問題社員への対応
☆★☆―――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2024年11月22日 VOL.5786
――――――――――――――――――――――――――――
やる気は「行動」から生まれる?
(続きは編集後記で)
――――――――――――――――――――――――――――
[PR]
[Webセミナー] 全国どこからでも参加可能
[題 名] 拍子抜けするほど簡単な賃金制度の作り方セミナー
[内 容] 中小企業向きの賃金制度の構築、評価制度の作り方
[講 師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[受講料] 24,000円(税別)
[日 時] 12月25日(水) 13時30分~16時30分(3時間)
[日 時] 1月9日(木) 13時30分~16時30分(3時間)
[申 込] https://nakagawa-consul.com/seminar/125_web.html
または、下記のご記入のうえ、そのまま返信してください。
***********【 賃金制度セミナー 申込み書 】*******
希望日 月 日
社 名
役職名
氏 名
郵便番号
所在地
電 話
******************************************************
――――――――――――――――――――――――――――
問題社員への対応
――――――――――――――――――――――――――――
問題社員への対応に悩む企業にとって、
長期間にわたる自宅待機命令や退職勧奨が、
どのようなリスクを伴うかを示した判例、
「みずほ銀行事件」をご紹介します。
(東京地裁 令和6年4月24日判決)
応じず、その後約4年半にわたって自宅待機を命じられた
事案です。銀行側は、Xの問題行動を理由に退職を
勧奨しましたが、Xは復職を希望しました。
銀行側は復職先を提示しないまま、自宅待機を継続
しました。最終的にXは解雇され、未払い賃金や損害
賠償を求める訴訟を提起しました。
本判決では以下の判断が下されました。
[裁判所の判断]・解雇の有効性
業務命令違反や正当な理由のない欠勤を繰り返した
Xに対する解雇は、企業秩序維持の観点から有効と
されました。
・自宅待機命令の違法性
自宅待機命令について、裁判所は退職勧奨の延長と
みなされる状況が続いたと認定。退職を強要する
ような態様で行われた自宅待機命令の一部は違法と
判断され、損害賠償請求の一部(330万円)が
認められました。
今回の判例から学べる重要なポイントは以下の通りです。
・退職勧奨の慎重な運用
退職勧奨は、労働者に対する強要とならないようにし、
労働者が応じなかった場合の対応策を事前に準備する
必要があります。
・長期自宅待機のリスク
長期間にわたり具体的な復職先を提示せずに自宅待機を
命じることは、社会通念上許容される限度を超える場合が
あります。本件では、退職勧奨後2か月以内に復職先を
提示すべきとされました。
・職場環境配慮義務の遵守
自宅待機が長期化することで、従業員の職場環境に対する
配慮義務違反となる可能性があります。対応の適切さが
問われる点を意識する必要があります。
(中川からのコメント)
本件は、問題社員への対応に際して企業が取るべき手順や
配慮を再確認させられる判例です。
退職勧奨の段階で具体的な代替案を準備し、長期間の自宅
待機を避けることで、トラブルを未然に防ぐことが
重要です。
――――――――――――――――――――――――――――
[PR]
[メール顧問契約] 全国どこでもあなたの席でご相談できます
監督署に聞くに聞けない問題の相談に乗ります
[契 約] 7,700円/月(税込) 相談件数に制限はありません
[担 当] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[詳 細] https://nakagawa-consul.com/service/mail_adviser/
または、下記のご記入のうえ、そのまま返信してください。
*********** メール顧問契約申込書*****************************
社 名
役職名
氏 名
所在地
電 話
*************************************************************
――――――――――――――――――――――――――――
編集後記
――――――――――――――――――――――――――――
やる気は「行動」から生まれる?
やる気は「行動」から生まれる?
ある教授は、「やる気」という言葉自体がそもそも「やる
気のない人」によって生まれた虚構概念だと主張しています。
その教授によれば、やる気を出す最も簡単な方法は「考えず
に行動すること」だそうです。例えば、勉強のやる気が
出ない場合には、机の上に課題を置き、1ページ目を声に
出して読むだけで良いとのこと。つまり、行動が内発的動機を
呼び覚ます鍵になるのです。
(面接・面談の達人 相川秀希著 幻冬舎刊)
――――――――――――――――――――――――――――
ご注意
――――――――――――――――――――――――――――
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合が
あります。
むつかし法律条文や判例をわかりやすく説明するために正確な
表現をしていないことがあります。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを
申し添えます。
――――――――――――――――――――――――――――
メールマガジン
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト https://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー
☆登録・解除 https://www.mag2.com/m/0000283000.html