有期雇用契約の更新時に賃金を下げて提示できるか

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2024年6月3日 VOL.5614
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部下がやる気をなくす言葉の例

(続きは編集後記で)

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有期雇用契約の更新時に賃金を下げて提示できるか
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Q
Aさんは有期契約で3年が経過しました。
しかし、協調性がなく能率も悪いので、次の有期雇用契約の
更新のときは、時給を10%下げて提示したいのですが、
問題ありますか?

A
[結論]
問題があります。

[理由]
協調性がなく能率が悪いという評価は抽象的で、本人が
納得しない可能性が高いからです。

[補足]
更新時の賃金下げについて本人が同意すれば問題ありません。
同意を得やすくするためには、協調性や業務能率に問題が
あった時に指導、教育をしておくことが重要です。

(中川コメント)
協調性の評価は数字に表しにくいため、賃金の下げについて
同意が得にくいでしょう。しかし、業務の能率な数値で
評価できれば、賃金の下げは合理的な理由があるとされ、
問題ないと考えられます。

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編集後記
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部下がやる気をなくす言葉の例

・何でこんなことが分からないのかな?
・やっても無駄だと思うよ。
・私が上司なんだよ。口ごたえするな。
・それは、以前やったけど、失敗したね。
・○○さんは、うまく行っているんだがね。
・失敗するなよ。私の責任ではないからね。
・前例がないね。

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