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労務管理に奇策なし！大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る
作者： 中川清徳 2024年5月29日
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なぜ年齢や地域を限定して呼びかけるのか？
（続きは編集後記で）
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編集後記
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なぜ年齢や地域を限定して呼びかけるのか？
人ごみの中で名前を呼ばれても気が付く?!
たくさんの参加者が集まるパーティーでは、会場のあちらこち
らで歓談の花が咲きます。
そんな時、少し離れたところにいるグループの話題が耳に入って
くることがあります。こういう場合、聞こえてくるのは自分に
興味のある話題です。ほかの話題は耳に入ってこないのに,
なぜこうしたことが起きるのでしょうか？
実は、私たちは「選択的知覚」と言う能力がそなわっていて、
さまざまな情報の中でその人にとって重要なもの、関心のあるもの
だけを選んで知覚し、それ以外の情報はスルーしているのです。
例えば、ショッピングモールなどの人ごみの中で名前を呼ばれて
気が付くのも「選択的知覚」によるものです。
ということは、消費者に情報発信する企業にとって選択的知覚は
重要なポイントです。この選択的知覚を利用することで、
より効果的な訴求が可能になるからです
例えば、よくあるのが「60代から考えてほしい保険」とか
「杉並区にお住まいの方だけにお得なお知らせ」など。
年齢や地域を限定して呼びかける手法です。こうした情報を
受け取る側は、自分との接点から選択的知覚を稼働させ、
聞き耳を立てるというわけです。
（池上彰の行動経済学入門 監修 池上彰 株式会社学研プラス刊）より
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