■「週19時間勤務」が思わぬ落とし穴に■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年9月23日 Vol.6099
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■「困った」と「困りごと」の違い■
(続きは編集後記で)

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■「週19時間勤務」が思わぬ落とし穴に■

「扶養内で働きたいが、時間や年収をどう調整
すればいいのか分からない」――パート社員を
抱える企業では、よく聞かれる悩みです。

最近の最低賃金引き上げにより、従来の「106万
円の壁」や「130万円の壁」が、働き方の現実に
大きな影響を及ぼしています。

例えば従業員51人以上の会社で週20時間働けば、
社会保険に加入し保険料は年間20万円前後かかり
ます。しかし、将来の年金は増え、老後の備えに
つながります。

一方で「扶養を維持するため」と週19時間に抑え
ても、時給1320円を超えると年収130万円を超え、
扶養から外れて国保と国民年金に加入することに。
その保険料は年間32万円前後と、かえって負担が
重くなるケースが出ています。

ある40代女性は「会社が小規模で社会保険に入れ
ないため、時給を上げても130万円の壁に当たり、
結果的に国保負担が重くなる」と悩んでいます。

今や「勤務時間を減らせば安心」という考えは通
用しません。働く側も企業側も、新しい制度と壁
の仕組みを理解しておくことが必要です。

経営者や総務担当者としては、社員が損をしない
よう働き方を一緒に考える姿勢が信頼につながり
ます。まずは社内のパート勤務者の労働時間と賃
金水準を確認することから始めましょう。

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編集後記
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■「困った」と「困りごと」の違い■

日常生活の中で口にする「困った」という言葉。
これは一時的な不便や迷いを指すことが多いです。
一方で「困りごと」は継続的に抱える悩みや課題で、
放置するとストレスやトラブルに発展するものです。

例えば「傘を忘れて雨に困った」は一時的な状況。
「部下がすぐ辞めてしまうのが困りごと」は長期的課題。
この違いを意識するだけで問題の整理がしやすくなり、
解決の優先順位を考えるヒントにもなります。

出典:『”恩送り”が世界を変える!』 著NPO法人チームふくしま

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☆発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
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