■1日8時間勤務にして休日を増やす――それはOK?■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年11月5日 Vol.6142
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■子育ての常識 ここが変わった■
(続きは編集後記で)

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■1日8時間勤務にして休日を増やす――それはOK?■

「1日7時間勤務を8時間にして、その分休日を増やしたい」
という相談を受けました。社員の働きやすさを考えた
前向きな工夫に見えますが、実際には注意が必要です。

たとえば、勤務時間を1時間延ばして週の休日を1日増やすと、
年間の労働時間はほぼ変わらないように見えます。
しかし、実際には思わぬ影響が出ることがあります。

まず、残業時間が減ることで残業代も減り、
結果的に「収入が下がる人」が出てくる場合があります。
また、保育園の送迎や介護など、生活リズムを
7時間勤務に合わせていた社員にとっては、
8時間勤務になることで対応が難しくなることもあります。

実際、ある会社でこの制度を導入したところ、
「休日が増えて家族との時間が取れる」と喜ぶ社員がいる一方で、
「保育園の迎えに間に合わなくなった」「収入が減った」と
不満の声も上がりました。結果として、制度の見直しが必要に
なったそうです。

このように、働き方の変更は社員によって
受け止め方が大きく異なります。導入前には、
社員への丁寧な説明と同意、影響のシミュレーションが欠かせません。
「希望者のみで試行する」など、段階的に進めるのも有効です。

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◆中川コメント
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働き方改革の目的は、単に労働時間を変えることではなく、
社員が安心して働ける環境をつくることにあります。
まずは、自社の就業規則を確認し、
変更が法的にも実務的にも問題ないかをチェックしましょう。
小さな一歩から、無理のない制度設計を始めましょう。

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編集後記
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■子育ての常識 ここが変わった■

1位 風呂上がりの赤ちゃんに白湯を
昔は当たり前のように与えられていましたが、
今は母乳やミルクで十分とされるため不要です。

2位 離乳食の開始は
かつては5カ月ごろからが主流でしたが、
今は6カ月ごろから始めるのが一般的です。

3位 アレルギーの出やすい食べ物は
昔は避けるべきとされましたが、
今は少量ずつ早めに与える方が予防になる
という考えが広がっています。

4位 授乳はいつやめる?
以前は1歳でやめるのが普通でしたが、
今は母子の状況に応じて無理なく続ける
流れになっています。

5位 風呂上がりなどのスキンケア
昔は特別なケアをしませんでしたが、
今はベビー用ローションや保湿剤で
肌を守るのが推奨されています。

6位 保育園いつから預ける?
0歳から利用する家庭が増えていますが、
環境の変化に慣れるための準備が大切です。

7位 パパは育休を
父親の育休取得は以前は珍しかったですが、
今は制度が整い、利用が広がっています。

8位 日光浴は必要?
昔は骨の成長のため必須とされましたが、
今は日焼けのリスクも考えられ、
適度に日光を浴びれば十分とされます。

9位 歩行器は歩く練習に役立つ?
かつては当たり前に使われましたが、
今は転倒や事故のリスクから
推奨されなくなっています。

10位 ランドセルの用意は
かつては入学直前に買うものでしたが、
今は年中のうちから予約・購入する家庭が
増えています。

出典:日経新聞プラスワン

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