北見木材株式会社に学ぶ”働きがいのある職場”づくり
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「あの人はすごい!」と社長や上司が周囲から評価される
ピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業で20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場を駆け回った人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者:中川清徳 2025年2月6日 Vol.5862
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日本を知ってもらうにはデパートが一番
(続きは編集後記で)
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北見木材株式会社に学ぶ”働きがいのある職場”づくり
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中小企業が持続的に成長していくためには、従業員の定着と
モチベーションの向上が欠かせません。そのためには、
「働きがいのある職場」をどのように構築するかが重要な
カギとなります。
今回は、北海道の木材加工会社「北見木材株式会社」の成功
事例を紹介しながら、従業員のやりがいを高めるための
実践的なポイントを探っていきます。
1. 北見木材株式会社とは?
北見木材株式会社は、1950年に創業した木材加工業の企業です。
ピアノの鍵盤板や響板などの楽器用木材をはじめ、住宅用の
柱や木工製品の製造を手がけています。現在はヤマハ株式会社
の100%子会社として、国内外の市場へ高品質な木材製品を
供給しています。
しかし、同社が抱えていた課題の一つに「技能継承」と
「人材育成」の問題がありました。そこで、従業員の働きがい
を高めるための取り組みを強化し、成果を上げています。
2. 北見木材の「働きがい」向上の取り組み
北見木材株式会社では、従業員のスキルアップと定着率向上を
目的として、以下のような施策を実施しています。
(1) スキルマップを活用した公正な評価制度
同社では、多能工の育成を目指し、スキルマップを活用して
従業員の技術レベルを可視化しています。具体的には、
各作業工程ごとに必要なスキルを明確にし、従業員の技術
レベルを定期的にチェック。評価は単なる勤続年数ではなく、
習得した技術や業務遂行能力に基づいて行われます。
これにより、従業員は「自分が成長すれば評価が上がる」と
いう納得感を持つことができ、スキルアップへの意欲が
高まりました。
(2) 若手育成のための「技能継承プログラム」
木材加工は熟練技術が求められる職人の世界ですが、ベテラン
から若手へ技術を継承する仕組みを整備しました。
例えば、製材の機械操作や特殊な加工技術について、ベテラン
社員の下に若手社員を配置し、マンツーマンで技術指導を実施
しています。
これにより、経験が浅い社員でも、早い段階から高度な
技術を学ぶことができ、会社全体の技術力向上につながって
います。
(3) 新入社員の定着率を高める「フォローアップ懇談会」
新入社員が職場になじめるよう、入社半年後に「フォロー
アップ懇談会」を実施しています。この懇談会では、人事
担当者が新入社員に対し、以下のような点をヒアリングします。
・仕事に慣れたか?
・担当している業務に対する理解度は?
・職場の人間関係や先輩の指導に不満はないか?
これにより、早期の悩みを解消し、定着率の向上に貢献して
います。
(4) 現場での技能向上と並行した研修制度
北見木材では、階層別の研修を積極的に実施しています。
例えば、主任向けの研修では、意識改革やコミュニケーション
スキル向上をテーマにした社内研修に加え、ヤマハ株式会社の
工場見学を実施。これにより、自社の製品がどのように使用
されるのかを理解し、品質意識を高めることができます。
また、係長・課長向けには、業務改善やリーダーシップ向上を
目的とした社外講習を活用し、管理職の育成にも力を入れて
います。
3. 北見木材の成功から学ぶ「働きがい向上」のポイント
北見木材の事例から、中小企業が「働きがいのある職場」を
作るためのポイントを整理しました。
・スキル評価の透明性を高め、従業員の成長を促す
→ スキルマップを活用し、技術の習得状況を見える化する
・ベテラン社員からの技能継承を積極的に推進する
→ マンツーマン指導を導入し、若手社員の成長をサポート
・新入社員の早期フォローで定着率を向上させる
→ 入社後半年のフォローアップ懇談会を実施し、悩みを早期
に解消
・管理職・リーダー層の育成に注力する
→ 研修や工場見学を活用し、視野を広げる機会を提供
づくり事例集」を参考に作成しました。
北見木材株式会社の取り組みからわかるように、「働きがい
のある職場」を作るためには、評価制度の透明化、技能継承
の仕組み、新入社員のフォローアップ、リーダー層の育成が
重要です。
人材不足が深刻化する中、企業の魅力を高め、優秀な人材を
確保・定着させるためにも、ぜひ自社の制度を見直し、
参考にしてみてはいかがでしょうか。
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編集後記
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日本を知ってもらうにはデパートが一番
外国人の接待を頼まれると、つい日本的な名所や旧跡に案内
したくなります。日本の伝統美を知ってもらうことは良い
ことですが、相手がビジネスマンの場合、日本の製品を多く
見られる場所に連れて行った方が喜ばれることが多いです。
最先端企業の工場見学などを候補に考えがちですが、必ずしも
手間をかける必要はありません。デパートには、日本の豊かさ
や技術力の高さを示す商品が多数並んでおり、外国人にとって
参考になることが多いようです。
さらに、地下の食品売り場や屋上の庭園などは、外国の
デパートにはあまり見られないため、興味を持たれやすい
でしょう。
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ご注意
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そのため、用語の使い方、表現が不正確な場合があります。
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いただくことをお勧めします。
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