当す
るものとして、最初の雇用期間に基づき使用され始め
た時に被保険者の資格を取得することになります。

(ア)就業規則や雇用契約書その他の書面において、
その雇用契約が「更新される旨」又は「更新さ
れる場合がある旨」が明示されていること。
(イ)同一の事業所において、同様の雇用契約に基づ
き雇用されている者が、契約更新等により最初
の雇用契約の期間を超えて雇用された実績があ
ること。

ただし、(ア)又は(イ)に該当する場合であっても、
2月以内で定められた最初の雇用契約の期間を超えて
使用しないことについて労使双方が合意(※)してい
るときは、「2月以内の雇用契約が更新されることが
見込まれる場合」には該当しないこととして取り扱い
ます。

※ 書面による合意(メールによる合意も含む。)が
必要となります。

■問4:4分の3基準を満たさない短時間労働者は、4要件
のうちいずれか1つの要件を満たせば被保険者資格
を取得するのか。

(答)4分の3基準を満たさない短時間労働者は、4要件全
てを満たした場合に被保険者資格を取得します。

■問7:使用される被保険者の総数が常時50人を超えるか否
かの判定は、適用事業所ごとに行うのか。

(答)使用される被保険者の総数が常時50人を超えるか否か
の判定は企業ごとに行いますが、具体的には以下のい
ずれかの考え方で判定します。

1.法人事業所の場合は、同一の法人番号を有する全
ての適用事業所に使用される厚生年金保険の被保
険者の総数が常時50人を超えるか否かによって判
定します。
2.個人事業所の場合は、適用事業所ごとに使用され
る厚生年金保険の被保険者の総数が常時50人を超
えるか否かによって判定します。

[中川コメント]
詳細は、同省サイト(下記)をご参照ください。

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編集後記
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こういう例がある。
ある日、私は、ラジオ・シティの案内係に、ヘンリー・スー
ヴェーンの事務所の番号をたずねた。小ざっばりとしたユニ
フォームを身につけたその案内係は、得意げに教えてくれた。
「ヘンリー・スーヴェーン(間)18階〈間)1816号室」
はっきりと、間をおいて、彼は、答えた。

私は、急いでエレベーターの方へ行きかけたが、引き返して、
案内係に言った。
「いまの教え方は全くすばらしいよ。明瞭、的確で、一種の
芸術だ。ちょっとまねはできないね」
嬉しそうに頬を輝かせて、彼は、どういうわけで間をおいた
か、そして、なぜああいう発音をしたか、そのわけを私に
説明した。私のちょっとした言葉で彼は胸のふくらむ思いを
しているのだ。

18階まで上りながら、私は人類の幸福の総量をいささかなり
ともふやすことがでぎた後味のよさを感じていた。
この賞讃の哲学は、外交官や慈善会長になるまでは、応用の
道がないなどというようなものではない。毎日応用して大い
に魔術的効果をおさめることのできるものなのだ。

(「人を動かす」より D・カーネギー 山口博訳 創元社)

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