「育休取るなら辞めてもらう」

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2024年8月1日 VOL.5673
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部下に対するときは地でいきましょう。

(続きは編集後記で)

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「育休取るなら辞めてもらう」
管理職男性の3割が経験 広がる「パタハラ」
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「休みを取るなら辞めてもらう」「次の昇進はないと思え」。
育児休業などを理由に男性社員へこうした圧力をかける
「パタニティーハラスメント(パタハラ)」が増えている。
厚生労働省の調査によると管理職男性の3人に1人が被害を
受けている。

「代わりがいないから困るなあ……」。
渋谷区に住む30代の会社員は2023年、3カ月程度の育休取得
を申し出ると上司からこんな反応が返ってきた。中間管理職
で若手や中堅に指示を出す立場だ。結局、有給休暇を2週間
ほど消化する形にとどまった。

厚労省が自営業や役員、公務員を除く500人の男性を1月に
調査したところ、過去5年間で被害を受けたと答えた男性は
24.1%に上ったという。管理職に限ると33.0%に比率が高まった。

育休や時短など育児に関わる制度の利用を希望し、
実際に「利用した」と回答した人は47.8%と半数未満に
とどまった。

パタハラ被害を受けた人の内容
「上司や同僚による制度の利用の阻害」24.2%(最大)
「継続的な嫌がらせ」20.8%
「不利益な配置変更」19.2%
「降格」10.0%
「解雇」8.3%

(中川コメント)
管理職を担う世代で父親になる人は増えています。
厚労省の人口動態統計によると22年に子どもが生まれた
父親のうち40歳以上は16.2%だった。第1子を授かる年齢は
32.9歳と上昇傾向にあります。

労務行政研究所の10年の調査によると、係長への昇進年齢
は最短で29.5歳、課長は33.9歳でした。課長や係長の立場
で育休取得を希望する人は少なくありません。

育休は取得する権利があると定めています。
残念な記事です。(日経新聞R6.7.30より抜粋)

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編集後記
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部下に対するときは地でいきましょう。

あなたが明るい人か暗い人かは、部下にはとっくにバレて
います。もっといえば、明るいけど少しそそっかしいとか、
暗いけど誰よりも打たれ強くて頼りになるとか、部下は実に
正確に、多面的に上司の性格を見抜いています。

その眼力を侮ってはいけません。野村監督が「明るく爽やか」
なキャラクターを演じてあなたをほめ始めたら、どう思い
ますか?ヘタな演技は無用です。

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