人は優越性を得ると横柄な態度を取るようになる

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2024年7月28日 VOL.5669
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「深」……守備範囲を広げすぎるな

(続きは編集後記で)

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人は優越性を得ると横柄な態度を取るようになる
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社会や組織の上位にいくほど、弱者の存在を忘れてしまい、
自分の努力によってその地位まで到達したと認識してしまう
ため、努力しない者に対して自己責任論を押し付けたり、
厳しい態度を取ったりするようになる傾向がある。

特に、社会的地位が高くなるほど、
・慈悲や同情の気持ちが減り
・権利意識や自己利益についての意識が強くなり
・周囲の人の不利益を顧みなくなる
ことが、さまざまな研究から分かっている。

また、上司になると、慈悲や同情の気持ちが減るだけでなく、
部下の感情を適切に読み取ることもできなくなる傾向にある。

実際に、社会的地位の高い人は、そうでない人と比べて、
相手の表情から感情を適切に読み取ることができなかったと
いう研究報告が複数存在する。

人は誰しも弱い立場であった時があるはずだが、社会的に
成功するとそのことを忘れてしまう傾向がある。
他者に対する慈悲や同情の心を取り戻すには、社会的に弱い
立場を再体験・疑似体験することが有効である。

例えば、社長や役員であれば、その肩書きを隠してアルバイト
や派遣社員として働いてみたり、管理職であれば新入社員と
同じ扱いで研修を受けてみたり、健常者であれば車椅子に
乗って街中を移動してみたり、男性や非妊婦であれば妊婦体験
ジャケット(妊婦の生活や行動を体験できる装着タイプのモデル)
を終日着用して業務を行ってみたりして、社会的弱者の置かれた
状況や立場を疑似体験する。

こうした疑似体験から、いかに自分が経営者や管理職、健常者、
男性等として優越性を持っているかを認識し、社会的に弱い
立場の人に対する共感の心を持つことができるようになる
だろう。

こうした疑似体験をより簡便に行う方法として、ロールプレイで
弱者側(部下等)の役を演じたり、社会的に弱い立場にある人に
関する映像を見たりすることなども有効である。
なぜなら、「社会的弱者の存在を思い出させる」ことで、横柄な
態度が和らぐことが既に分かっているからである。

(中川コメント)
本日の記事は津野香奈美氏(神奈川県立保健福祉大学大学院教授)
の記事(労政時報4080号)の一部を掲載しました。
管理職の方の気づきになれば幸いです。

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編集後記
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「深」……守備範囲を広げすぎるな

「深」は「大」とは違うが、これも学問を修めるときの目標と
すべきものだ。「大」だけに努めて、「深」を求めなければ
浅薄となる。

また、「精」だけに努力して、「深」を求めなければ、物事に
こだわりができて停滞してしまう。

そして、「正」だけを求めて、「深」を求めなければ、
大ざっぱで奥行きのないものになってしまう。

井戸を深く掘れば水は必ず出てくるように、学問も深く探求
すれば必ず結果が得られるものだ。学問をするときに偏狭で
あってはいけないが、守備範囲を広げすぎて浅薄になって
しまうのもいけない。

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