【海外出張中の“もしも”に備える知識】
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業13年の経験を持つ人事労務のプロが
中小企業の経営者・労務担当者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年5月3日 Vol.5948
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「ただいま課長さんは出ております」は誤りです。
(続きは編集後記へ)
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【海外出張中の“もしも”に備える知識】
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【海外出張中の“もしも”に備える知識】
出張中のトラブル、労災になるのか不安――
そんな声を中小企業の現場でよく耳にします。
ある日系企業の本部長が、中国出張中に宿泊先ホテルで
何者かに襲われ、命を落とすという痛ましい事件がありました。
労基署は「業務外」と判断しましたが、裁判所は
「日本人が被害に遭う危険のある地域だった」とし、
業務に内在する危険が現実化した結果だとして労災と認定。
つまり、業務に伴うリスクが宿泊中に現実化したなら、
労災と認められる可能性があるのです。
海外出張が増える今、社員を守るために必要な知識です。
安全な宿泊先の選定や現地リスクの共有など、
できる対策から始めましょう。
[中川コメント]労災の判断は“現地の状況次第”
労災認定のカギは、業務との「関連性」と「危険の現実化」。
現地の治安や過去の事件を把握し、安全配慮の有無
を記録しておくことが、万が一のときに会社と社員を
守る判断材料になります。
まずは、出張時の安全管理マニュアルを見直してみませんか?
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日程が合わない場合は調整できます。上記にご記入ください。
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編集後記
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「ただいま課長さんは出ております」は誤りです。
「課長」は職位名であり敬称でもあるため、「さん」を
重ねるのは不適切です。社内では「課長は出ております」が
正しく、社外の方には「課長はただいま外出中です。
担当の者にお聞きになってください」と丁寧に言い換える
必要があります。
出典:『間違いことばの本』(講談社)
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免責事項
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このメルマガでは、わかりやすさを重視し、
難解な法律条文や判例については簡潔な表現を用いて解説しています。
なお、本メルマガに基づく損害やトラブルについて、
弊社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…