■パワハラによる休職申請、既往歴がある社員にはどう対応?■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年8月3日 Vol.6038
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■年収443万円―安定か、絶望か■
(続きは編集後記で)

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■Q&A:パワハラによる休職申請、既往歴がある社員にはどう対応?■

Q:精神疾患の既往歴がある社員が、上司からの
パワハラでうつ病になったとして休職を申請。
調査ではパワハラとは言い切れませんでした。
どう対応すべきですか?

A:まず、社員が提出した診断書がある以上、
パワハラの有無にかかわらず、療養が必要な
状態なら休職を認めるのが基本です。
就業規則に沿って休職の発令を行いましょう。

Q:調査は一度済ませました。新たにメールや音声
などの証拠が出された場合も対応すべき?

A:はい。新しい客観的証拠が提出された場合には、
一度内容を確認するのが丁寧な対応です。
誠実な姿勢を見せることで、トラブル回避にも
つながります。

Q:そもそも、採用時に精神疾患の既往歴を
聞いておいてもよいですか?

A:避けるのが無難です。病歴は「要配慮個人情報」
にあたり、本人の同意があっても、不採用の理由に
なれば「就職差別」と批判される可能性があります。

Q:問題を未然に防ぐために、今できることは?

A:まずは就業規則を確認し、休職制度の運用が
曖昧になっていないかを点検しましょう。
また、相談窓口や調査の手順も見直しておくと
安心です。

「大ごとにしないために、先手の整備」を。
今できることから、少しずつ始めましょう。

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編集後記
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■年収443万円―安定か、絶望か■

年収443万円。これは国税庁が発表する平均年収です。
しかしこの数値は、全年代の平均であり、現実とは
少し異なります。2021年の平均年齢は46.9歳で、
正社員の年収は508万円、非正規は198万円。
就職氷河期世代の多くが非正規で働いている現実が
平均を押し下げています。中間層が崩れ、「年収400
万円もあったら安心」との声も出るほど。実態は、
中央値がより現実に近く、平均値よりも低い傾向に
あります。「年収443万円」に過度な期待をせず、
数字の背景を見ることが大切です。

出典:『年収443万円』 小林美希著

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