■社員研修、やりっぱなしになっていませんか?■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年9月1日 Vol.6541
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■海の向こうに学び、国の形を整えた日本■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)
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■社員研修、やりっぱなしになっていませんか?■
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「社員研修をしたいけれど、
何を教えればよいのかわからない」
「忙しくて、毎年計画的に実施するのは難しい」
こんな悩みはありませんか?
職場を離れて行う社員教育や研修を、
OFF-JTといいます。
中小企業の役職員1000人を対象とした調査では、
過去3年間にOFF-JTを実施した企業は、
合わせて53.6%でした。
内訳を見ると、「毎年計画的に実施」が27.5%、
「計画的ではないが実施」が20.0%です。
「2年または3年ごとに計画的に実施」は、
6.1%となっています。
半数を超える企業が何らかの研修を行う一方で、
毎年計画的に実施している企業は、
3割に届いていません。
研修の必要性を感じていても、
日々の仕事を優先せざるを得ない会社は
少なくないのでしょう。
では、現場ではどのように考えれば
よいのでしょうか。
Q1 研修では何を取り上げればよいですか?
A まずは、自社が現在困っていることから
考えるとよいでしょう。
実施された研修で最も多かったテーマは、
「組織の活性化、管理能力・従業員の意欲向上」で、
43.3%でした。
次いで「自社事業の技術力、サービス力向上」が
40.5%となっています。
会社全体の元気を高めることと、
本業の力を磨くことが、
研修の大きな柱になっているといえます。
Q2 法令関係の研修も必要でしょうか?
A 会社で起こりやすい問題を考えながら、
優先順位を決めるとよいでしょう。
「ハラスメント防止などの
コンプライアンス強化」をテーマにした研修は、
33.4%でした。
知識を伝えるだけでなく、
「職場でどのような言動に気をつけるか」を
話し合う機会にすると、身近に感じられます。
一度に多くを教えようとせず、
自社で特に注意したい点に絞ることも大切です。
Q3 将来に向けた研修は何が考えられますか?
A 次の経営を担う人を、時間をかけて
育てる視点が大切です。
「経営を担う次世代リーダー・後継人材の育成」を
実施した企業は33.0%でした。
また、「デジタル活用の知識・能力向上」は
31.3%となっています。
目の前の業務に必要な技術だけでなく、
数年後の会社を支える人材と能力についても、
少しずつ準備しておきたいところです。
ワンポイントアドバイス
まずは研修計画を大がかりに考えず、
「今年、会社として改善したいこと」を
一つだけ書き出してみましょう。
その課題を解決するために、
誰に、何を、いつ学んでもらうのかを決めます。
研修後には「何がわかったか」
「仕事で何を試すか」を短く確認すると、
学んだ内容を職場につなげやすくなります。
OFF-JTの副次的な効果として、
「社内活性化」を挙げた割合は49.8%でした。
研修には知識や技術を身につけるだけでなく、
社員同士が会社の課題や将来について考える
きっかけになる面もあります。
立派な研修制度を一度に作る必要はありません。
まずは、今の会社に必要な学びが何かを、
社員の顔を思い浮かべながら、
一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
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【本からの気づきメモ】
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■海の向こうに学び、国の形を整えた日本■
6世紀、日本には百済から仏教が伝えられました。
その後、蘇我馬子が物部守屋を倒して力を伸ばし、
聖徳太子が摂政になると国づくりが進みます。
遣隋使や遣唐使に加え、留学生も中国へ渡りました。
仏教だけでなく、法律や政治の仕組みまで学び、
帰国した人々の知識が改革に生かされていきます。
645年に大化の改新が始まり、701年には中国を
手本とした大宝律令が制定されました。都も藤原京、
平城京、平安京へと移り、国の形が整っていきます。
804年には最澄と空海が遣唐使船で唐へ渡り、
新たな仏教を学びました。海を越えて知識を取り入れ、
自分たちの国に合う形へ変える工夫が、長い年月を
かけて日本の政治や文化の土台を築いたのです。
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