休職中なのに旅行や飲み会? 社員のSNS投稿にどう対応すべきか
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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年6月11日 Vol.5987
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死人の部屋に猫を近づけてはならない。
(続きは編集後記へ)
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休職中なのに旅行や飲み会?
社員のSNS投稿にどう対応すべきか
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【Q】メンタル不調で休職中の社員が、
友人と旅行や飲み会に行っています。
SNSにも写真を投稿しており、療養に
専念しているようには見えません。
会社として、何か対応はできますか?
【A】療養中の社員に対しては、「療養に
専念する義務」があると考えがちですが、
一概に旅行や飲み会が違反とは限りません。
あくまで「治療の一環」として主治医の
了解がある場合もあるため、慎重な判断が
必要です。
たとえば、ある企業の事例では、社員Aさんが
メンタル疾患の診断書を提出し休職5か月目。
ところが、同僚から「旅行や飲み会に参加し、
SNSに投稿している」との報告がありました。
このようなケースでは、まず主治医や産業医と
連携し、本人の状態を確認することが大切です。
「復職可能かどうか」「療養に支障があるか」
といった医師の意見を踏まえたうえで、
対応方針を決めるようにしましょう。
SNSの内容だけで懲戒や復職命令を出すと、
トラブルに発展するおそれがあります。
事実確認と本人との対話を丁寧に行い、
冷静な対応を心がけてください。
まずは、休職制度のルールや手続きを
改めて見直すことから始めましょう。
https://nakagawa-consul.com/service/work_regulations/
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編集後記
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死人の部屋に猫を近づけてはならない。
猫はどこか得体の知れない動物とされていた。
そのため、遺体には近づけてはならないとされた。
猫が近づくと、魂が死体に入り込むと信じられた。
そして猫の意思で死体が動き出すと恐れられた。
遺体が起き上がり、踊り出すとまで言われたのだ。
出典:『タブーの常識大事典』青春出版社刊
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