出張の宿泊費を実費払いとすることは不利益変更か

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2024年3月21日 VOL.5541
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代議士と議員は違うの?

(続きは編集後記で)

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出張の宿泊費を実費払いとすることは不利益変更か
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Q
首都圏の宿泊費が高騰し、現在の出張の宿泊費ではまかなえ
ないと苦情がきています。一方で、他地域の出張の宿泊費は
実際の宿泊代を上回る場合、精算は不要とし差額の受領を
認めています。
この際、実費払いに変更したいのですが、これは不利益変更
となりますか?
不利益変更となる場合はどのような対応をすべきでしょうか?

A
[結論]
首都圏の宿泊費を上げることで対応するのが適切です。

[理由]
宿泊費を実費払いにすると、宿泊先のグレードにかかわらず
支払わなければならなくなり、会社の損失が増える可能性が
あります。

[不利益変更について]
宿泊費を実費払いにすることは、実費と宿泊費の差額利益が
消滅するため不利益変更となります。
しかし、差額利益は軽微であり、重大な不利益変更とは
考えられません。
従業員に趣旨を説明することで理解をえましょう。

[中川コメント]
たまの宿泊出張の小さな楽しみは、宿泊費の差額と日当で
した。
宿泊先を選ぶ際には、宿泊費を考慮して熱心に探した記憶が
よみがえります。

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編集後記
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代議士と議員は違うの?

はい、違います。
代議士という言葉を『広辞苑』で調べると、「国民から選ばれ、
国民の意見を代表して国政を議する人。衆議院議員の通称」
となっています。つまり、参議院議員は代議士ではないという
こと。

もちろん、地方議員や知事なども代議士とは呼ばれません。
ではなぜ、衆議院議員に限って代議士と呼ぶようになったのか
といえば、それは戦前までの議会の仕組みにあります。現在の
参議院は戦前まで貴族院といわれ、その名のとおり、皇族、
華族、多額納税者、勅選議員によって構成され、議員は天皇の
名のもとに選ばれた勅任でした。それに対し衆議院議員は、
国民の投票で選ばれていました。そのため、国民の真の代表者
という考えのもとに代議士という言葉が使われるようになった
のです。

もちろん、現在は参議院議員も選挙によって選ばれるので、
代議士と呼んでもおかしくないわけで、実際に、代議士と呼ぶ
動きもあるようです。しかし、衆議院議員のなかには「俺たち
だけが代議士と名乗れるのだ」という議員も多く、当分
「代議士=衆議院議員」という形は消えないでしょう。

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