弁明の機会
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2024年10月28日 VOL.5761
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目的の顕在化と標準化
(続きは編集後記で)
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弁明の機会
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Q
当社は、賞罰委員会を開催して弁明の機会を与えることに
しています。しかし、その賞罰委員会に本人が出席しません。
その場合、懲戒処分はできないのでしょうか?
A
[結論]
弁明の機会を与えれば十分であり、本人の弁明を強制的に
求める必要はありません。
[補足]
1.通知の形式
賞罰委員会の開催日時や場所、議題について、事前に本人に
対して適切に通知が行われたかを確認します。
通知は記録に残る形(書面や電子メールなど)で行うことが
重要です。
2.正当な理由があるか
本人が出席しない理由が正当なものかどうかを確認します。
例えば、病気や緊急の事情で出席できない場合には、
再度機会を設けるなど、柔軟な対応が求められます。
3.書面による弁明の機会を提供する
本人が出席できない場合でも、書面で弁明を行える機会を
提供することが適切です。この際、書面提出の期限や方法を
明確に伝えるようにします。
(中川コメント)
弁明の機会を提供することは、懲戒処分の適正さを保つための
大切なプロセスです。本人に対して通知を行い、出席の機会を
提供することで、公平性を保つことができます。
万が一、正当な理由なく出席しない場合でも、企業側の適切な
対応が記録に残ることが重要ですね。
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編集後記
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目的の顕在化と標準化
5S活動において、「物」に対する目的を
明確にすることは欠かせません。目的とは、
その「物」が持つべき機能や構造、配置などを
指します。これを誰もが理解しやすい形で可視化
することで、管理の精度が向上します。目的が
はっきりと見えることで、万が一問題が発生した
場合でも、その原因を迅速に特定し、適切な対策を
講じることが可能になります。
一方で、各職場内で整理された共通項目の
標準化も5S活動の成功に欠かせない要素です。
標準化された項目を基準とすることで、業務の
現状維持が確実に実施されやすくなります。また、
標準化された共通項目を用いることで、現場での
5S活動の進捗を評価したり、問題点を発見したり
することが可能です。このように、目的の明確化と
標準化の実践は、業務の効率向上と品質管理の
強化に大きく貢献するものです。
5ゲン主義 5S管理の実践 古畑友三著 日科技連
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ご注意
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このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合が
あります。
むつかし法律条文や判例をわかりやすく説明するために正確な
表現をしていないことがあります。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを
申し添えます。
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