“例年通り”の昇給が、いつの間にか争点に
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年6月14日 Vol.5990
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人間性を心にとどめ、他のことを忘れよ
(続きは編集後記へ)
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“例年通り”の昇給が、いつの間にか争点に
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ある学校法人では、35年以上にわたり
定期昇給と特別昇給を続けてきました。
ところが経営悪化を理由に昇給を停止したところ、
教員たちが「これは慣行だ」として訴訟に。
裁判所の判断は「昇給は労使慣行ではない」。
「毎年行われてきた」だけでは不十分で、
労使双方が「当然行われる」と思っていたかどうかが
決め手になる、というものでした。
中小企業でも、「昔からの取り扱い」が
契約とみなされるかはケース次第です。
賞与、昇給、休暇など、長年続けてきた制度が
文書に明記されていないと、後から
「言った・言わない」のトラブルになることも。
今ある制度を“見える化”して、
トラブルの芽を減らしていきましょう。
まずは、就業規則や賃金規程の
「運用実態とのズレ」を点検してみてください。
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編集後記
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人間性を心にとどめ、他のことを忘れよ]
私たちの前には、もし私たちがそれを選ぶならば、
幸福と知識と知恵の絶え間ない進歩がある。
それとも、私たちは私たちの争いを忘れることが
できないからといって、死を選ぶであろうか?
私たちは人類として、人類に向かって訴える。
あなたがたの人間性を心にとどめ、そしてその
ほかのことを忘れよと。
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免責事項
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