熱中症対策義務化にどう対応する?
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年5月19日 Vol.5964
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■部下を信じて任せる秀忠のマネジメント■
(続きは編集後記へ)
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熱中症対策義務化にどう対応する?
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令和7年6月1日、安全衛生規則が改正され、
熱中症対策が罰則付きで義務化されました。
違反すれば是正勧告や罰則の対象となります。
▼WBGT値とは?
WBGT値(暑さ指数)は、気温・湿度・日射
風の影響を総合的に示す指標です。
28℃を超えると警戒レベルとなります。
現場でのWBGT値測定と掲示が義務化され、
屋内作業場も対象となるため注意が必要です。
▼事業者が行うべき対策
・WBGT値の測定と掲示
・冷房・送風・遮熱対策の実施
・水分・塩分の補給体制整備
・休憩場所と休憩時間の確保
・高齢者・持病持ち作業員への配慮
▼中小企業でもできる工夫
・簡易測定器や気象庁情報の活用
・送風機・冷却タオルの準備
・「休憩促進」の張り紙と声かけ
・暑さ指数を朝礼で共有
▼まとめ
今回の法改正により、熱中症対策は
「努力目標」ではなく「義務」となりました。
小さな工夫から始め、労災リスクを
防ぐことが重要です。
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■中川コメント■
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今回の熱中症対策義務化は、
「現場任せ」では済まされないルールになりました。
特に中小企業では、暑さを我慢する風潮が
残りがちですが、労災事故は企業の信用問題です。
大切なのは「完璧を目指す」のではなく、
今できることから確実に取り組むこと。
WBGT値の簡易測定や休憩ルールの徹底でも
立派な対策となります。
経営者が「命を守る仕事だ」と発信することで
安全な職場づくりが前進します。
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編集後記
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■部下を信じて任せる秀忠のマネジメント■
出典:『人間関係大事典』(青春出版社)
徳川二代将軍・秀忠は、家臣を信じて
どんと任せ、その結果に責任を負う姿勢を
貫きました。このやり方が、徳川政権の長期
安定につながったのです。家康の三男である
秀忠が二代将軍に就いたのは慶長10年(1605年)。
後継者選びでは重臣の間でも意見が割れましたが、
「これからは文徳が必要」との声に押され、
恭謙な人柄の秀忠が選ばれました。秀忠は常に
部下の働きを評価し、労をねぎらいました。
その結果、家臣たちも責任感を持って仕事に
取り組み、やりがいのある職場環境が築かれました。
秀忠のリーダーシップは、家康の路線を忠実に
受け継ぎつつ、時代に適応した「任せる統治」の
成功例と言えるでしょう。
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免責事項
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難解な法律や判例も簡潔に表現しています。
本メルマガに基づく損害やトラブルについて、
弊社は責任を負いかねますのでご了承ください。
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