■派遣社員を本採用したときの年休はどうなる?■
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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!
発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年8月23日 Vol.6058
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■地位と宴席の落とし穴■
(続きは編集後記で)
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■派遣社員を本採用したときの年休はどうなる?■
Q.派遣で6か月働いた人を正社員として採用する
ことになりました。この場合、採用時点で年休を
与えなければならないのでしょうか。
A.結論からいえば、採用時点では不要です。派遣
期間は「他社での勤務」と考えられるため、自社
の勤続年数には含まれません。したがって、本採
用後に6か月勤務を終えた時点で年休を付与すれ
ばよいのです。
Q.具体的な例で教えてください。
A.例えばAさんが派遣社員として6か月働き、その
後に御社へ本採用されたとします。この場合、派
遣期間はカウントせず、御社に入社してから6か月
経過した時点で10日の年休を与えれば適法です。
Q.注意点はありますか。
A.派遣からの本採用は人材確保の大きなチャンス
です。ルールを理解していれば安心して採用判断
ができます。また、派遣期間と本採用後の勤務を
通算して6か月以上となる場合には、採用時点で年
休10日を付与するという運用も可能です。これは
会社の自由ですが、社員の信頼を得るうえで有効
な方法でしょう。まずは自社の年休規程を確認し、
現場で迷わないよう整備しておきましょう。
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編集後記
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■地位と宴席の落とし穴■
かつて日本のサラリーマン社会では、宴会や接待が
仕事の一部のように扱われていました。同じ場を共
にすることで、地位の高い人が部下に目をかけ、信
頼関係が築かれると考えられていたのです。しかし
現代では、豪華な会食や不必要な接待はむしろ負担
とされ、不要論が強まっています。形式的な場では
なく、内容のある対話や日常の誠実な姿勢こそが本
来の評価につながる時代です。見せかけの場に頼ら
ず、仕事そのものの質で信頼を築くことが重要です。
出典:『日本人の承認欲求』(太田肇著 新潮新書)
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