■社員から「がん」と告白されたらどうする?■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年6月23日 Vol.5999
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「見える管理者」がいない職場では5Sは機能しない■
(続きは編集後記へ)
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■社員から「がん」と告白されたらどうする?■
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【Q】社員ががんになったと相談してきました。
会社として、まず何をすべきですか?
【A】まずは病状や治療スケジュールの確認を。
従来通りの勤務が難しい可能性もあるため、
業務の調整や勤務形態の見直しが必要です。
【Q】どのような働き方の配慮が求められますか?
【A】通院や手術に伴う休暇はもちろん、
時短勤務やテレワークも選択肢となります。
年休が不足する場合には「病気休暇制度」の
導入も視野に入れるとよいでしょう。
【Q】周囲の社員には病気のことを伝えるべき?
【A】原則として、本人の同意が必要です。
ただし業務への影響を考慮し、
「しばらく休暇を取る」「体調に配慮が必要」など、
病名を伏せた上で理解を得る工夫が重要です。
【Q】復帰後に気を付けるポイントはありますか?
【A】負担が大きくなりすぎないよう、業務量や
役割を調整し、定期的な面談を行いましょう。
上司や同僚の負担にも目を向け、必要であれば
業務の再配分も検討してください。
がんと向き合いながら働く社員にとって、
職場の理解と支援は何よりの支えになります。
まずは、できることから制度や体制を見直し、
行動に移してみませんか?
(中川のコメント)
がんと聞くと、戸惑うのが自然な反応です。
ですが、「働き続けたい」という声に応え、
小さな配慮を積み重ねることで、会社への信頼は
確実に高まっていきます。
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編集後記
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「見える管理者」がいない職場では5Sは機能しない■
確かに職場全体が見えるようにしても、
管理者が常に不在では5Sの管理はできません。
役員・部長・課長・係長・班長など、
その場に責任者がいない状態は避けるべきです。
少なくとも四階級の管理者が在席していなければ、
職場の動きを正しく把握することは困難です。
「人の動作が見えるようにすること」が5Sではなく、
「誰が見ているか」が重要であるといえます。
見えるようにしておけば標準化が進み、
管理が可能となるのです。
出典:『5ゲン主義 5S管理の実践』(古畑友三著/日科技連)
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